創価学会について私の周りの反応は悪い。私もあまりよいイメージはない。そもそも特定のものを「意識的に」(強調)信仰すること自体にいい印象は持っていない。
けれども、その悪い悪いといわれている創価学会についての私の知識は全くないのだ。否定するにも(否定する気はないが)、知識がなければできないのである。
...続きを読むということで手に取ったのが本書である。
著者は中立的な立場で本書を上梓した。
創価学会は創価教育学会が前身である。おそらくここでは学問をしていたのだろう。今は創価学会になり、学問している印象はない。だから創価学会ではなく、「創価宗教」とか「創価の会」とかにすればいいのに。
学会員になるのは簡単で、入会したい!ということを学会や学会員になればよいのだ。御本尊をもらって朝夕にお経みたいなのを唱える。『聖教新聞』と『大百蓮華』を講読するだけで他にお金はかからない。
また、公明党とのつながりもよく言われている。ただ公明党に票を入れるのではなく、その入れる理由を聞くと納得してしまうのである。
「公明党の議員さんとはいつも応援する関係ですから、たとえば、あそこに階段があるから何とかしてくれないかというようなことは、すぐに言える関係です」 p.45
他にも創価学会についての文献研究や変遷、政党との関係についても触れている。創価学会を知るにはぴったりの一冊だろう。紹介されていた『盗聴教団』、『創価学会を斬る』も読んでみよっと。
(まっちー)