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日本人の90パーセントが病院で死ぬ。 なのに、末期医療のなんと粗末なことか。 医師のこの痛切な反省が、日本にホスピスの理念をもたらした。 本当に人間らしく死を迎えるにはどうしたらよいかを考え続けた 医師による、愛と願望の書。 解説・永六輔 ※この電子書籍は、1996年8月に刊行された文春文庫を底本としています。
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Posted by ブクログ
病院で死ぬということの続編。 著者の山崎先生は、前作以後ホスピスで勤務していた。 数多くの症例により、人間らしく死を迎える事について記載されている。 妻を自宅で介護しながら看取るため、彼女の排泄やお世話のため、腕立て伏せ10回、腹筋20回しかできない50代の夫が、妻を看取った時には、60歳にもなろう...続きを読むとする夫は、腕立て伏せ100回、腹筋300回もできるようになる。 栄養摂取が十分でないが点滴は嫌だという患者には、希望を聞き、缶ビールとアイスクリームが与えられた。 眠れない患者には、ブランデーが与えられる。 ホスピスで昔の教え子に授業をした先生がいた。 ホスピスには、最後の瞬間まで、患者の人生を自分らしく生きられるように、全力をあげて助けてくれるスタッフがいるのだ。
日本人の90%が病院で死ぬ。年間24万人がガンによる死である。なのに、末期医療のなんと粗末なことか。これが"日本で死ぬということ"なのか!?―医師のこの痛切な反省が、日本にホスピスの理念をもたらした。これは、本当に人間らしく死を迎えるにはどうしたらいいかを考えつめた医師の愛と願望...続きを読むの書。
内容は前作と概ね同じなのだが、副題にある通りホスピス(終末医療)での話が中心になっている。 ホスピスでは治療は行わない。最後の時までを如何に安らかに過ごすかに重点が置かれているが、その方法は千差万別。そんな中での活動を通じて死について考えさせる内容。 ホスピスの施設は設備は当然、数自体が少ないそ...続きを読むうだ。 福祉福祉だと叫ばれることの多くなった昨今、誰しもに訪れる死について考える機会が社会的に広がってほしいと思うようになった。
この本のひとつのエピソードはテレビで放映された。役所宏司と大竹しのぶのキャストで…人生の最期を迎える場所がいつもの生活の延長の空間、空気になるように奮闘する医師。
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続 病院で死ぬということ そして今、僕はホスピスに
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山崎章郎
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