作品一覧

  • 創価学会の研究
    3.8
    なぜ日本社会は学会を嫌うのか。保守化・巨大化した組織は、これからどこへ向かうのか。勤行、教学、折伏、財務──学会員の日常とは?社会学者が知られざる実像に迫る、批判でも賞賛でもない、はじめての学会入門。
  • 町内会 ――コミュニティからみる日本近代
    3.8
    1巻880円 (税込)
    加入率低下や担い手の高齢化により、存続の危機に瀕する町内会。回覧板、清掃、祭り、防災活動など、活動は多岐にわたる。そもそも参加は任意であるはずなのに全戸加入が原則とされてきた、このふしぎな住民組織はいつどのようにして生まれたのか。それは共助の伝統か、それとも行政権力の統治技術か。明治地方自治制、大衆民主化の時代から戦中・戦後まで、コミュニティの歴史を繙くことで、この国の成り立ちがみえてくる。問題の本質をとらえ、再生の手がかりを探るための必読書。

ユーザーレビュー

  • 町内会 ――コミュニティからみる日本近代

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    ■町内会の6つの機能(菊池美代志)
    ①親睦機能(運動会・祭礼・慶弔など)
    ②共同防衛機能(防火・防犯・清掃など)
    ③環境整備機能(下水・街灯・道路の管理・維持)
    ④行政補完機能(行政連絡伝達・募金協力など)
    ⑤圧力団体機能(陳情・要望)
    ⑥町内の統合・調整機能
    ■町内会という日本の近代が生み出したかけがえのない資産を行政との折衝と議会への政治的要求とを可能にする市民の協議の場へと受け継ぐことはできないか。

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    2024年10月13日
  • 創価学会の研究

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパでは労働者が自ら労働者階級に留まり、世代的に再生産していくことを望み、それゆえ労働者階級全体としての生活の保証と向上を求める。
    それに対して、日本は個人の努力なのだ・・・!

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    2020年04月03日
  • 創価学会の研究

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    創価学会の研究。玉野和志先生の著書。創価学会の歴史や創価学会と日本社会の関係をわかりやすくまとめた良書です。

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    2018年10月09日
  • 町内会 ――コミュニティからみる日本近代

    Posted by ブクログ

     町内会の担い手不足は周知の事実であるが、そもそも町内会のや自治会という組織にフワッとした考えしか持ち合わせていなかったため、定義から学び直そうと購入。
     本書を読む限り、定義は地方の数だけ存在するようであるが、共通している部分は全世帯加入が原則、そして災害時などの共助機能にあるようだ。
     筆者は本書の副題である「コミュニティからみる日本近代」にもあるように、歴史的な観点から多くの参考文献を用いながら説明してくれる。ページの半分以上は歴史的観点からの背景説明に割かれているため、今の動きを手っ取り早く知りたいと思う読者には、もどかしく感じるかもしれない。
     自分は歴史が不得手であるため、本書を最

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    2025年05月27日
  • 町内会 ――コミュニティからみる日本近代

    Posted by ブクログ

     以前に町内会長を務めたことがある、当方の町内会は対象者は全世帯が加入している。役員は6軒ごとの輪番制で、その中から町内会長を選ぶというやり方である。なにか行政の下請け的な仕事が多く、疑問を持っていた。

     本書は、よくあるような町内会もいろいろ大変だけど、こんな風にして頑張りましょう的な本ではない。

     任意団体なのに、なぜか全戸加入が原則の不思議な組織の成り立ちから繙いており、非常に興味深い。特に明治維新から近代、そして戦後の町内会の役割を考察している。労作であるが、あまり売れないのではないかと心配している。

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    2024年12月20日

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