作品一覧

  • 続 病院で死ぬということ そして今、僕はホスピスに
    4.5
    1巻520円 (税込)
    日本人の90パーセントが病院で死ぬ。 なのに、末期医療のなんと粗末なことか。 医師のこの痛切な反省が、日本にホスピスの理念をもたらした。 本当に人間らしく死を迎えるにはどうしたらよいかを考え続けた 医師による、愛と願望の書。 解説・永六輔 ※この電子書籍は、1996年8月に刊行された文春文庫を底本としています。
  • 病院で死ぬということ
    4.5
    1巻590円 (税込)
    末期ガンの患者たちの闘病と死に立ち合って思った。 一般の病院は、人が死んでゆくのにふさわしい場所だろうか。 医療者にまかせるのではなく、自分自身の意思と選択で 自分の死を迎えるにはどうしたらいいのか。 人間らしい、おだやかな時間と環境の中で生き、そして最期を迎えるために―― 人間の魂に聴診器をあてた若き医師の厳粛な記録。 「ホスピス」の思想を広く知らしめる契機となった名著。 解説・柳田邦男 ※この電子書籍は、1996年5月に刊行された文春文庫を底本としています。
  • ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み(新潮選書)
    3.8
    緩和ケアの第一人者が大腸がんを宣告された。抗がん剤治療を始めるが副作用が激しく、進行も止まらない。標準治療をいったん止め、高額な治療ではない方法を探すこと2年。自ら実験台となり、既存の療法を組み合わせ、可能な限り苦しくなく、大きく悪化もしない方法にたどりついた。がんとの共存をめざす医師による新提案。
  • 「在宅ホスピス」という仕組み(新潮選書)
    5.0
    2025年、団塊の世代が75歳を超える7年後には年間100万人の介護者と150万人の病死者が日常となる。病院のベッドは不足し、「死に場所難民時代」がやって来る。自宅で最期を迎えることが当たり前になる時、本人と家族は何を知っておくべきか。終末医療の第一人者による、慣れ親しんだ場所で尊厳ある死を迎えるための教科書。
  • 死の体験授業
    -
    1巻1,100円 (税込)
    もし、あなたの余命が3か月だとしたら、何をしますか? 末期がんの告知をされずに亡くなっていく人々の衝撃的な様子を描き、 死を目前にした人々に対する医療やホスピスケアのあり方を世に問うた、大ベストセラー『病院で死ぬということ』。 それから25年がたち、その間、2000人以上の「死」と向き合った著者は、 多くの患者さんが家での最期を望むことから、現在では在宅診療を行っています。 そのような著者が、武蔵野美術大学の特任教授として行った「死の体験旅行」というワークショップ。 若い学生たちに、死にゆく過程を疑似体験してもらうことによって「死」というものへの考えを深め、 「死」があるからこそ輝く「生」があるということを確認してもらうためです。 本書では、その授業の内容を中心に、「医療やホスピスの現状」「死んだらどうなるか」 「今先生が考えていること」などについても書かれています。 それでは「死の体験授業」を始めましょう。 *目次より 「死の体験授業」で大学生に伝えたかったこと 死に直面した人は五つのプロセスをたどる 意味のない治療より悔いのない最期を 医師も患者も互いに納得して迎える最期 愚痴ばかりこぼす患者がなぜ変わったのか 医師とは徹底的にコミュニケーションする 家族を救う元気なときの意思表示 もし、あなたの余命が数か月だったら 死の体験旅行 感謝と謝罪があふれ出る「別れの手紙」 亡くなる前にやっておくべき五つのこと 「お迎え現象」とは何か 人は死んだらどうなるか
  • 続 病院で死ぬということ そして今、僕はホスピスに

    Posted by ブクログ

    病院で死ぬということの続編。
    著者の山崎先生は、前作以後ホスピスで勤務していた。
    数多くの症例により、人間らしく死を迎える事について記載されている。
    妻を自宅で介護しながら看取るため、彼女の排泄やお世話のため、腕立て伏せ10回、腹筋20回しかできない50代の夫が、妻を看取った時には、60歳にもなろうとする夫は、腕立て伏せ100回、腹筋300回もできるようになる。
    栄養摂取が十分でないが点滴は嫌だという患者には、希望を聞き、缶ビールとアイスクリームが与えられた。
    眠れない患者には、ブランデーが与えられる。
    ホスピスで昔の教え子に授業をした先生がいた。

    ホスピスには、最後の瞬間まで、患者の人生を

    0
    2024年08月13日
  • 病院で死ぬということ

    Posted by ブクログ

    医師でもある著者が幾度となく末期がん患者たちの闘病や死に立ち合い、医師としての延命至上主義の立場から、病院で死ぬという事はどういう結末を迎える事になるのか、実際の症例を交えながら考えている。
    人生の締めくくりとしての尊厳ある死については、どうあるべきなのか。この書籍が書かれた時代から、かなり経過し、現実はかなり変わってきているとはいえ、やはり病院では延命が目的である事に変わりなく、誰もが考えるべきテーマである。
    必読書の一冊。

    0
    2024年08月12日
  • ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    山崎先生のような考え方の医師が存在することに、
    心から嬉しく、希望が湧きました。

    抗がん剤で救われた人もいるし
    抗がん剤で苦しんだ人もいる

    代替療法で救われた人もいるし
    代替療法で苦しんだ人もいる

    敵対するのではなく、歩み寄って、
    より良い治療法が確立することを願います。

    患者一人一人に寄り添うような、治療で苦しむことが無い医療を切に望みます。

    0
    2024年07月19日
  • 病院で死ぬということ

    Posted by ブクログ

    消化器外科からホスピスへ転向した経緯や、キュブラーロスの死の瞬間を読んで緩和ケアに興味を持ったというエピソードに、似た境遇を感じて共感した。(大若輩である。)

    初版から20年以上が経過している今も、一般病院における終末期医療の問題点は大きく変化していないと感じる。特に、日々の診療で感じる違和感に忙しさで蓋をしている医療者に突き刺さる内容である。

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    2021年08月22日
  • 病院で死ぬということ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    末期ガン患者の終末医療に関する話。もう30年近く前に出版された本なので書いてある内容自体はさほど目新しい感じでは無いですが、出版された当初はかなりインパクトあったんだろうな~。

    こういう本って、元気な時に読んでこそだと思いますが、とにかく読んでみて良かった♪とりあえず、僕が末期ガンだったとしたら映画「最高の人生の見つけ方」みたいな感じが最高だとは思いますが、あそこまで行かなくても、この本の後半に紹介されていたように残された時間を大切に過ごし、嘘偽りなく最期の時を迎えたいと思いました☆

    あと、なにげに施設内に幼稚園を持つホスピスの話も良かった♪2年前に読んだ「夏の庭」という本にも少し似た感じ

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    2021年03月13日

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