作品一覧

  • はじめての植物学 ――植物たちの生き残り戦略
    3.7
    1巻825円 (税込)
    身の回りにある植物の基本構造と営みを観察してみよう。大地に根を張って暮さねばならないことゆえの、巧みな植物の改造を知り、植物とは何かを考える。
  • ヤマケイ文庫 植物のプロが伝える おもしろくてためになる植物観察の事典
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    博物館や植物園で働いてきた植物学の専門家が伝える知られざる植物のすがた! 「虫のオーダーメイドでできた花」 「同じ水草が姿形の異なる葉っぱをつけるワケ」 「敵を死にも至らしめる、植物の化学兵器」 「植物はなぜ毒を持つ?」 などなど、読めば植物観察がいっそう楽しくなる全83編の特別レクチャー! 読めばおどろき、身近な花や草木を見る目が変わる知識や視点が満載です。 ■内容 1章 魔術師も驚愕! 芸達者な植物たち 2章 植物が繰り広げるおどろきの生活 3章 多彩な風景を育む植物 4章 動物も手玉にとる植物のすご腕 5章 人間が変える植物の世界 6章 人知が引き出す植物の潜在力
  • バラの世界
    3.0
    1巻1,485円 (税込)
    冬のバラを好み、わざわざエジプトから取り寄せていたという皇帝ネロ。晩餐会で天井から大量のバラの雨を降らせ、客を窒息させたほどの愛好家だった暴君ヘリオガバルス。古代ローマ人は悪酔い防止にバラの花冠が効くと信じ、中世の詩人や作家、画家はこぞってバラを描いた……。ただの「花」がなぜ憧れの象徴となり、かくも人々を虜にし続けるのか。野生から改良種まで、世界の多様な品種を眺めつつ、はてなき美の世界を旅する! まえがき 第1章 クノッソス宮殿の謎 クノッソス宮殿/青い鳥/それはバラか、バラなら/バラとする根拠/ロナ・ハースト/バラは単なる花 第2章 ギリシアとバラ テオフラストス/バラを詠む/バラ熱の兆し/何が魅力か 第3章 ローマとバラ 高貴な花へ/日常を飾る花に/休日はペストゥムで/ローマのバラとは/バラの花環/生活に欠かせぬ花に/バラの下で 第4章 バラの植物学 レーダーはいった/バラの容姿/バラの葉/托葉/バラの花 第5章 バラの園芸化の歴史を辿る 八つの野生種/一八六七年/グループとは/オールド対モダーン 第6章 オールド・ガーデン・ローズ ローザ・ガリカ/バラ水のバラ/ジョセフィーヌの幸運/2000を超す園芸品種/ダマスクバラ/バラ戦争/マルメゾン庭園のダマスクバラ/秋に返り咲くダマスクバラ/秋に咲くダマスクバラの再来/ローザ・アルバ/ボッティチェルリの『ヴィーナス誕生』のバラ/<ジャンヌ・ダルク>/キャベジ・ローズあるいはセンティフォリア 第7章 モダーン・ガーデン・ローズの黎明期 コウシンバラとは/ハーストの見解/コウシンバラの標本/英国のコウシンバラ/英国外でのコウシンバラ/二つのチャイナ・ローズと二つのティー・ローズ/スレーターズ・クリムソン・チャイナ/パリ自然史博物館の標本/カルカッタ植物園/パーソンズ・ピンク・チャイナ/ヒュームとパークスのティー・ローズ/ノワゼットバラの誕生/ブルボン 第8章 バラの花譜 バラの画家ルドゥーテ/マルメゾンの館/フランスのバラ図譜/英国のバラ花譜/ドイツ・オーストリアのバラ花譜 第9章 世界の野生バラ 〇中国のバラ 〇ヒマラヤのバラ 〇西アジアのバラ 〇ヨーロッパのバラ 〇アルプスのバラ 〇アメリカのバラ 第10章 日本のバラ ノイバラ/テリハノイバラ/ミヤコイバラ/ハマナス/サンショウバラ/カカヤンバラ 第11章 バラの現在・未来
  • 牧野富太郎の植物愛
    4.0
    幕末に生まれて94年。無類の植物学者、牧野富太郎が生涯を懸けて進めた研究は、分類学と呼ばれる、多様性を可視化させる研究だ。多種多様な植物が地球上に生息することを知らしめ、物言わぬ命の豊饒さを書物に残したその存在を、植物分類学の第一人者が悠々たる筆致で照らす書き下ろし。2023年度NHK連続テレビ小説「らんまん」モデルを知るための絶好の書!

ユーザーレビュー

  • 牧野富太郎の植物愛

    Posted by ブクログ

    小学校中退の異例の学者で、本当に珍しい人物。
    教授に会うまでずいぶんと時間がかかったこと、上京するまでの迷い、英語での論文執筆の苦労など。
    学位は友の心に報いること、父母へのみやげと言っている。なんとなくわかるなぁ。
    でも本当にやりたい人には人が集まり、輪が広がっていくんだね。
    手書きの年賀状や写真も楽しい。

    0
    2024年03月03日
  • はじめての植物学 ――植物たちの生き残り戦略

    Posted by ブクログ

    植物観察が日常になっています
    名前を覚えたい、というところから、植物の構造、生態系、もっと知りたいと思うようになったきたので、
    この本は本当に楽しいです
    わかりやすい
    ずっとそばに置いて、忘れたこと、分からないことがあったら読み続けたい本です

    0
    2020年09月07日
  • はじめての植物学 ――植物たちの生き残り戦略

    Posted by ブクログ

    植物学の入門書。

    「ちくまプリマー新書らしい」というしかない一冊。情報量はそれほど詰め込んではいないのだけど、要所を押さえていて、その業界の全体感を掴むのにいい一冊。

    植物学に興味がある人向け、というよりは、「植物に関係のあるどこかで方向性を見失っている人」向けな一冊。

    0
    2015年03月10日
  • バラの世界

    Posted by ブクログ

    バラの歴史の本。ひと言で言えばそうなのだが、その範囲は植物学、細胞学、育種学、分類学、植物画、文化史と幅広く取り扱われている。

    古代ローマ時代にエジプトからバラを輸入していとあるが、どのような輸送方法だったのだろう?
    当時は船輸送だと思うが、鉢植え状態では土の重さが問題になるだろうし、冷蔵技術の無い当時に切花輸送は不可能だろう。とても気になる。

    現代の私たちは四季にバラを愛でているが、これが中国のコウシンバラに由来するということを初めて知った。

    日本の野生バラは一重の素朴なものである。室町時代にキリスト教伝来時には、ヨーロッパの八重咲きのバラの絵画も同時にもたらされたと思うが、ヨーロッパ

    0
    2025年03月30日
  • ヤマケイ文庫 植物のプロが伝える おもしろくてためになる植物観察の事典

    Posted by ブクログ

    フィールドを歩いていると植物を見かけるのだが、中身は全くわからず「生えているなー」ぐらいだった。すこしでも掘り下げるために読んでみた。もとは雑学事典だったのが文庫化したもの。原題のとおり観察よりも雑学が主なコンテンツ。わかりやすくて楽しく読めたが、観察スキルはあまり上がった気がしない。

    0
    2024年09月22日

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