作品一覧

  • 歪められた日本神話
    4.0
    1巻740円 (税込)
    二十一世紀になってもなお戦後民主主義、あるいは皇国史観の呪縛から逃れられずにいる古事記・日本書紀の神話解釈に、真正面から挑んだ意欲作。日本神話の成立については史実反映説、創作説、政治宣伝文書説など数多くの研究がある。しかし、古くは新井白石の解釈から、画期的だった梅原日本学に至るまで、そのほとんどが神話の合理的解釈という罠にはまっているのだ。日本こそ人々が「神話を生きている」という世界でたった一つの文明国であり、外国の学者はあらためて日本神話に注目しはじめているというのに――。本書は古今東西の研究成果を俎上に乗せ、いかに日本の神話研究が歪んでいるかを、日本神話への共感をもって強く問いかける。「記紀神話といわれるものは、歴史をねじ曲げて作った政治宣伝文書であり、あるいは、当時の思想・観念が寓意された心理資料だ、というのである。なんと古めかしい考え方か。」
  • 旧かなを楽しむ 和歌・俳句がもっと面白くなる
    -
    1巻660円 (税込)
    美しくて楽しくて便利な旧かな――せつかくなら書き方もおぼえてみませう。 読む方にはなんの問題もないのですから、せつかくなら書き方もおぼえてみようか、といふのがこの本です。俳句なり短歌なりを作る場合はもちろんですが、ちよつと日記や手紙、メールなどでも旧かなですらりと書けてみると、なかなか気持がいいものですよ。 旧かなの魅力が満載。谷崎潤一郎『盲目物語』ほかの練習問題や、「かなづかひ対照表」などの附録も充実!
  • ほんとうの敬語
    3.3
    1巻799円 (税込)
    日本語にとって敬語は不可欠である。私たちの日常は、まるごと「敬語生活」だといっても過言ではない。ところが戦後、国際交流や民主平等の名のもと、日本語に敬語は不要だという誤った議論が大いに幅をきかせた。国語学者たちの小むずかしい理論や分析によって、敬語は難解で扱いづらい言葉になってしまったのである。本書は定評ある「ハギノ式」と呼ばれる手法で敬語のしくみを根本から解説。「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」「上下関係」の四要素を軸にすえた「ハギノ式敬語しくみ図」で、誰もが正しい敬語を使いこなせるようになる。「敬語」の参考書はこれ一冊で十分! 「です・ます」体で話すことができれば敬語は半分合格? 「れる・られる」は使わないほうがいい? 「猫に餌をあげる」はよくない? 上司に「ご苦労さまでした」と言ったらまずい? 「お手紙を差しあげる」は間違い? など役立つ具体例も豊富だ。

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  • 敬語の基本ご存じですか
    4.0
    敬語は3つだけ! 迷いが消えるハギノ式敬語論 敬語にはたった3種類しかなく、 しかもそのひとつ「丁寧語」は「です・ます・ございます」だけで、おしまいにくっつければいいだけの話ですから少しも難しくない。あとのふたつ「尊敬語」と「謙譲語」だって「ハギノ式敬語のしくみ図」で処理すれば少しも複雑ではありません(本文より) ――これ一冊で敬語の迷いがすっかり解消! 誰でも達人になれる「ハギノ式敬語論」。 問題:次のようなとき、何と言いますか? ● 先生に「貸した本は読み終えたか」と尋ねる ● 部長に「新築の家はできたか」と尋ねる ● 先輩に「ここは鴎外が住んでいたところだ」と言う → 答えは「ハギノ式敬語スタジアムIウォームアップ編」で!
  • 旧かなづかひで書く日本語
    4.8
    私たちが日頃使う「新かなづかい」は、ほんの60年ほど前に制定されました。 それまで日本人に使われてきたのは「旧かなづかい」。 歴史の中で長い時間をかけて洗練された旧かなは、合理的で美しい。 また語源や意味も正確に伝わり、実は新かなよりはるかに使い勝手がいい表記法です。 「このあひだはありがたう」「では七時に会ひませう」「きのふから雨が降つてゐる」――ふだんの手紙や日記を旧かなで書いて、あなたも日本語の美しさを味わってみませんか。言葉が心にしみ入ります。

ユーザーレビュー

  • 旧かなづかひで書く日本語

    Posted by ブクログ

    歴史的仮名遣いを学ぶ際に注意すべき事項が分かりやすく述べられている。
    高校時代に新かな遣いの現代文から歴史的仮名遣いの古文の動詞がたくさん出てきて嫌になったクチである。本書は現代仮名遣いの難点を歴史的仮名遣いと比較して論じており、その差異がよく理解できた。当時本書があったら、古文への苦手意識もいくらか減ったのかもしれない。

    やはり現代仮名遣いは昔からの言葉の成り立ちや意味などを消し去ってしまったと感じる。言葉の歴史を断ち切ってしまったのはむしろ改悪だったのではないか。歴史的仮名遣いの綴り方で十分に現在の音を表記できたはずである。音の表記を無理やり捻じ曲げてしまったとしか考えられない。

    筆者

    0
    2025年06月19日
  • 旧かなづかひで書く日本語

    Posted by ブクログ

    私が歴史的仮名遣ひによって文章を書いてみようと思ったきっかけになる本。なぜ歴史的仮名遣ひが日本語の正統なのか、驚くべき文学作品の改竄の実態、国語を壊さうとした人たち、などの内容が分かりやすく書かれてゐる。日本語を愛する人必携の書。

    0
    2014年01月13日
  • 旧かなづかひで書く日本語

    Posted by ブクログ

    ほんの60年ほど前まで使はれてきた「旧かなづかひ」は、合理的で美しく、語源や意味も正確に伝はり、使ひ勝手がいい表記法です。その基本をおぼえて、日本語の美しさを味はひませう

    0
    2009年10月07日
  • 旧かなづかひで書く日本語

    Posted by ブクログ

    なぜかこの「歴史的かなづかひ」に惹かれる。理由は自分でもよくわからない。小説(特に丸谷才一さん)以外では、たぶん初めてのお勉強本になると思ふけど、かうやつて使つて、大いに楽しまう。

    0
    2009年10月07日
  • 敬語の基本ご存じですか

    Posted by ブクログ

    接客業でお客さま応対の多い部門に関わるようになったので、
    元々話すのが苦手ですが少しでも自信を持って話せるようにと
    敬語の本を読みあさっています。
    しっかりお勉強、とはなかなか気分も時間もならないけれど
    とりあえずちょこちょこ敬語に触れていこうと読みました。
    読みやすく分かりやすかったです!

    0
    2024年09月18日

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