澤井繁男のレビュー一覧

  • 自然魔術

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    なかなかこれを全部読むのは難しいよね
    読めないわけじゃなくて、これを読む時間で違うものを読みたくなる
    ルネサンスってもこんな世界観だったのか、と興味は満たされる

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    2019年05月31日
  • 魔術師列伝

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    ネタバレ

    深く考えずに「魔術師」と言う言葉に惹かれて手に取ったら、思った以上に哲学哲学していて目を剥いた。
    哲学は性に合わず避けて生きて来た。とはいえ、プラトンやらアリストテレスやらソクラテスやら、名前だけは知っている。もちろん、ニュートンも知っている。ただ、知っているだけだ。ニュートンは「万有引力の法則」だよね、くらいなものだ。
    そのため、理解に時間が掛かり眉間に皺を寄せて読み進めたのだが、読み終わった今の感想は「哲学、面白いな?」である。
    哲学という概念も、魔術師や錬金術師という言葉も、素人の哲学・歴史知識とライトノベルのイメージで漠然と抱いていた内容とは全く異なっており、目からうろこだった。

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    2025年06月28日
  • 魔術師列伝

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    中世と近代のはざまで活躍した魔術師や錬金術師を紹介する本。正直なところ途中まで知識不足のためか読み込めなかったのですが途中からある種の奇書(当時は最先端の知恵)を紹介しておりとても楽しめました。中世の歴史や錬金術に興味がある方におすすめです。

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    2023年04月29日
  • 自然魔術

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     世の中の事象について様々な文献と経験、実験からその理由を解き明かした集大成であり、科学が宗教、哲学から独立する、まさにその時を垣間見ることができる。乾湿、冷熱、男女といったところに理由を求めているものの、経験と実験を重視し、”神がそう定めた”、”そのように定められている”というだけの結論にはならないよう書かれている。生物が泥の中から自然に発生することを肯定する一方で蒸留や製鉄などは比較的正しい記述となっている。中でも磁石とレンズは現代においても十分に通じる内容となっており、そのあたりからも科学が生まれようとしていることが見て取れる。

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    2017年06月30日
  • 腎臓放浪記

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    [ 内容 ]
    二十代、人工透析。
    三十代、腎臓移植。
    四十代、移植腎の不全・人工透析再開。
    五十代、腹膜透析。
    ルネサンス研究者である著者は、若くして腎臓を病み、以後肉体の理不尽に翻弄されつつ、いのちの“再生”を我がこととして、生きてきた。
    そこで直面した生と死、身と心のかたちとは?
    抽象的な「身体」でなく、生身の「肉体」を軸に、当事者の立場から“いのち”の倫理を考える。

    [ 目次 ]
    第1章 腎臓移植を受けた者として(臓器移植体験者として;移植された臓器が死んだ日 ほか)
    第2章 透析・移植医療あれこれ(摘出されなかった移植腎;体験者無視の不毛さ ほか)
    第3章 「からだ」を見つめて(肉体

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    2011年05月30日