町内会 ――コミュニティからみる日本近代

町内会 ――コミュニティからみる日本近代

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

3.9

加入率低下や担い手の高齢化により、存続の危機に瀕する町内会。回覧板、清掃、祭り、防災活動など、活動は多岐にわたる。そもそも参加は任意であるはずなのに全戸加入が原則とされてきた、このふしぎな住民組織はいつどのようにして生まれたのか。それは共助の伝統か、それとも行政権力の統治技術か。明治地方自治制、大衆民主化の時代から戦中・戦後まで、コミュニティの歴史を繙くことで、この国の成り立ちがみえてくる。問題の本質をとらえ、再生の手がかりを探るための必読書。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ちくま新書
  • タイトル
    :
    町内会 ――コミュニティからみる日本近代
  • タイトルID
    :
    1597406
  • 電子版発売日
    :
    2024年06月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

閲覧環境

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町内会 ――コミュニティからみる日本近代 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この地味なタイトルからは想像できない読み応え。久々の入り込む読書体験でした。

    町内会なんてみんな嫌々入ってるだけでメリットもそんなにから廃止してしまえばよいのになーとうっすら感じていた。それは町内会本来の存在意義である特権的な「階級性」が希薄になっている反面、機能として求められる「統治性」の比率が重くなっているからなのだ、という私の理解。うっすら感じている嫌悪感の根本理由を指摘されたようで開眼ものです。

    同じこれって必要なのかな?代表格のPTAに関する政治学者によるフィールドワーク(私的な営み)を開陳してくれる『政治学者、PTA会長になる』岡田憲治著とテーマの類似性を感じる。本書は歴史的経緯を紐解き本質へと挑む骨太の書である。一方『政治学者、・・・』のほうは現代のPTAに潜む病理を実体験を通じて肌で感じ、改善に挑む奮闘記といった様相。互いに良い味を出している。

    0
    2025年12月31日

    Posted by ブクログ

    ■町内会の6つの機能(菊池美代志)
    ①親睦機能(運動会・祭礼・慶弔など)
    ②共同防衛機能(防火・防犯・清掃など)
    ③環境整備機能(下水・街灯・道路の管理・維持)
    ④行政補完機能(行政連絡伝達・募金協力など)
    ⑤圧力団体機能(陳情・要望)
    ⑥町内の統合・調整機能
    ■町内会という日本の近代が生み出したかけがえのない資産を行政との折衝と議会への政治的要求とを可能にする市民の協議の場へと受け継ぐことはできないか。

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

     町内会の担い手不足は周知の事実であるが、そもそも町内会のや自治会という組織にフワッとした考えしか持ち合わせていなかったため、定義から学び直そうと購入。
     本書を読む限り、定義は地方の数だけ存在するようであるが、共通している部分は全世帯加入が原則、そして災害時などの共助機能にあるようだ。
     筆者は本書の副題である「コミュニティからみる日本近代」にもあるように、歴史的な観点から多くの参考文献を用いながら説明してくれる。ページの半分以上は歴史的観点からの背景説明に割かれているため、今の動きを手っ取り早く知りたいと思う読者には、もどかしく感じるかもしれない。
     自分は歴史が不得手であるため、本書を最後まで読み進めるのが辛く感じてしまった。近現代を学習してから再読、読み直そうと思っている。

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

     以前に町内会長を務めたことがある、当方の町内会は対象者は全世帯が加入している。役員は6軒ごとの輪番制で、その中から町内会長を選ぶというやり方である。なにか行政の下請け的な仕事が多く、疑問を持っていた。

     本書は、よくあるような町内会もいろいろ大変だけど、こんな風にして頑張りましょう的な本ではない。

     任意団体なのに、なぜか全戸加入が原則の不思議な組織の成り立ちから繙いており、非常に興味深い。特に明治維新から近代、そして戦後の町内会の役割を考察している。労作であるが、あまり売れないのではないかと心配している。

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    PTAとも似て、自分も役員として大変な思いをしたが、避けては通れなそうな町内会。担い手不足や加入率の低下が言われる中、未来はあるのか。行政とも深く関わる成り立ちの経緯や今後の姿を、豊富な研究を掘り起こしながら考察する書。

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    正直、歴史的な記述も多いので、読み進めるには骨が折れる読者が多いかもしれない。
    ただ、行政や政治に関わる人にはぜひ読んでおいて
    損はない新書。
    どうして今自治会が、存亡の危機に瀕しているのか、様々な角度から分析し、最終的に今後の自治会のあり方についての提案まで綴られている。
    日常自治会のもやもやを言語化できなかったので、非常に勉強になった。

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    以前、仕事をご一緒した方がお薦めしていたので手に取った本。仕事で町内会とのやり取りもあるので、気になった。
    「町内会の特質が、行政権力の側での統治の技術に由来するものであった」という見解はなるほど、と思わせる。行政側が「町内会に意見を聞いた」「町内会に伝えた」ということを免罪符にすること、あるもんね。一方で、「町内会が政治家を当選させる力を持っていた」という見解も、今でも町内会や商店街を議員がこまめに回っているのを見るにつけ、納得感がある。地元住民より地元の自営業者が町内会の幹部の担い手になり続けたことも納得。研究と実態が噛み合った良書だった。

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    町内会を題材にした本は、見た事なかったのと、町内会に置かれている現状と成り立ちについて、非常に勉強になった。

    0
    2024年08月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自治会•町内会が、近年加入率の減少によって成り立たなくなりつつあるのではないかという懸念からそもそも自治会•町内会とは?という疑問から読み始めた。
    歴史的な面の説明が充実しており、役割の変遷がわかった。近年の地域の政治的意見集約、行政の下請け装置という役割から、行政の下請けの部分を民間や団体に流すことはひとつ方法としてあるとは思った。

    0
    2025年05月18日

町内会 ――コミュニティからみる日本近代 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ちくま新書
  • タイトル
    :
    町内会 ――コミュニティからみる日本近代
  • タイトルID
    :
    1597406
  • 電子版発売日
    :
    2024年06月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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