作品一覧

  • 孤独な鳥はやさしくうたう
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    蔵前仁一(編集担当)から ────田中真知さんの新刊『孤独な鳥はやさしくうたう』は、真知さんがこれまでの旅で出会った人々の話と、真知さん自身および家族の話が中心になっています。とても不思議な写真を撮る写真家(「十年目の写真」)、手づくりの絵本を送ってくれた画家(「クマおじさんの贈り物」)など、ほろりとさせられる話ですが、ぜひ読んでいただきたいのは、「追いかけてバルセロナ」です。ギリシアで出会った日本人女性に一目惚れした真知さんは、その人をバルセロナまで追いかけて必死に探し回ります。こう書くとちょっと危ない話ですが、それがどのような結末になるか、ぜひお読みいただきたい。長年のあいだ距離のあった父との再会と別れを綴った「父はポルトガルへ行った」は、本誌に連載当時から僕のベスト・エッセイの一つでしたが、それも本書に収録しました。切ないけど心に響く話です。ぜひ読んでみてください。
  • ある夜、ピラミッドで
    -
    1巻1,650円 (税込)
    1990年の春から1997年の末まで、著者はエジプトのカイロに暮らした。この本は、その滞在のときのことを中心に、エジプトで見聞きしたことを書いたものである。 滞在中に意識や関心に引っかかってきた事柄を、日常茶飯のできごとから観光、古代、宗教といったことまでジャンルに関わらず集め、エジプトの持つ多様な顔を表現するエッセイ。『旅行人』連載。
  • 70歳からの世界征服
    -
    1巻1,650円 (税込)
    人は死に、今生に意味はない。 人は死に、今生に意味はない。 老いを迎えるすべての人たちへ--イスラーム学者・中田考と仲間たちが贈る、身もふたもない人生の真実。 【目次】 はじめに 人は死に、今生に意味はない(中田考) 第1章 死に方入門(中田考) 第2章 老人と新型コロナウィルス(中田考×田中真知) 第3章 姥捨山から蜂起せよ(矢内東紀) 第4章 70歳からの世界征服(中田考×矢内東紀) おわりに 生きがいという荷物を下ろす(田中真知) 【著者】 中田考 イスラーム法学者。1960年生まれ。灘中学校、灘高等学校卒業。早稲田大学政治経済学部中退。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(Ph.D)。1983年にイスラーム入信、ムスリム名ハサン。『13歳からの世界征服』『みんなちがって、みんなダメ』『イスラーム学』『イスラーム入門』『帝国の復興と啓蒙の未来』『イスラーム法とは何か?』『カリフ制再興 』など著作多数。 田中真知 作家、あひる商会CEO、2019年より立教大学講師。1960年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1990年より1997年までエジプトに在住し、カイロ大学留学中の中田考氏と知り合う。著書に『アフリカ旅物語』(北東部編・中南部編)、『ある夜、ピラミッドで』、『孤独な鳥はやさしくうたう』、『美しいをさがす旅にでよう』『増補 へんな毒 すごい毒』『たまたまザイール、またコンゴ』など。中田考氏の『13歳からの世界征服』『私はなぜイスラーム教徒になったのか』『みんなちがって、みんなダメ』などの構成にも携わる。 矢内東紀 作家、ユーチューバー、実業家、経営コンサルタント、投資家。1990年生まれ。慶応大学経済学部卒業。『しょぼい起業で生きていく』『しょぼ婚のすすめ』『静止力』『ビジネスで勝つネットゲリラ戦術』『「NHKから国民を守る党」の研究』『批評力 フェイクを見抜く最強の武器』など著作多数。
  • シリーズ「あいだで考える」 風をとおすレッスン 人と人のあいだ
    4.2
    1巻1,540円 (税込)
    中東やアフリカで長年過ごしてきた著者が、旅の経験や、古今東西のさまざまな文化や文学作品などの例をとおして、人と人との「あいだ」、また自分自身の中の「あいだ」を見つめ、そこに風をとおし、互いに自由になれる関係をつむぐ道を考える。迷いや悩みの多い10代やすべての方たちにとって、「私」も他者も大切に、軽やかに生きていくレッスンとなる一冊。(装画:nakaban)
  • 毒学教室
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「“神経毒”のメカニズム」など、毒に関する基礎知識、「知らなかった毒の名前」「毒の化学式」など、毒に関する基礎知識を紹介。そのほか、「毒と人間の歴史」「利用されてきた自然毒」など、思わず人に話したくなる話題が満載の雑学図鑑。
  • 決定版 世界の聖地FILE
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヨーロッパ、中東、アメリカ、日本など世界の聖地を200以上紹介。それはいつから聖地になったのか?パワースポットと関係はあるのか? 世界中から巡礼の徒を集め、宗教・文化にとって重要な位置を占める聖地の「見えない力」の秘密を探る。

ユーザーレビュー

  • シリーズ「あいだで考える」 風をとおすレッスン 人と人のあいだ

    Posted by ブクログ

    自分は今こうして生きているけれど、
    違う立場として生きていたら
    考え方は違ったかもしれない、という
    他者の目線に立って考えることのやさしさ

    自分の心に初夏の爽やかな風が吹いた。
    読み進めるたびに読み終えるのが
    名残惜しくなった。

    人生で読んだ中で、
    間違いなく一番心に響いた本。
    すさまじく爽やかな読後感!

    0
    2025年06月08日
  • シリーズ「あいだで考える」 風をとおすレッスン 人と人のあいだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすい!そして筆者が旅人だからというのもあって描写が異国情緒あり思いを遠くにめぐらせることができました。
    オープンダイアローグなど、最近読んだネガティブケイパビリティに通ずるものがあって、自分の中でより浸透した。
    そして人間もまた、みなちがう生物であることを忘れないようにしたい。

    0
    2025年04月17日
  • シリーズ「あいだで考える」 風をとおすレッスン 人と人のあいだ

    Posted by ブクログ

    上司に毎日評価され、自分はダメな人間だと思うことがよくあるけれど、自分は自分で良いと思えた。自分自分で苦しめていたのかもしれないとも思った。
    武者小路実篤の作品に登場する馬鹿一のように生きられればいいなと思った。
    また、出会った関係ない別れはないという話も納得できたし、心が軽くなった。

    0
    2023年12月27日
  • シリーズ「あいだで考える」 風をとおすレッスン 人と人のあいだ

    Posted by ブクログ

    最近通ってるお気に入りの本屋さんで、パッと目について衝動買いした1冊だったけど、とってもよかったです(^^)

    「違う人生があったかもしれない」の一節は、時々自分も感じる感覚で、とってもしっくりきたし、「人生は無駄からできている」に全力でうなづく自分がいたり(^^)
    「他者とのコミュニケーションのを阻む最大の障壁は、相手を「わかったもの」にしてしまうことだ」にはどきっとしたり。。。いろんな気づきが多くて、一気に読んでしまった本でした。


    「あいだで考える」シリーズはどれも面白そうで、これからもちょくちょく買い足してしまいそうです(^^)

    0
    2023年09月18日
  • 孤独な鳥はやさしくうたう

    Posted by ブクログ

    厳密に言えば、「旅行」と「旅」とは似て非なるものだろう。「旅行」はどこに行くか、何をするか、何を観るかという目的が明確であり、また、往々にしてタイムスケジュールも正確に定められているものだ。旅行において、目的地までの移動は、そこに行くための手段であるにすぎない。

    他方、「旅」は目的地が明確なわけではない。仮に目的地が定められている場合でも、その場の気分で目的地はすぐに変わってしまう。また、旅は旅行ほどに効率の良さを求めない。旅行においては忌むべきものである停滞、逡巡、彷徨、迷走は、旅においては価値があり、歓迎されるべき非効率な道程である。

    旅行は必然で張り巡らされているが、旅は偶然に満

    0
    2013年01月27日

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