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第一次世界大戦下の日本で、社会問題化しはじめた。「貧乏」の問題を直視した河上肇(一八七九―一九四六)は、なぜ多数の人が貧乏しているのか、そしていかにして貧乏を根治しうるかを古今東西の典籍を駆使しながら説き明かす、富者の奢侈廃止こそ貧乏退治の第一策であると。大正五年『大阪朝日新聞』に連載、大きな衝撃を与えた書。
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Posted by ブクログ
現代と時代背景が異なるので少し想像しづらいが、これは物不足の時代における「貧乏物語」。大正以降の資本主義経済が生み出した社会的矛盾の原因と対策を述べる。
限りある資源が富裕層の奢侈の為に費やされる。ゆえに貧困層に生活必需品が行き渡らない。そして貧困の追放のために資源は一般民衆の為に大量生産され、安価に供給されるべき。という持論が展開される。
社会的な階級の差を現前化させて経済を語ることは、大正デモクラシー期に於いては社会主義や共産主義の活動に援用されたのだろう。しかしその後の日本にとっては国家社会主義や皇国思想、軍国主義を支えるひとつの柱ではなかっただろうか。
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