河上肇の作品一覧
「河上肇」の「御萩と七種粥」「閑人詩話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「河上肇」の「御萩と七種粥」「閑人詩話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
恥ずかしながら、『貧乏物語』というタイトルから大正期の貧困のルポルタージュのようなものをイメージしていたが、全く違った。一般新聞読者に向けた経済学の啓蒙書。しかも経済学の原理と倫理にしぼり、当時の読者になじみがあったであろう儒学の名句なども織り込みながら、当時の西欧の経済状況とこれからの日本経済のあり方について、わかりやすく説いている。ドイツ革命およびロシア革命の直前に書かれた文で、ドイツやイギリスの総力戦体制を社会主義(「経済的な国家主義」)への先駆として評価しており興味深い。現代の視点からながめれば、つっこみどころはいろいろあるが、それを差し引いても論の展開がおもしろい。現代の貧困問題を考
Posted by ブクログ
人間社会が抱える諸問題、特に経済に起因する問題解決に対するアプローチの仕方、考え方、このことについて、いくら時を経ようと、先人の英知を検証し、「知の継承」ということは重要なことであると思う。
佐藤優氏のそのような考え方の下、発刊されたのが。河上肇氏の書いた「貧乏物語」の現代語訳版である。
経済学者として10数年のキャリアで書かれた当該書籍、これはこれで、情報発信するものであり、当時の時代状況で発信された内容を佐藤氏が最後に論評を加えている。
その中で、良質な小説等の紹介があり、早速、2冊を読みたいというカテゴリーにノミネートしておいた。
読書は永遠です(笑)。