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「松本茂」の「海外M&A 新結合の経営戦略」「海外企業買収 失敗の本質―戦略的アプローチ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松本茂」の「海外M&A 新結合の経営戦略」「海外企業買収 失敗の本質―戦略的アプローチ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ー 企業経営のセオリーとして、買収は戦略を立てた後に実行すると考えがちである。しかし、実際には戦略と買収は相互に影響を及ぼす関係にある。
そもそも、買収は非連続な企業行動であって、計画できるものではない。たとえ、中期計画に買収による海外市場拡大を描いていても、対象会社の株主との交渉が不調に終わるかもしれないし、競合他社の手に渡ることもある。買収は企業にとって既存の成長戦略上にあるものではない。
それに、いったん買収を実行して新たな経営資源を手に入れると、競争の局面は大きく変わる。買収で市場占有率が拡大する、垂直結合で調達が安定する、生産拠点や販売網の補完が進む、現地に根ざしたブランドや魅力
Posted by ブクログ
2002〜2011年の日本企業の海外M&Aの成否割合は、139件中17件と2割に満たない
米国企業を対象とした研究によると、両利きの経営が最も必要とされるのは、企業が戦略的に新しい事業機会を狙うときに、その事業が既存の中核的な資産やオペレーションの組織能力から恩恵を得られる場合であるという。
成功した両利きの経営に共通するのは、探索を目的とする組織が、深化を目的とする既存組織の資産を活用して、それを競争優位につなげたことだという。
水平型の買収=同一製品やサービスを提供する事業を一体化し、規模を拡大すること
垂直統合の買収=三菱商事によるローソン買収や、伊藤忠商事によるファミ
Posted by ブクログ
印象に残ったポイント
・企業は生き残りをかけて寡占を目指す
MAの目的は寡占形成にあると断じている点が印象に残った。ウェルチの#1, #2戦略ではないが、企業は生き残るために寡占形成に向かわざるを得ない。そのための一つの手段がMA。この説明は、すっきりと腹に落ちた。
・戦略は買収に従う
この変化の早い時代に、数年単位の中期計画に沿って、戦略、組織、MAを計画、実行、評価することに、違和感を感じていたが、著者の「戦略は買収に従う」という言葉が響いた。
グーグルに最初から大戦略があった訳ではなく、買収を繰り返しながら、市場を広げていったという指摘は面白い。
・MAと組織論
戦略は買収