ギ・ド・モーパッサンの作品一覧
「ギ・ド・モーパッサン」の「ある女の告白」「ある自殺者の手記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「ギ・ド・モーパッサン」の「ある女の告白」「ある自殺者の手記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
人生は、ままならない。
ハッピーエンドで終わる物語が好きで、報われない物語に対して毛嫌いをしていた。けれど、人生は不平等で不公平なのが普通であり、その現実を教えてくれた作品の一つでもある『女の一生』は、お気に入りになった。ジャンヌがレ・プープルにやってきた時の夜の思い出に浸っている時、この世界に喜びも幸福もないということがありうるだろうかと訝しんでいる描写が印象的であった。どれだけ辛いことに直面していたとしても、何かしらの過去の嬉しい出来事がいつかの自分を救ってくれる、そんな気持ちにしてくれたからだ。人生にはどうしようもないことがたくさんあるけれど、過去の嬉しい出来事が生きる活力を与えてくれると信じて、感情に左右されることなくありのままを受け入れて生きていきたい。
Posted by ブクログ
この本は大学生くらいまでによんだほうがいい!とおもいながら
ありきたりなタイトル?からは想像もつかない普遍でありそうでないような展開。
本の帯もあらすじもなにもなくよんだほうがいいとおもう。
最後のロザリの境地になれるのは相当な晩年かもな。これは語りたい。とおもいました。
にしても,主人公ジャンヌは40代半ば。作者は33歳のときに、これを書いている。どういう事?とおもいました。
物語でない素顔の人間の姿。というかんじ。宗教観や村の様子もこんなかんじだったんだろうな。だれが悪いとかいいとかでなく社会制度やお金に振り回されていてはらはらした。
Posted by ブクログ
それ以下でも、それ以上でもない。人生のありのままを描いている。
突き放されたり、ひょんなことに救われたりそんなことばかりだ。
夫に浮気されること、可愛がってくれる両親に愛されること、宗教にすがったり諦めたりすること、息子に捨てられること、ロザリが恩を返し助けてくれること。
夢もなく恐れもなく( nec spe nec metu )がある。期待を予見するでもなく、なにかに怯えるでもなく、ただただ日々を生きる。ロザリが最後に残した言葉の延長線に、こんな考えを持てるのではないかと感じた。
それにしても女性の心の機微を描くのが上手い。初夜の夜など、恐怖と苦しさとわずかな期待と、どの女性もひそかに抱えている思いが詰まっているのではないだろうか。そんなふつふつと心で煮え切らなかった部分を物語で言語化してくれてなんだかすっきりしたような気持ちになった。
恋愛の話。恋はどうわきあがり、恋にどう失望し、結婚にどう折り合いをつけて行くか。
家族の話。親、配偶者、子供、ペット。
お金の話。日々をどう生きるか、お金をどうやりくりするか。資産をどうするか。
社会階層の話。身分の違い。男爵、公爵、使用人、農民、聖職者。
景色。家の家具や、匂い。庭の並木道。海があったり、岩があったり、森があったり。日常に囲まれた景色ってこうだよなあと引っ越しのシーンで共感した。雨が降ったり、波が荒れたりして、都会に住む私は自然と共にある景色とか生活って素敵だなあって感じた。(と同時にそんなに綺麗じゃなかったり大変な季節もあるのだろうけど)
あと人生でたくさん旅行したいなと思った