【感想・ネタバレ】放たれた虎のレビュー

あらすじ

〈泥沼の家〉のメンバーが誘拐された。仲間の危機に落ちこぼれスパイたちの奮闘がはじまるが、事態は制御不能に。痛快スパイ小説

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Posted by ブクログ

「遅い馬」シリーズというべきか、「窓際のスパイ」シリーズというべきか、MI5、保安局の左遷組たちと、その長ジャクソン・ラムの活躍を描くシリーズの第3作。

相変わらず保安局内の権力抗争に「遅い馬」たちが巻き込まれる。
遅い馬の良心、母親的役割のキャサリンが何者かに誘拐され、犯人からリヴァー・カートライトに対して保安局=リージェンツ・パークの地下にある書庫から、機密文書を盗み出すように指示が出る。
しかし、実はこの事件こそが保安局の支配を目指す内務大臣ピーター・ジャドが仕組んだもので、外部の会社に委託して保安局のセキュリティ体制を試す「タイガー・チーム」と呼ばれる者たちによる犯行だった。
しかし、ピーター・ジャドの意図に反してタイガー・チームは暴走し、キャサリンを人質に有象無象の機密情報が集められた「グレー・ブック」と呼ばれる文書を求めて、脅迫が続けられる。

新しいメンバー、というか新たに左遷されて来たマーカス(ギャンブル依存症)、シャーリー(ドラッグ依存症)が加わって、ストーリにアクションが増えてきた。
このシリーズは本国イギリスでは9作目が2025年に出たらしいが、翻訳はこの3作目までなのが残念。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

〈窓際のスパイ〉シリーズ最新刊 英国情報部の落ちこぼれスパイたち、通称〈遅い馬〉のひとりで、ボスのジャクソン・ラムの片腕の秘書キャサリンが、何者かに拉致された。犯人の脅迫を受けたカートライトは彼女の身の安全と引き換えに、本部へ侵入して厳重に保管された情報を盗み出すことを引き受けるが……仲間の危機、そして〈泥沼の家〉の存亡をかけて、ラムが重い腰を上げ、〈遅い馬〉たちの奮闘がはじまる!

まさかの大アクション大会に、びっくり。今回もあなどれません。

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2017年12月28日

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