作品一覧

ユーザーレビュー

  • 自衛隊の誕生 日本の再軍備とアメリカ

    Posted by ブクログ

     日米の政治外交史、石橋湛山などの研究で知られる増田弘氏の著作。

     戦後の再軍備関係を研究しているなら、増田氏の"Rearmament of Japan"の史料集の名を知らない人はいないだろう。

     その増田氏が執筆した戦後の再軍備過程を描く著作なので、期待して読んだのだが、この新書あまり高く評価できない。
     もちろん、膨大な一次史料に立脚した信憑性の高い研究だとわかるのだが、いかんせん文章に面白味が全くない。何か年表をそのまま文章にしたかのような文章で、内容が頭の中に入ってこない。(もちろん、これは私の勉強不足でもあるのだが…)

     研究書としては分量が足りないし、新書

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    2010年02月08日
  • マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ

    Posted by ブクログ

    マッカーサーについて、フィリピン軍事顧問時代から朝鮮戦争時の国連軍司令官解任までの調査に基づき、その人間像を明らかにしたもの。二次大戦における個々の戦闘や日本占領期の施策については詳細の記録が残っているが、バターンボーイズの調査を通じマッカーサーという人物を軸に縦にそれぞれの出来事を450頁に簡潔にまとめられている。「終章」でマッカーサーの人間像についてまとめられているが、それまでの分析が的確であり、説得力があった。

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    2018年11月26日
  • マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ

    Posted by ブクログ

    GHQのマッカーサーが日本に来る前に何をしていたのか―日輪の遺産を読んで、マッカーサーは親子2代でフィリピンを統治していたときに莫大な遺産を作っていたと聞いて、気になって読んでみました。マッカーサーは一度日本に敗れ、フィリピンからオーストラリアに逃げた。そしてそこで一緒に逃げた部下たちで組閣し直し体制を立て直して、フィリピンを再奪回し、その奪回後の占領政策でのテストを経て日本の占領政策を進めていった。社会の教科書にはそこまで書いていなかったので、初めて知ったマッカーサーの姿がたくさんありました。そして偉い人の部屋が大きい理由に得心できたのもこの本でした。そうか考えるとき、歩きながら考えをまとめ

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    2012年11月17日
  • マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ

    Posted by ブクログ

    ハルバースタム著の朝鮮戦争でマッカーサーの人となりに興味がわいたので読んでみた。フィリピン統治時代から第二次世界大戦を経て日本統治に至るまでの流れにおいても、朝鮮戦争時代におけるマッカーサーとは本質的に変わらず、朝鮮戦争での解任は起こるべくして起きたと認識させられる。
    ハルバースタムがマッカーサーの負の面を大きく描いたのに対し、本作では正の面にも焦点を当てて描いており、一言では語り切れないマッカーサー像を補完している。その結果、全体としてまとまりにかける印象があるが、そこがまた面白い。

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    2011年11月12日
  • マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ

    Posted by ブクログ

    東洋英和女学院大学国際社会学部教授(日本政治外交史)の増田弘によるマッカーサーの評伝。

    【構成】
    第1章 フィリピンとの邂逅
    第2章 バターンボーイズの誕生
    第3章 日米開戦前夜からマニラ脱出まで
    -1941年10月から同年12月まで-
    第4章 マニラ陥落と第一次バターン攻防戦
    -1942年1月初旬から2月初旬まで-
    第5章 コレヒドール島脱出計画
    -1942年2月初旬から2月下旬まで-
    第6章 マッカーサー一行のコレヒドール島脱出
    -1942年2月下旬から3月中旬まで-
    第7章 第二次バターン攻防戦と”バターン

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    2011年06月20日

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