作品一覧 1~8件目 / 8件<<<1・・・・・・・・・>>> 価格高い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 ソーダ水の殺人者 - 小説 / 国内文学 1巻660円 (税込) 僕は微笑みながらターゲットの心臓を撃つ殺し屋。ある日、悪魔を自称する子供から仕事を依頼されるが、その相手は全員、自分のコピー人間だった。彼らは互いの存在を知ることもなく、役者やキャバクラ嬢のヒモや僻地の医師として生きていた。僕は自身のアイデンティティを確かめるかのように一人ひとり抹殺していく。心臓を撃たれた彼らの体はソーダ水みたいに発泡し、消えていった。だが、やがて僕は自分もコピー人間の殺し屋に狙われていることに気がつく。それは、同じDNAを持つ殺し屋たちが、知恵と戦闘技術とフェイクを駆使して殺し合うサバイバルゲームの始まりだった。 試し読み フォロー ミドリガメ症候群 - 小説 / 国内文学 1巻660円 (税込) 比喩、ギャグ、アイロニー、そして一行完結の物語が散りばめられた不思議の国の短編集。西洋便器の蓋みたいな亀にしか話せない主人公と、類義語でしか話せない女性カウンセラーがセッションする「ミドリガメ症候群」。TV画面の中に世界を見る青年と、空を見ないためにパラソルを差す恋人とのささやかなラヴストーリー「モニター」。人、蛙、ダッチワイフ、霊などがボケまくるスラップスティック「ドーナッツ沼の黙示録」。読者はバーチャルと違和感が楽しい、スリリングな異世界へと招かれる。その時、あけられているのは、亀の蓋か、モニターの窓か、ドーナッツの穴か……。 試し読み フォロー 天国の水族館 - 小説 / 国内文学 1巻660円 (税込) ある日、妻は僕が可愛がっていた熱帯魚を天ぷらにすると家出した。「あなたは私のことなんて、まるで分かっていないのよ、だから、私を捜して」妻はゲームを楽しんでいるかのように電話してくる。雨が降り続く東京の街並みは、青く深い海の底のようだ。やがて僕は売春クラブ「マーメイド」にたどり着く。そこでは人間たちが魚のように回遊し、浮遊し、時に互いを捕食し合っていた。いつか僕達は天からの投網ですくわれ、天国の水族館に迎えられるのか。喪失と再生の波間で漂うファンタジー&ミステリー。 試し読み フォロー チューリップ・ガーデンを夢みて - 小説 / 国内文学 1巻660円 (税込) 安藤永遠(アンドウトワ)は、飲む(酒)、打つ(パチンコ)、売る(男あそび)を信条としている破天荒ギャル。彼女が恋するのは、トイレの水を流さず、動物にしか発情しないダメ男のコウさんだ。そんな二人が、UFOでやって来た宇宙人によって、人類の代表に選ばれる。地球環境の悪化により、人類の絶滅が危惧されている。だから他の星へ移住し、アダムとイヴとなって人間という種を保存しないかと誘われた。二人は夢みる理想郷へ旅立つのか。バブル時代の六本木で繰り広げられる、性と種と星を超えた多様性純愛小説。 試し読み フォロー プール葬 3.0 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) 灰は灰に、塵は塵に、猫はプールに。100万回より、もっと生きるかもしれない猫たちの物語。主人公の僕は猫屋敷の神様でもあるプール管理員。ある朝、プールが誰かに汚されていることに気づき、犯人を突き止めようとする。登場してくるのは、ありふれて死ぬ野良猫たちとプールを夢見る一匹の白猫。3万人の悪魔に怯える引きこもり青年。恋人を自分の居場所にしていたストーカー女。無限の神の定理で悟りをひらいた放浪老人。その神たちがタイプライターを永遠に打ち続ける限り、猫たちも僕も無限の回数よみがえるのかもしれない。 試し読み フォロー 忘れ蝶のメモリー - 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) 記憶を1日に2日分ずつ忘れ、蝶に食べられてしまった彼女は、20歳の誕生日には、すべての記憶を失なってしまう。しかも、それは明日なんだ!! 不思議な少年といっしょに帆立貝転送機に乗った私は、忘れ蝶をさがして、記憶装置の迷宮へ……。取り戻したのは、彼女の?それとも私の記憶? 俊英が放つ異色の長編作。 試し読み フォロー 復活祭のためのレクイエム - 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) <言語>と<笑い>にあふれる、群像新人賞受賞作。――窮極のキャッチフレーズ「買って」! これをオカマのセーラちゃんに教えられた、コピーライターの僕。あらゆる言葉になることができたし、あらゆる物になることができ、メタモルフォ-スをくり返す、W1―ダブルワン。そしてオカマに変身してしまった「彼」の、愛と笑いにあふれた物語。一分ごとの笑いの激流におぼれないで、最後まで「読んで」!? 試し読み フォロー あおむけで走る馬 3.0 小説 / 国内文学 1巻638円 (税込) イケなくなった売れっ子ホストの兄、ひたすらビル登りをする弟。そして元美人の太った女。無垢にしか生きられない3人が手探りする、温かな旅路とは……。 試し読み フォロー 1~8件目 / 8件<<<1・・・・・・・・・>>> 新井千裕の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> プール葬 小説 / 国内小説 3.0 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 大好きだった作家さん。いつの間にか新刊が出てた。以前より少し生き辛い感じなんでしょうか。諦めと開き直りが垣間見える。 0 2018年03月31日 あおむけで走る馬 小説 / 国内文学 3.0 (1) カート 試し読み Posted by ブクログ ひどくいびつなんだけれども、堅苦しいその中で暮らす兄弟はとてものびやかに見える。そうでもないのかもしれないけど。 0 2015年11月05日 プール葬 小説 / 国内小説 3.0 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 熱くもなく冷たくもない、ぬるいプール。毎日をただ漫然とゆらゆら漂う。時に死んだように浮かんだりもする。現実に背を向け膨らんでいくのは妄想だけ。それでも人と人との出会いの中で、微妙に心を絡み合わせながら生を目指して歩んでいく。きっとした眼差しに、どこか気持ちが明るく救われる。 0 2015年08月09日