人事考課では、「ダメな部下は、いつもダメな部下、成績の良い部下は、いつも良い部下」と評価されることが多い。しかし、それでは部下は育たない。
上司は、部下の変化や成長を見るべきである。
上司の役割は、その時点での部下の能力を評価することではなく、部下を成長させること。
だから、継続的に部下を見つめ、
...続きを読む「過去と現在を比較する視点」を持たねばならない。
この本では、こう書いてある。
「たとえば、合格点80点のテストで20点しかとれなかった生徒が、半年後に40点をとったとする。
40点ならば、明らかに不合格。しかし、彼は、半年前の倍の点をとっている。
今回の点数だけを見たり、周囲の人と比較したりするだけなら、そのことに気づくことはできない。だから、叱ってしまう。
周囲の人と比べて、できが悪いからといって、叱ってばかりいてはいけない。変化を成長と捉えて、ときにはほめてあげよう」
「部下の変化を成長と捉えて評価する」
部下育成では、この姿勢が何より大切。
「上司は、部下を見捨ててはいけない。あきらめず、投げ出さずに部下を育てよう」と決意できた。