作品一覧

  • 地名でわかる水害大国・日本
    3.0
    大水の出る場所は、決まっている! 地名研究半世紀の成果がここに! 災害大国・日本でもことさら多いのが水害。この四半世紀で1300件以上発生し、死者・行方不明者は1700名近くにのぼる。なぜ、これほどまでに多いのか? 自然の宿命もさることながら、水の出やすい旧城下町に人口が集中していることも大きく、人災である側面も否めないのだ。繰り返される水害を防ぐべく、古(いにしえ)より人は地名に思いをこめて警鐘を鳴らしてきた。かつては海であり、沼沢(しょうたく)や砂地、川があった場所、何度も土地が崩れた地点には、必ず鍵となる語が地名に残されている。例えば、崎、龍、瀬、狛、駒――の字が警告するものは何か? この日本で危ない場所は、すでに決まっている!
  • 日本水没 (Wedgeセレクション No.53)
    -
    1巻220円 (税込)
    2015年9月10日、茨城県常総市で鬼怒川堤防が決壊し、常総市の3分の1が水に浸かった。報道では、常総市の避難指示の遅れが何度も指摘されたが、同じような豪雨が都心部に流れ込む荒川、江戸川、庄内川(名古屋)、淀川(大阪)の上流域に降り注ぐと、ハードの整備や市町村による避難誘導だけではとても防ぎきれないことが、現地や専門家への取材で判明した。異常気象がもたらすこの大都市水害の時代に、私たち日本人がいかに備えるべきかをまとめた一冊! 【WedgeセレクションNo.53】 <目次> 【PART1】 常総・徹底取材で分かった「あの水害はどこでも起きる」 文・Wedge編集部 【PART2】 広島土砂災害も同じ原理 危険な山肌は全国18万ヵ所 文・中西 享 【COLUMN】 地名が示唆する水害 文・楠原佑介 【PART3】 あの日レスキューは4000人を救った! でも東京だったら50万人も孤立する 文・Wedge編集部 【INTERVIEW】 住民は避難しない 「流域思考」へのパラダイム転換が必要 岸 由二 【INTERVIEW】 過保護に慣れた日本人 国土より国民の意識を“強靭化”させよ 片田敏孝 ※この電子書籍は、月刊『Wedge』2016年1月号に掲載された記事を一部編集したものです。記事中の事実関係、データ、肩書き等は掲載当時のものです。
  • この地名が危ない 大地震・大津波があなたの町を襲う
    3.0
    1巻877円 (税込)
    地震・津波・火山・台風・雪・土砂災害……地球上最も災害の多い島国でいつ襲いくるともしれぬ過酷な自然と向き合い、そして被災した我々の祖先はその土地土地に「ここは危ない」というメッセージを地名として付けてきた。現在もその古い地名の分析が次の災害の予想・対策につながる。だが、いま市町村合併や観光開発など目先の利益優先の安易な地名変更政策のせいで古い地名が次々に消えている。いまこそ先人の知恵の結晶に学べ! 半世紀以上、地名のことばかり考え続けてきた著者による「災害地名学」のすすめ。

ユーザーレビュー

  • この地名が危ない 大地震・大津波があなたの町を襲う

    Posted by ブクログ

    昔からある地名には、さまざまな意味が込められている。
    中には、地震や津波など、過去の自然災害の影響を反映した地名もあるので、むやみやたらに変えるべきではない。
    といった主張をしています。

    推論もたくさんあるので、すべてが正しいわけではないですが、著者の論には、参考にすべきところがたくさんあります。

    ちなみに、著者は、僕と同じく岡山県出身。
    岡山県の地名のネタもたくさんあったので、興味をもって読み進めることができました。

    地名に関する本を読んだのは、これが初めてですが、たまにはこういう本を読むのもいいですね。

    0
    2017年11月12日
  • この地名が危ない 大地震・大津波があなたの町を襲う

    Posted by ブクログ

    地名には土地の記憶が刻まれている。「田代」は水田の端、「蛇ノ口」は洪水の流れ口。先人は自然の脅威を名に託し後の世へ警告した。しかし開発が地形を変え由来を忘れた町は看板だけを残す。津波の到達点も土砂崩れの常襲地も字名をたどれば見えてくる。古い地図と地名に耳を澄ませば未来を守る知恵がそこにある。地名が防災になり得る。

    0
    2025年08月16日
  • 地名でわかる水害大国・日本

    Posted by ブクログ

    長い間地名研究をしてきたから言える
    古くからの地名に託された 先人の警告の想い。
    最近は どんどん 地名が変わってしまいますが
    それに対しての 危惧を感じる本でした。

    かつては 海であり 沼や砂地 川があった場所には必ず鍵となる語が 地名に残されている。
    崎、龍、瀬、狛、駒 などの文字に含まれている意味などが書いてありました。

    自分の家が その地だとしたら ショックかもしれないけど事前に 災害を予防する事が できると思うので読んでみてください。

    まさか その文字がって いう文字もあったので 
    ちょとびっくりしました。

    0
    2022年06月16日
  • 地名でわかる水害大国・日本

    Posted by ブクログ

     なんか、おっさんのツバが飛んできそうな文章やな。

     日本の地名は水害などの災害が多いことが由来になっているところも多い。
     だそうです。

     著者のこじ付けじゃないか?と思うところも多々あるのだが、現代日本人が災害に対して鈍感だという主張は、その通りかもしれない。
     自分の住んでいるところは、どのような災害が起こるのか。
     それを把握しておき、起きた場合はどうするといった対策が必要だろう。

     五か月前まで住んでた上田では、千曲川が氾濫したら俺んちは沈むだろうなぁとは思っていた。
     今は高田馬場に戻ったけど、あそこは23区最高地点の箱根山に続く神田川南岸の台地上だから、多分大丈夫だろうと思

    0
    2018年07月15日
  • この地名が危ない 大地震・大津波があなたの町を襲う

    Posted by ブクログ

    ○日本の地名とその由来となっている地形や災害リスクを紹介(推察)したもの。
    ○結構強引な推論もあるが、総じて面白かった。

    0
    2015年02月21日

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