互盛央の作品一覧
「互盛央」の「いつもそばには本があった。」「エスの系譜 沈黙の西洋思想史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「互盛央」の「いつもそばには本があった。」「エスの系譜 沈黙の西洋思想史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者たちとあまり学生時代を過ごした年代が変わらないので、この本でふれられている”あの時代”の雰囲気はよくわかる。なぜか浅田彰の本がベストセラーになって、ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』などという本が平積みになったりしていた時代だった。ちょっと前には「朝日ジャーナル」などという雑誌があって、”人文的な教養”が価値のあるものと考えられていた時代でもあった。この本はちょっと懐古的に感傷的になっているような印象もあるが、それを踏まえた著者たちの現代への問題意識もわかる。ただ、両者がバックグラウンドとする仏哲学が『知の欺瞞』後にどれだけアクチュアリティを持てているか、単なる”妄想”になってい