作品一覧

  • イソップ寓話1

    イソップ寓話

    小説・文芸

    -
    1~2巻660円 (税込)
    紀元前5世紀のヘロドトスの「歴史」に出てくる作者イソップ。だがその生涯はよくわからない。しかし、イソップ作とされる寓話の数々は、いつしかまとめられて多くの国の言葉に訳されて普及した。日本でも1593年に『天草本伊曾保《いそぽ》物語』が出版された。おもに動物や植物を材料に書かれたその寓話は、末尾の警句とともに、大人が改めて読んでも非常におもしろい。本寓話集には、(1)に148編の寓話を、(2)には120編の寓話と、同じく寓話作家として有名なラ・フォンテーヌの手になる、これも非常におもしろいイソップの伝記寓話15編が収めてある。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    完結

    ミセスハリス

    小説・文芸

    3.9
    全4巻990~1,320円 (税込)
    映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』 2022.11.18(金)より映画公開 もうすぐ60歳の家政婦さんがディオールのドレスに恋をした! 1950年代のロンドン。ハリスおばさんはもうすぐ60歳の通いの家政婦。夫を亡くし、質素な生活を送っている。ある日、勤め先の衣装戸棚でふるえるほど美しいクリスチャン・ディオールのドレスに出会う。今まで身なりを気にしてこなかったが、自分もパリでドレスを仕立てようと決意し、必死でお金をためることに。やがて訪れたパリで、新しい出会い、冒険、そして恋? 何歳になっても夢をあきらめない勇気と奇跡の物語。解説・町山智浩 ※本書は、1979年12月に刊行された『ハリスおばさんパリへ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:Mrs Harris Goes to Paris この物語は、還暦近い家政婦ハリスさんが、努力と幸運と善意で、パリの高級ドレスを仕立てることになる、シンデレラ・ストーリーです。しかし、その背景には、当時、イギリスやフランスで起こりつつあった社会変動が隠されています。 オート・クチュール(高級仕立て服)はどれも一点ものです。だから、ファッションショーもごくごく限られた大金持ちのお得意様だけに見せるものでした。 ハリスさんはそれでも堂々とショーを見せろと要求します。自分が汗水垂らして稼いだ金を持ってきたのに何を恥じることがあるのか。 ディオールのマダムは、ハリスさんを見て「不思議な風格」を感じます。風格とか気品はその人の生まれ育ちや着ている服ではなく、内面から立ち上がるものだからです。 一生縁がないと思われたドレスを作ることが、ハリスさんなりの反逆であったことはいうまでもありません。――町山智浩

ユーザーレビュー

  • ミセス・ハリス、国会へ行く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これまでパリ、ニューヨークとシリーズを2作読んで、私はすっかりハリスおばさんのファンになっている。
    今回のハリスおばさんの行き先は国会だった。読み始めたときは理解しづらいところもあったが、後半になるにつれてどんどん物語に惹き込まれていった。

    私は、ハリスおばさんならどこでもどんなことでもやってのけるのだと思っていた。しかし、この物語では、人それぞれ自分に合う仕事があり、それでいいのだと感じ、安心感を得た。また、ハリスおばさんも一人のどこにでもいるおばさんなのだと分かった。人間関係の複雑さや、社会で暮らすことの難しさは、昔も今も、どこの国でも変わらず普遍的なことだと理解できた。

    責任感のあるハリスおばさんにとって、議員を辞めることは心苦しいことだったと思う。しかし、そのまま議員を続けることの難しさを理解し、自分の力量や不得手を認めて辞めるという、辛く勇気のいる決断をしたことに、ハリスおばさんの人間性を感じた。

    また、ベイズウォーターさんとハリスおばさんの関係がこじれて、今までジョンと親しく呼んでいた名前が「ベイズウォーターさん」と呼ばれた時には、悲しくて印象的な場面だった。
    二人の関係はこれで終わるのかなと思ったが、そうではなかった。
    ベイズウォーターさんはこれまでの自分の人生をどう振り返ったのだろう、どんな人生を送ってきたのだろうと気になった。
    一人で傷心の旅に出るのかと思いきや、親友であるアダを救うために二人で出発することになった。
    この二人が今後どう過ごし、どうなるのか、続きの物語がとても気になるラストだった。

    ハリスおばさんの強さと弱さの両方に触れられて、人は完璧でなくても大丈夫と、とても印象に残った物語だ。

    0
    2026年09月14日
  • ミセス・ハリス、モスクワへ行く

    Posted by ブクログ

    ハリスさん、いつも前向きだし、いつだって周りの人のことを考えている。

    そして、今回はさすがに難しそう?と思っているであろう読者を裏切る、叶わないことなんてない!と思っているポジティブな思考と、並々ならぬ運の良さを引き寄せる力!

    バターフィルドさんとの友情も、いつも素敵だなって思う。

    シリーズはこれで終わりだけど、これからも素敵な人生を送っていくだろうし、私もハリスさんみたいなおばさんになりたい。

    0
    2025年06月04日
  • ミセス・ハリス、パリへ行く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画を見てからこの本を読んだのである程度ストーリーは知っていたけれど、映画と話の展開が違っていて読むのが楽しかった!

    原作の方が、ディオールで働く人たちがハリスさんに対して友好的で優しい。
    あのマダムコルベールでさえもハリスさんのもつ女性の強さに感銘を受けて協力的にうごく姿に映画とのギャップを感じた。

    自分の今までの人生と照らし合わせながら、ハリスさんの言動にうんうん分かるとうなずきながら読み進めていった。

    ずっと欲しかったドレスを買ったということではなく、そこに行き着くまでの経験や人との出会いが何よりの財産となり、それは生涯失われることのないものとなる、という感覚に気づけたハリスさん。この経験をした人でないと得られない感覚だなと思う。

    ひとつひとつの描写が頭の中でイメージしやすかった。
    最後の部屋にお花が運ばれてきて思い出の場所、人、匂い、情景が思い起こされてくる様子が、私もハリスさんみたいに一緒になって想起していけたのは、この作者の描写力によるものなのだろうな。

    0
    2025年03月12日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

    Posted by ブクログ

    落ち着いたあったかいロンドンの風景を思い出す 良かった!展開もどんどん変わったし、ハリスおばさんが窮地にたったりと少しハラハラしながら読めた。しかもやっぱり、ロンドンの建物の雰囲気とかお茶の文化とか、そうゆうのはいいなぁ、と思うと同時にフレンドリーなロンドンの人々だったりもあったかいイメージが呼び起こされて非常に良かった。最後に、家に帰る、ってもんはいいもんだねぇ。という一言があるが、実はまさにそうなのであるよね。

    0
    2026年03月14日
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミセスハリス、パリへ行くが面白かったので、続けてミセスハリス、ニューヨークへ行く、も読んでみました。

    今度は、隣家に住む一家から虐待を受けている可哀想な坊やの父親を探しに、ちょうど舞い込んできた家政婦のお仕事に相乗りしてニューヨークまで行ってしまいます。

    ハリスさんの人柄にみんな引き込まれてしまい、みんなが自分ごととして捉えて手助けしたくなる、素敵な夫人の話にワクワクしながら読み進めました。

    パリ版でも出てきたシャシャニュ侯爵が登場し、息子から電信を受け取るところでは大笑いしてしまいました。次は国会です!

    0
    2024年02月01日

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