人間関係や、自分の中の複数のアイデンティティについて、少し距離を置いて風通しをよくすることで、縛られることなく、客観的な視点で向き合えるようになるのではないかという提案の本。
アフリカで過ごした経験や、本を読む中で、著者が得た、生きる上で大事な気づきが、短い章立てでまとめられている。
また、取り上げ
...続きを読むられる本も、興味深いものが多く、読書案内としても優れている。
私が一番グサリときたところは、コミュニケーションにおける最大の障壁は「相手をわかったものとして扱う」ということだ、と書かれていた部分。
まさに、よく、相手の言いたいことを先回りして要約しようとしてしまう癖があるため、会話相手はかなり不快になっていたことだろう…。
自分の中で相手を決めつけないで、私と異なる視点を持った人として尊重できるようになりたい。