増田弘のレビュー一覧
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日米の政治外交史、石橋湛山などの研究で知られる増田弘氏の著作。
戦後の再軍備関係を研究しているなら、増田氏の"Rearmament of Japan"の史料集の名を知らない人はいないだろう。
その増田氏が執筆した戦後の再軍備過程を描く著作なので、期待して読んだのだが、この新書あまり高く評価できない。
もちろん、膨大な一次史料に立脚した信憑性の高い研究だとわかるのだが、いかんせん文章に面白味が全くない。何か年表をそのまま文章にしたかのような文章で、内容が頭の中に入ってこない。(もちろん、これは私の勉強不足でもあるのだが…)
研究書としては分量が足りないし、新書 -
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GHQのマッカーサーが日本に来る前に何をしていたのか―日輪の遺産を読んで、マッカーサーは親子2代でフィリピンを統治していたときに莫大な遺産を作っていたと聞いて、気になって読んでみました。マッカーサーは一度日本に敗れ、フィリピンからオーストラリアに逃げた。そしてそこで一緒に逃げた部下たちで組閣し直し体制を立て直して、フィリピンを再奪回し、その奪回後の占領政策でのテストを経て日本の占領政策を進めていった。社会の教科書にはそこまで書いていなかったので、初めて知ったマッカーサーの姿がたくさんありました。そして偉い人の部屋が大きい理由に得心できたのもこの本でした。そうか考えるとき、歩きながら考えをまとめ
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ネタバレマッカーサーといったら高校の時に習った世界史の本のあの写真、軍用機から降りてくるパイプを持った姿が思い浮かぶ。
あとはGHQの最高司令官だったこと、フィリピンから撤退するときに”I shall return.”と語ったこと、朝鮮戦争時、中国軍に対して原子爆弾を使用するしないでトルーマンと対立して解任されたこと、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」との言葉くらい。
この本には彼の負の部分、PRが巧みだったこと、責任を他人に押しつけることがあったこと、日本軍の軍事力を見くびっており奇襲によって在フィリピンの米軍が甚大な被害を被ったことなどが語られている。
良い点としては、勇敢な将軍であったこと、 -
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ネタバレ[ 内容 ]
連合国軍最高司令官として日本占領の責任者となり、日本人にとって最も印象深いアメリカ人の一人となったダグラス・マッカーサー。
彼の考え方や行動を探ろうとしても、厚木飛行場に降り立ったとき以降は見ただけでは判明しないことが多い。
本書では、父の代から縁の深いフィリピンとの関係、またコレヒドール島脱出時に同行した側近たちについて、詳しくその足跡を辿りながら、不屈の英雄の全貌を明らかにするものである。
[ 目次 ]
第1章 フィリピンとの邂逅
第2章 バターンボーイズの誕生
第3章 日米開戦前夜からマニラ脱出まで―一九四一年一〇月から同年一二月まで
第4章 マニラ陥落と第一次バターン攻 -
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ネタバレ[ 内容 ]
一九五四年に自衛隊が生まれて五〇年が経過したが、警察予備隊の発足から陸海空の三自衛隊として陣容が整うまでには、さまざまな曲折があった。
旧陸海軍将校をどう活用するかなど、アメリカの中でも意見の統一を計りがたいことが多く、日本政府との交渉も困難を極めた。
本書は、ワシントンの公文書館で公開が始まった資料をもとに、政治と社会、そして軍事と多岐にわたる自衛隊誕生の歴史的経過を明らかにするものである。
[ 目次 ]
序 自衛隊はどのように誕生したか
第1部 陸上自衛隊の誕生(警察予備隊と民事局別館(CASA) 保安隊と在日保安顧問部(SASJ) 保安隊と在日保安顧問団(SAGJ) 陸上 -
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マッカーサーの日本占領時の本はたくさん出ているが、この本が圧倒的に分量を割いているのはその前のフィリピン時代の話。
そこに彼のキーがある。
彼が重用する人間たちもこの時代の「バターン・ボーイズ」が占めることとなる。
尊大で自己顕示欲が強く、インナーサークルを使って物事を動かす彼は敵も多かったが、それでもワシントンが彼を使い続けてのは彼の優秀さにある。
士官学校の成績はいまだに破られてないようだが、単なる軍人ではなく平時の際にも圧倒的な才能を示すことができたのが、彼の強みだった。
そのことが日本の占領を成功させてことは疑いようもない事実だろう。
が、その優秀さと裏腹に彼の欠点というべ -
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世界中の多くの場所で紛争が起きている。直近の情勢ではイスラエルがイランを攻撃したニュースが流れていた。イランの核濃縮を食い止めるため、と言うのがイスラエルの主張であるが、危険な芽を摘んでおくと言う考えが許されるなら、世界は血で血を争う紛争だらけになる。世界中の主権国家が自分たちの為にやる事に一々外部から反応していたら、地球はあっという間に青い星から赤い星に変わるだろう。今回のイスラエルの件に関しては、何故イランが核濃縮を進め(核兵器に必要な90%以上の濃縮に対して60%まで到達していた)、周辺諸国(敵対するイスラエルにとっての)の危機になっていたのか、そこから考えなければならない。ユダヤ教シオ
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ネタバレ“I shall return.” GHQのカリスマ将軍。日本では印象の薄いフィリピン時代に重点を置いた本。
やはりフィリピンの内容が多いので興味薄い内容が多かった。それでも、フィリピンでの苦い体験があったことが、日本占領時代にすくなからず影響を与えているはずだから、こういう日の当て方の本はとても大事だと思う。
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pⅴ フィリピンは日本の実験台になった
フィリピン統治を担当したマッカーサーはその経験で日本の占領統治をした。だからフィリピン時代からマッカーサーを見ていくことが大事なんだ。
p5 38歳で准将
は当時の最年少記録であった。第一次大戦ではライン川西岸のドイツ占 -
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[ 内容 ]
メディアではわからない「7大紛争」。
「宗教対立」や「民族紛争」はあとづけだ!
世界を揺るがす原因が丸わかり!
各紛争の専門家が真の理由を炙り出す。
[ 目次 ]
第1章 「アラブ対イスラエル」―「民なき土地」の戦争と平和
第2章 「アメリカvs.イラク紛争」―イラク戦争後の国内政治のゆくえ
第3章 「朝鮮半島危機」―国際核不拡散体制への挑戦
第4章 「台湾海峡危機」―せめぎ合う中台のナショナリズム
第5章 「歴史認識をめぐる日中危機」―謝罪してきた日本、反省を認められない中国
第6章 「現代アフリカの紛争」―ルワンダの大量虐殺が示唆するもの
第7章 「東ティモール紛争」―新興