作品一覧

  • 幻のネズミ、消えたY 性の進化の謎を追う
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    哺乳類のY染色体は退化する一方だ.そのうち,男はいなくなる!?南の島のトゲネズミに,そのヒントがあるかもしれない.そのネズミたちは,Yがないのにオスがいる.Yがないなら,雌雄のDNAの差はどこに?あの方法もこの遺伝子も,ハズレ,ハズレ,またハズレ……!立ちはだかる数々の壁を乗り越え,「Yなき性」の謎にせまる.

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  • 消えゆくY染色体と男たちの運命 オトコの生物学
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 退化して滅ぶか?あらたな進化か?それとも……Y染色体が消えつつあるオトコがいま存続をかけて究極の選択を迫られている。本書は遺伝子の組換え、欠失など高校生物で習う生命現象がふんだんに盛り込まれているため、生物学の入門書としても最適。
  • 「Y」の悲劇 男たちが直面するY染色体消滅の真実
    3.7
    1巻1,899円 (税込)
    「喫煙・加齢で男性が“女性化”?」「性は2つとは限らない」「男児出産で“Y”をもつ人生に」「Yの減少と発がんリスクの関係」などY染色体消滅説から新しい性の概念まで生物学の最新研究をもとに人類最大の危機(!?)に瀕する男の弱さとしぶとさに迫る。

ユーザーレビュー

  • 幻のネズミ、消えたY 性の進化の謎を追う

    Posted by ブクログ

    2025年刊。ミステリー風のタイトル。その通りに、謎解きが抜群におもしろい。
    性染色体のペアがXXならメス、XYならオスになる。ところが日本にいる2種のトゲネズミ(アマミトゲネズミ、トクノシマトゲネズミ)は、メスもオスも、あるのはXだけ、Yがない。ほんまかいな。しかしながら、この2種は希少種、見つけるのも難しい。
    これらの近縁種にはオキナワトゲネズミがいる。ところが、このネズミのオスにはYがある(らしい)。しかし、このトゲネズミも希少種、どころか絶滅しているかもしれない。
    これが前段。生きている個体の発見と捕獲に始まり、細胞の培養、ゲノム解析、ノックイン実験まで……ほうぼうの協力を得ながら、そ

    0
    2025年12月06日
  • 「Y」の悲劇 男たちが直面するY染色体消滅の真実

    Posted by ブクログ

    性染色体に関するトピックを多彩な角度から取り上げており、その内容が興味深いものばかり。字が大き目で読み易く、飛行機往復の時間でサクッと読み切りました。

    0
    2025年10月12日
  • 消えゆくY染色体と男たちの運命 オトコの生物学

    Posted by ブクログ

    思わず薬指と人差し指を見つめてしまいました・・・
    北大の生物化学部門准教授の著者が、わかりやすくとんとんと、Y染色体とホルモン、Y染色体をもたない生物、Y染色体から見た日本人のルーツなど解説してくれます。

    おなかの中であびた男性ホルモンシャワーの量が人差し指と薬指の比でわかるとか。
    いろいろおもしろエピソードも。

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    2015年04月04日
  • 消えゆくY染色体と男たちの運命 オトコの生物学

    Posted by ブクログ

    妹がこの分野の研究をするということで、ご紹介いただいた一冊。

    タイトルから小難しい生物学的な内容だと思ってみたら、あら不思議。そのほとんどが統計により得られた知見で、生物を囓っていない人にもわかりやすく丁寧に書かれています(最終章手前あたりは厳しいかも)。目からウロコの雑学と実学ばかりで、他人に話したくなることうけあいです。

    …と、同時にとある測定法による自分の男性ホルモンの少なさに絶望。男性にとっては、いろいろ不安になる内容も含まれているかもしれません。

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    2014年04月13日
  • 消えゆくY染色体と男たちの運命 オトコの生物学

    Posted by ブクログ

    Y染色体が退化しこの世からやがて男がいなくなってしまう.....そんな噂を聞いたことはありませんか?本書では、男性特有のY染色体について詳しく解説、と同時に、「イケメン」「草食男子」...といった今の話題をサイエンスの切り口から迫ります!

    0
    2016年11月14日

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