作品一覧

  • 感じて、ゆるす仏教
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    自らを追い詰める修行時代を経て、「感じてゆるす」境地にたどり着いた禅僧、藤田一照氏。その意味とは? 他者と関わることで見えたこととは? 気鋭の著述家が聞き役となり、その本質と魅力を探っていく。 【章立て】 第一章 「感じて、ゆるす」の誕生論 第二章 「感じて、ゆるす」の方法論 第三章 「感じて、ゆるす」の人生論
  • 悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門
    4.1
    ブッダは、人生の「苦」から抜け出すには、出家して修行、すなわち瞑想を実践することで、煩悩を解脱した「悟り」に至らなくてはならないと説いた。 では出家したくないのはもちろん、欲望を捨てたくない、悟りも目指したくない「普通の人」は、「苦」から逃れられないのか? 「普通の人」の生活にブッダの教えはどう役立つのか? 瞑想をすると何が変わるのか? タイで三十年近く出家生活を送る日本人僧侶と気鋭の仏教研究者が、スリリングな対話を通して「実践する仏教」の本質に迫る。
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    ブッダの直弟子たちは次々と「悟り」に到達したのに、どうして現代日本の仏教徒は真剣に修行しても「悟れない」のか。そもそも、ブッダの言う「解脱・涅槃」とは何か。なぜブッダは「悟った」後もこの世で生き続けたのか。仏教の始点にして最大の難問である「悟り」の謎を解明し、日本人の仏教観を書き換える決定的論考。

ユーザーレビュー

  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

    Posted by ブクログ

    素晴らしい。明らかに経典から読み取れる内容をかみ砕いて伝えてくれている。
    加えて、魚川さんのスタンスが、あらゆる流派を、それは探求ゆえに違いとして包含しようとしていて、その上で、ここだけは原始仏教の言っていることと違う!としている。

    0
    2025年08月15日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

    Posted by ブクログ

    面白い。一般の読者目線で、非常に平易かつ分かりやすく書かれている。よく陥りがちな疑問にもしっかりと回答されている。一気に読み切った

    0
    2025年07月06日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

    Posted by ブクログ

    2024.10.5〜 再読中。少しずつ追記していきます。

    【はじめに】
    「それだよ私の知りたかったことは!よくぞ書いてくれました!」と興奮させてくれる。もうここからぐっと引き込まれる。曖昧に濁そうとしない文章は気持ちが良いほど明瞭でわかりやすく、「愛してる…」となる。本書は仏教を「わかる」ための本であり、そのために①ゴータマ・ブッダの言う解脱・涅槃(仏教の目的・本質)とは何か、②彼は「悟った」後、なぜ死ななかったのかが明らかにされていく。

    【第一章】
    本書は、仏教を「人間として正しく生きる道」なんて陳腐なワードで説明することをまずはっきりと否定している点において信頼できる。むしろ労働や生殖

    0
    2024年11月26日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

    Posted by ブクログ

    著者は、諸行無常・寂滅為楽とする原始仏教から逸脱して衆生救済を掲げる大乗経が「なぜ仏教と名のれるのか」という疑問から出発するが、滅後百年頃の小乗経と数百年後の大乗経を区別しない。歴史的釈迦に現代でもっとも近いのはおそらく禅宗とする/ミャンマーから世界に広がっているテーラワーダ仏教では悟りは実在し、人格が良くなることではない。ブッダは自らの證得した法が「世の流れに逆らう」から語らないつもりであった。解脱者は「凡夫が生の内容だと思っているもの」をいったん否定し、執着を捨て善因楽果悪因苦果で個人人格輪廻を否定

    0
    2024年09月11日
  • 仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

    Posted by ブクログ

    本書を入門書や注釈書といって良いものか?
    ゼロポイントの題通りに、ど真ん中を、引用、知性を持って理論的に説き明かしていく。そしてそれは筆者の裏付けのある実践でもって支えられている。
    仏教用語に関する予備知識や仏教に触れる経験があった方がより興味深く読めるとは思います。
    歴史を振り返ったりスッタニパータ等についての解説もあるが、畢竟、至極当たり前の事が書かれています。
    しかしこの視点で書かれた仏教書は多くはない気がします。
    ここ20年で読んだ仏教書では最良の一冊であると思います。
    本当にお勧めします。

    0
    2023年08月28日

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