作品一覧

  • 修道院覚書 バルタザールとブリムンダ
    3.0
    1巻4,950円 (税込)
    左手を失った帰還兵バルタザールと不思議な力を持つブリムンダの愛の物語。国王の修道院建立、飛行機の発明、天才音楽家などが紡ぐ驚きの空想物語。ノーベル賞作家の最高傑作、新訳決定版。
  • エルサレム
    4.0
    1巻3,245円 (税込)
    5 月の真夜中、死病を抱えたミリアは痛みから外へ駆け出した。ときを同じくして、狂気と焦燥に駆られた男女が通りをさまよう……。現代ポルトガルの最重要作家による圧倒的代表作。
  • 死んでから俺にはいろんなことがあった
    -
    1巻2,200円 (税込)
    俺はただ家に帰りたいだけなのに、それがそんなにおかしいか? ポルトガルの作家が移民の置かれた立場の悲哀を不条理かつユーモラスに描く傑作長編。 郵便配達をしていた俺は故郷の「くに」から逃げてきた。妻のカルラと幼い息子とともに「島」で不法滞在している。買い物をした帰りに乗っていた地下鉄が故障で止まってしまい、右も左もわからない場所で降ろされてしまった一家。なんとか家にたどり着こうとあれこれ画策するが、やることなすことすべてが裏目に出て━━。周囲から存在を認められず、無視され続ける移民の親子は、果たしてどうなるのか? 【目次】 ツキを呼び込む やりすぎだよ コソボチームのシャツ むしゃぶりつきたくなる 神さまの大間違い 偽りの思い出 幻ってやつは 自分で自分を刺す 好きで自分勝手になったわけじゃない 俺たちの四十キロ 訳者あとがき 【著者】 リカルド・アドルフォ 1974年にアンゴラに生まれるが、アンゴラの独立により幼少時にポルトガルに帰国。2003年に短編集『すべてのチョリソーは焼くためにある』でデビュー。初長編『ミゼー』はポルトガルでベストセラーとなる。『東京は地球より遠く』では日本で働く外国人のサラリーマンの目から見たおかしな日本の日常を描いた。同書からは2019年刊の『ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声』に3篇が収録されている。ドラマや映画の脚本の執筆や絵本も発表するほか、広告界でも国際的に活躍している。2012年より東京に在住。 木下眞穂 上智大学ポルトガル語学科卒。ポルトガル語翻訳家。訳書に『ブリーダ』(パウロ・コエーリョ)、『忘却についての一般論』(ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ)、『エルサレム』(ゴンサロ・M・タヴァレス)、『象の旅』(ジョゼ・サラマーゴ)など。『ガルヴェイアスの犬』(ジョゼ・ルイス・ペイショット)で2019年に第5回日本翻訳大賞を受賞。
  • 戦争は,
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    戦争は,何も知らない人たちの柔らかな夢に入りこむ.戦争は,物語を語れたこともない.--気づかぬうちに進行する病気のように日常をずたずたにし,野心や憎しみを糧に貪欲に育つ戦争.自らも独裁政権に抗した,ポルトガルを代表する文学者の詩とその息子による絵で,戦争の残酷な本質を描く.今こそ読まれるべき,衝撃的な絵本.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 象の旅
    -
    1巻2,090円 (税込)
    ノーベル賞作家サラマーゴが最晩年に遺した、史実に基づく愛と皮肉なユーモアに満ちた傑作。 象は、大勢に拍手され、見物され、あっという間に忘れられるんです。それが人生というものです。 ノーベル賞作家サラマーゴが最晩年に遺した、史実に基づく愛と皮肉なユーモアに満ちた傑作。 【目次】 象の旅 訳者あとがき 【著者】 ジョゼ・サラマーゴ 1922年、ポルトガルの小村アジニャガに生まれる。様々な職業を経てジャーナリストとなり50代半ばで作家に転身。『修道院回想録』(82)、『リカルド・レイスの死の年』(84)、『白の闇』(95)で高い評価を得て、98年にノーベル文学賞を受賞。ほかに『あらゆる名前』(97)、『複製された男』(2002)など。2010年没。 木下眞穂 上智大学ポルトガル語学科卒。ポルトガル語翻訳家。訳書に『ブリーダ』(パウロ・コエーリョ)、『忘却についての一般論』(ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ)、『エルサレム』(ゴンサロ・M・タヴァレス)など。『ガルヴェイアスの犬』(ジョゼ・ルイス・ペイショット)で2019年に第5回日本翻訳大賞を受賞。
  • 100このタネがとんでった
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    木はまっています.寒さも雨の日ものりこえて,タネをとばすのにぴったりな日を――.1本のマツの木からとびだした100このタネ.10こは道路に落ち,25こは鳥についばまれ,5こは小さな虫の家になり,木に育つのはいくつ? タネの大冒険をユーモアたっぷりに描いた,ポルトガル発のグラフィカルな科学絵本.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 不倫
    3.7
    1巻1,144円 (税込)
    「生きることとは愛すること」――。 優しい夫と二人の子どもに恵まれ、ジャーナリストとして活躍するリンダ。誰もが羨む暮らしを送る一方で彼女は、理由のわからない孤独や不安に苛まれ、変化すること、変わらないでいることに恐怖を感じはじめていた。そんな折り、再会したかつての恋人……。周囲を巻き込み、刺激と情熱に溺れ、すべてを失いかけたとき、現れた衝撃の真実。背徳の関係さえも、真実の愛を学ぶチャンスだったのだ――。
  • ブリーダ
    -
    1巻924円 (税込)
    アイルランドの女子大生ブリーダの、英知を求めるスピリチュアルな旅。恐怖を乗り越えることを教える男と、魔女になるための秘儀を伝授する女がブリーダを導く。愛と情熱とスピリチュアルな気づきに満ちた物語。
  • ザ・スパイ
    3.0
    1巻880円 (税込)
    「わたしの最大の罪は、男たちが動かしている世界にあって自由で自立した女だったということ」――。  1917年10月15日、パリ。第一次大戦下のフランスで、謎に包まれた一人の女性、マタ・ハリが、二重スパイの罪で銃殺刑となった。彼女は本当にスパイだったのか。  世界的ベストセラー作家が、多くの史料にあたりながら、その美貌と妖艶な踊りで多くの男たちを虜にした女性の、悲しくも激しい数奇な人生を描いた話題作。 【もくじ】 プロローグ 第 一 部 第 二 部 第 三 部 エピローグ 著者あとがき 訳者あとがき
  • マクトゥーブ An Inspirational Companion to The Alchemist
    値引きあり
    4.0
    1巻677円 (税込)
    世界的ベストセラー『アルケミスト』の全編を通してキーワードとなる言葉「マクトゥーブ」。アラビア語で「それは(神によって)書かれている」という意味だが、一見不幸な出来事でさえも実はチャンスだと気づけば、運命は夢の実現を助けてくれるという教えを含む。世界最高峰の作家が、まさに自身の人生に多大な影響を与えた先人たちの言葉を採録。宝物を探す少年の旅に秘められた神髄を、短いエピソードで堪能する最良の副読本。

ユーザーレビュー

  • マクトゥーブ An Inspirational Companion to The Alchemist

    Posted by ブクログ

    私は心に刺さった/響いた/残ったページは角を折っておくのですが、これはほとんど半分を折りました。

    読むたび、生きていて抱える喜怒哀楽その時々の感情それぞれに触れる、救ってくれる言葉があります。

    何歳/どの年代で/どんな情勢下で読むかで、感じ方も変わりそう。
    とても哲学的な本です。

    0
    2025年09月03日
  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    この本は物語ではなく、「戦争は〜」という一文ずつで淡々と語られる作品だった。けれどその一つひとつが胸に迫り、どれも確かに「戦争の顔」を映していると感じた。戦争にはいろんな側面があるのだと、読むたびに考えさせられる。

    絵はシンプルで色も限られているのに、不気味さや緊張感がにじみ出ていて、言葉の重みとともに強い印象を残す。文章が短く少ないからこそ、読み手に「あなたはどう思う?」と問いかけてくるようでもあった。

    私は戦争を知らない世代だ。けれど、今の平和は過去の痛みや犠牲の上に成り立っているということを、この本を通じて改めて考えさせられた。戦争を体験した人たちの声が届きにくくなってきている今、こ

    0
    2025年08月06日
  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    「戦争は、日常をずたずたにする。」
    「戦争は、憎しみ、野心、恨みを糧とする。」
    どの戦争も同じだと思う。怖すぎるのだ。

    0
    2025年08月06日
  • 戦争は,

    Posted by ブクログ

    「戦争は〜」という文が積み重ねられていく。詩だだな感じたが、やはり作者はポルトガルの詩人だった。淡々としているが、一つ一つ考えさせられる文。「戦争は、何も聞かない、何も見ない、何も感じない」「戦争は物語を語れたことがない」など。そして、それらの文に組み合わされた黒を基調とした絵、さらに文がない間のページの絵が、文と同じくらいに雄弁に、迫力を持って語っている。
    繰り返し読みたい1冊。

    0
    2025年07月23日
  • エルサレム

    Posted by ブクログ

    おもしれー! 「本音で楽しむ本」と「建前で楽しむ本」があるとしたら、この本は間違いなく前者。1章が短くサクサク読める。サクサク読めるのに色々残る。

    0
    2025年06月10日

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