あらすじ
大水の出る場所は、決まっている! 地名研究半世紀の成果がここに! 災害大国・日本でもことさら多いのが水害。この四半世紀で1300件以上発生し、死者・行方不明者は1700名近くにのぼる。なぜ、これほどまでに多いのか? 自然の宿命もさることながら、水の出やすい旧城下町に人口が集中していることも大きく、人災である側面も否めないのだ。繰り返される水害を防ぐべく、古(いにしえ)より人は地名に思いをこめて警鐘を鳴らしてきた。かつては海であり、沼沢(しょうたく)や砂地、川があった場所、何度も土地が崩れた地点には、必ず鍵となる語が地名に残されている。例えば、崎、龍、瀬、狛、駒――の字が警告するものは何か? この日本で危ない場所は、すでに決まっている!
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Posted by ブクログ
長い間地名研究をしてきたから言える
古くからの地名に託された 先人の警告の想い。
最近は どんどん 地名が変わってしまいますが
それに対しての 危惧を感じる本でした。
かつては 海であり 沼や砂地 川があった場所には必ず鍵となる語が 地名に残されている。
崎、龍、瀬、狛、駒 などの文字に含まれている意味などが書いてありました。
自分の家が その地だとしたら ショックかもしれないけど事前に 災害を予防する事が できると思うので読んでみてください。
まさか その文字がって いう文字もあったので
ちょとびっくりしました。
Posted by ブクログ
なんか、おっさんのツバが飛んできそうな文章やな。
日本の地名は水害などの災害が多いことが由来になっているところも多い。
だそうです。
著者のこじ付けじゃないか?と思うところも多々あるのだが、現代日本人が災害に対して鈍感だという主張は、その通りかもしれない。
自分の住んでいるところは、どのような災害が起こるのか。
それを把握しておき、起きた場合はどうするといった対策が必要だろう。
五か月前まで住んでた上田では、千曲川が氾濫したら俺んちは沈むだろうなぁとは思っていた。
今は高田馬場に戻ったけど、あそこは23区最高地点の箱根山に続く神田川南岸の台地上だから、多分大丈夫だろうと思っている。