【感想・ネタバレ】海外企業買収 失敗の本質―戦略的アプローチのレビュー

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Posted by ブクログ 2015年02月22日

結構当たり本。成功失敗を定義してそれぞれの例から共通点を引き、間にケースを交えるというまあスタンダードな作りで、読み物として面白い。学術書としては、例えば教訓として経営者が10年以上在位していることが海外M&A成功の秘訣の一つに挙げられているが、因果関係が逆である可能性は?といったところなど...続きを読む。また、サンプル数が取れないので確かさにはやや弱さが。この分野では仕方のないことですが。

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Posted by ブクログ 2020年04月28日

かなり丹念に事例を集めて丁寧に紹介している部分は良いのだけれども、それで終わっている。
多数の事例紹介の本に留まっている。

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Posted by ブクログ 2018年11月05日

失敗例も成功例もそれぞれ。失敗例が圧倒的多数であることは定説どおり。
あげられている成功要因のうち、後続の買収案件有無は因果関係が逆ではないか。
一貫した戦略と、環境変化に合わせる柔軟性と。

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Posted by ブクログ 2014年12月03日

松本茂著「海外企業買収失敗の本質」東洋経済新報社(2014)
*海外M&Aで経営者が謳う5つの利点。
(1)時間を買う、(2)世界市場占有率を獲得する、(3)シナジーを生む、(4)現地の有能な経営者の獲得、(5)円高を利用する。
*海外M&A成功判定基準
・買収後4年目を始点として、...続きを読む対象事業セグメントと地域/海外セグメント営業利益両方で最高益更新率50%以上を実現したケースを成功とする。
・買収後に自社が破綻、あるいは買収した事業を売却、撤退したケースは失敗とする。
*時間軸を買う
成功例:10年の長期で持続的な利益成長に照準
失敗例:買収後の短期的な株価や業績を重視
*10年の時間軸で買収後の戦略を考える。
・国内事業とのウィンウィンに固執しない。
・現地マネジメントん経営を任せない。
・大型海外M&Aは長期経営執行するトップの下で行う。

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