作品一覧

  • 放たれた虎
    4.0
    1巻1,276円 (税込)
    〈泥沼の家〉のメンバーが誘拐された。仲間の危機に落ちこぼれスパイたちの奮闘がはじまるが、事態は制御不能に。痛快スパイ小説
  • 窓際のスパイ
    3.9
    1巻1,210円 (税込)
    〈泥沼の家〉と呼ばれるその部署は、英国情報部の最下層だ。不祥事を起こした部員はここに送り込まれ、飼い殺しにされるのだ。若き部員カートライトも訓練中のミスのせいでここに放り込まれ、連日ゴミ漁りのような仕事をさせられていた。もう俺に明日はないのか? ところが英国全土を揺るがす大事件で、状況は一変した。一か八か、返り咲きを賭けて〈泥沼の家〉が動き出す!
  • 死んだライオン
    3.8
    1巻1,166円 (税込)
    【英国推理作家協会賞ゴールドダガー賞受賞】満員のバスのなかでひっそりと死んだ老人は、元スパイだった。誰も注目しない死に目を留めたのは、〈泥沼の家〉のリーダー、ジャクソン・ラムだけだったが……閑職に追いやられた情報部員たちがふたたび最前線で痛快な大活躍。好評『窓際のスパイ』に続く待望の第2弾!

ユーザーレビュー

  • 窓際のスパイ

    Posted by ブクログ

    TVドラマを観て、原作を読みたくなって読みました。
    イギリスのスパイ機関MI5の落ちこぼれ(Slow horses)が集まるスラウハウス(泥沼の家)、その面々がいつの間にか世間を揺るがす大事件に巻き込まれる話。落ちこぼれが活躍する話は日本人は大好きだと思う。ドラマではよく分からなかったキャサリンと死んだ男性の関係、リヴァーの昇進試験の裏事情とかが描かれていて何とも怖い世界だなぁ、と。スパイだから日常的に裏切り、裏切られるの世界なのかなぁ。そんな中でも、ボスのジャクソン・ラムのSlow horsesたちに対する、表面上は投げやりで冷たいけど、奥底での深い愛情に救われる。
    このシリーズは長編8巻、

    0
    2025年02月01日
  • 死んだライオン

    Posted by ブクログ

    落ちこぼれスパイたちの「泥沼の家」シリーズ2作目。
    おもしろい!
    今回は、ラムの天才的なひらめきや働きはあまりみえなかったけど、新しいキャラクターも登場し、また今後が楽しみ。

    0
    2018年01月21日
  • 窓際のスパイ

    Posted by ブクログ

    英国保安局で「左遷部署の中の左遷部署」という位置付けの“泥沼の家”の面々が巻き込まれる羽目になった妙な誘拐事件…どうなってしまうのかは、是非本作を紐解いてみて頂きたいが…本作を愉しむことを通じて、何か“泥沼の家”の面々に“力”をもらえるような気もした…手近なところでどう視られようが、処遇がどうであろうが「独自な基準で不正や卑劣な振る舞いを許さずに戦う」というのは大切なことのような気がする…

    0
    2014年10月17日
  • 放たれた虎

    Posted by ブクログ

    「遅い馬」シリーズというべきか、「窓際のスパイ」シリーズというべきか、MI5、保安局の左遷組たちと、その長ジャクソン・ラムの活躍を描くシリーズの第3作。

    相変わらず保安局内の権力抗争に「遅い馬」たちが巻き込まれる。
    遅い馬の良心、母親的役割のキャサリンが何者かに誘拐され、犯人からリヴァー・カートライトに対して保安局=リージェンツ・パークの地下にある書庫から、機密文書を盗み出すように指示が出る。
    しかし、実はこの事件こそが保安局の支配を目指す内務大臣ピーター・ジャドが仕組んだもので、外部の会社に委託して保安局のセキュリティ体制を試す「タイガー・チーム」と呼ばれる者たちによる犯行だった。
    しかし

    0
    2025年10月07日
  • 死んだライオン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「窓際のスパイ」の続編。最初にバスの中で殺害されたディッキー・ボウの謎があり、ボウが追った人物の目的などを探るために今回も追い出し部屋(泥沼の家)のスパイらが活躍する。登場人物が多く、それぞれが持っている野望が渦巻く中で、ボウが残した「蝉」というメッセージが最後に大きな意味を持ってくる。泥沼の家のリヴァーは前作での駅で騒動を上回る騒動を本作で引き起こすが、それも伏線の一つに過ぎない。いろなことが最後には集約されていくスリルを楽しめる。

    0
    2024年06月06日

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