【感想・ネタバレ】プール葬のレビュー

あらすじ

灰は灰に、塵は塵に、猫はプールに。100万回より、もっと生きるかもしれない猫たちの物語。主人公の僕は猫屋敷の神様でもあるプール管理員。ある朝、プールが誰かに汚されていることに気づき、犯人を突き止めようとする。登場してくるのは、ありふれて死ぬ野良猫たちとプールを夢見る一匹の白猫。3万人の悪魔に怯える引きこもり青年。恋人を自分の居場所にしていたストーカー女。無限の神の定理で悟りをひらいた放浪老人。その神たちがタイプライターを永遠に打ち続ける限り、猫たちも僕も無限の回数よみがえるのかもしれない。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大好きだった作家さん。いつの間にか新刊が出てた。以前より少し生き辛い感じなんでしょうか。諦めと開き直りが垣間見える。

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2018年03月31日

Posted by ブクログ

熱くもなく冷たくもない、ぬるいプール。毎日をただ漫然とゆらゆら漂う。時に死んだように浮かんだりもする。現実に背を向け膨らんでいくのは妄想だけ。それでも人と人との出会いの中で、微妙に心を絡み合わせながら生を目指して歩んでいく。きっとした眼差しに、どこか気持ちが明るく救われる。

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2015年08月09日

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