病院で死ぬということ

病院で死ぬということ

590円 (税込)

2pt

末期ガンの患者たちの闘病と死に立ち合って思った。
一般の病院は、人が死んでゆくのにふさわしい場所だろうか。
医療者にまかせるのではなく、自分自身の意思と選択で
自分の死を迎えるにはどうしたらいいのか。

人間らしい、おだやかな時間と環境の中で生き、そして最期を迎えるために――
人間の魂に聴診器をあてた若き医師の厳粛な記録。
「ホスピス」の思想を広く知らしめる契機となった名著。
解説・柳田邦男

※この電子書籍は、1996年5月に刊行された文春文庫を底本としています。

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病院で死ぬということ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    医師でもある著者が幾度となく末期がん患者たちの闘病や死に立ち合い、医師としての延命至上主義の立場から、病院で死ぬという事はどういう結末を迎える事になるのか、実際の症例を交えながら考えている。
    人生の締めくくりとしての尊厳ある死については、どうあるべきなのか。この書籍が書かれた時代から、かなり経過し、

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    消化器外科からホスピスへ転向した経緯や、キュブラーロスの死の瞬間を読んで緩和ケアに興味を持ったというエピソードに、似た境遇を感じて共感した。(大若輩である。)

    初版から20年以上が経過している今も、一般病院における終末期医療の問題点は大きく変化していないと感じる。特に、日々の診療で感じる違和感に忙

    0
    2021年08月22日

    Posted by ブクログ

    出版は今から23年前と古いが、ガン末期と言う終焉間際の方々のノンフィクションが短編で10作+著書であるお医者さんの考え方が変わった時の短編と、今後の取り組みについてのそれぞれ1作づつの計12作。

    短編ですごく読みやすかった。

    はじめの5作は患者が望んでも、告知されず
    患者自身の最期が孤独なものが

    0
    2013年02月20日

    Posted by ブクログ

    終末期医療に関する本。尊重すべきは患者の意志という大切なことが、医者である著者が体験した生々しいエピソードを通して伝わってくる。この本を読んだ人は恐らく「もし自分や家族がこのような状況になったら・・・」と想像を及ばせることになるだろうが、その時どうしても金銭や時間のコストがどうしても頭にちらつくと思

    0
    2012年05月23日

    Posted by ブクログ

    身近に死期のちかい人がいるなら読むべき。
    死に際の人工呼吸は
    生きてるものの自己満足にすぎない
    尊厳を保ったまま送り出してあげよう

    そんなことが書かれていた。
    本当におすすめ!

    0
    2011年08月15日

    Posted by ブクログ

    今ではインフォームドコンセントは当たり前になってきたけど、そうでなかった時代の悲しい死に心が痛む想いでした。
    最後のガンのお父さんのような暖かい死が病院でも当たり前になればいいのに・・・

    0
    2011年01月31日

    Posted by ブクログ

    この本は実際のところすばらしい。人々の生死感というのは時代によって変わるものであることが分かる。そもそもそこを避けて通ってきたわたしたちは、もう一度深く考え直す時だろう。

    0
    2010年10月23日

    Posted by ブクログ

    本書の前半に紹介される悲惨な終末期医療のエピソードは、医療の発達とそれに伴った医療者の倫理観の変化が、皮肉にも人が人として死んでいくことを許さなくなってしまったことを示しており、非常に衝撃的である。

    著者は、従来の医療の常識を覆す緩和医療のあり方に気づく。がん告知の問題から出発して、患者・家族と

    0
    2010年09月06日

    Posted by ブクログ

    医師である著者が終末期医療に関して書いた本。
    初めて読んだのは単行本で、もう10年以上も前。
    その後文庫で買いなおし、本当に何回も読む。
    「死」「尊厳」について深く深く考えさせられる。
    読むたびに泣いてしまう素晴らしい本。

    0
    2011年10月20日

    Posted by ブクログ

    十代の頃は「死」についてよく考えていたな・・・と思います。その始まりの本だったと思う・・・・・・それから、エリザベス・キュブラーロスへいって(地元の本屋には無くて、京都に行って始めて買ったのは彼女の「死ぬ瞬間」でした)。

    0
    2009年10月04日

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