澤井繁男の作品一覧
「澤井繁男」の「澤井繁男 小説・評論集」「自然魔術」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
深く考えずに「魔術師」と言う言葉に惹かれて手に取ったら、思った以上に哲学哲学していて目を剥いた。
哲学は性に合わず避けて生きて来た。とはいえ、プラトンやらアリストテレスやらソクラテスやら、名前だけは知っている。もちろん、ニュートンも知っている。ただ、知っているだけだ。ニュートンは「万有引力の法則」だよね、くらいなものだ。
そのため、理解に時間が掛かり眉間に皺を寄せて読み進めたのだが、読み終わった今の感想は「哲学、面白いな?」である。
哲学という概念も、魔術師や錬金術師という言葉も、素人の哲学・歴史知識とライトノベルのイメージで漠然と抱いていた内容とは全く異なっており、目からうろこだった。
キ
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
二十代、人工透析。
三十代、腎臓移植。
四十代、移植腎の不全・人工透析再開。
五十代、腹膜透析。
ルネサンス研究者である著者は、若くして腎臓を病み、以後肉体の理不尽に翻弄されつつ、いのちの“再生”を我がこととして、生きてきた。
そこで直面した生と死、身と心のかたちとは?
抽象的な「身体」でなく、生身の「肉体」を軸に、当事者の立場から“いのち”の倫理を考える。
[ 目次 ]
第1章 腎臓移植を受けた者として(臓器移植体験者として;移植された臓器が死んだ日 ほか)
第2章 透析・移植医療あれこれ(摘出されなかった移植腎;体験者無視の不毛さ ほか)
第3章 「からだ」を見つめて(肉体