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思わず薬指と人差し指を見つめてしまいました・・・
北大の生物化学部門准教授の著者が、わかりやすくとんとんと、Y染色体とホルモン、Y染色体をもたない生物、Y染色体から見た日本人のルーツなど解説してくれます。
おなかの中であびた男性ホルモンシャワーの量が人差し指と薬指の比でわかるとか。
いろいろおもしろエピソードも。
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妹がこの分野の研究をするということで、ご紹介いただいた一冊。
タイトルから小難しい生物学的な内容だと思ってみたら、あら不思議。そのほとんどが統計により得られた知見で、生物を囓っていない人にもわかりやすく丁寧に書かれています(最終章手前あたりは厳しいかも)。目からウロコの雑学と実学ばかりで、他人に話したくなることうけあいです。
…と、同時にとある測定法による自分の男性ホルモンの少なさに絶望。男性にとっては、いろいろ不安になる内容も含まれているかもしれません。
Posted by ブクログ
Y染色体が退化しこの世からやがて男がいなくなってしまう.....そんな噂を聞いたことはありませんか?本書では、男性特有のY染色体について詳しく解説、と同時に、「イケメン」「草食男子」...といった今の話題をサイエンスの切り口から迫ります!
Posted by ブクログ
本屋をぶらぶらしていたら、ふらっと生物のコーナーへ寄っていた。男だしオトコの生物学は知らないとダメでしょ!ということで、本書を手に取ってみる。Y染色体を切り口として男女の性別決定や、遺伝子の構造、染色体の役割と幅広く人体の構造を知ることができた。3億年前にはY染色体は現在のX染色体と同じく約1000個の遺伝子を保有していた。Y染色体としては退化だか、3億年前と比べると人類が体型的に進化してきていることは明らかなので、退化は進化なのではないかと思えてもくる。収斂という言葉がY染色体の遺伝子減少を表現している気がする。Y染色体はパリンドローム構造をとっているため遺伝子情報の分析が困難だが、研究者たちが解明してくれることを楽しみにしたい。想像していた以上に読みやす詳しくない人が読んでも分かるように書かれていた。男性にとっては実感を持って読むことが出来ます。