作品一覧

  • 地形からみた歴史 古代景観を復原する
    値引きあり
    3.7
    1巻808円 (税込)
    「地震」「水害」「火山」「雷」「大風」……。『記紀』に描かれた数多の自然現象とその災害の実態とは? 「浦」「江」「潟」「岸」「潮」「浜」……。『万葉集』に謳われた風光明媚な景を現在と比較すると? 「古墳」「池」「溝」「津」「水門」、人為は景観をどう変えたのか? 空中写真、地形図、遺構・遺跡、史料を突き合わせ、失われた古代日本を大胆に復原する。(講談社学術文庫)
  • 平野が語る日本史
    4.0
    1巻968円 (税込)
    難波京・平城京・平安京をはじめ、古代日本の都が置かれた「平野」の実態とは? 段丘、扇状地、三角洲、ラグーン……。地震や火山爆発によって急速に、流水や氷河・風・波浪の浸食や堆積によってゆっくりと変化してきた平野は、人間とどのように関わってきたのか。過去の景観と地形環境を、遺構・遺物や古文献・史料、古地図・地籍図から復原。畿内、大井川、紀ノ川、筑後川を例に、人々の自然への思いや生きざまに迫る。

ユーザーレビュー

  • 平野が語る日本史

    Posted by ブクログ

    知っている場所が多く出てくるだけに頭の中が凄く整理された。
    やはり地理学は面白い。

    そして地理と歴史、古文を関連づけて学ぶ楽しさも味わえた。

    河川と歴史の研究に取り入れていこうと思います。

    0
    2020年07月12日
  • 地形からみた歴史 古代景観を復原する

    Posted by ブクログ

    原著はかなり古いものだそうだが、「ジオアーケオロジー」を日本で提唱した最初期の本であるようだ。
    ジオアルケオロジーって、今は訳語ができているのかな?

    第三章『記紀』『万葉集』に自然の景を読む を目当てに買った。
    やはりそこが一番興味深く読めた。
    「岸」という言葉は、満潮時に水をかぶるくらい低い土地を指していたという。
    現在の「岸」のイメージとは随分違う。
    住江の岸に寄る波よるさへや・・・の歌はもう少し後世のものだけれど、頭の中に浮かんでいた風景を修正しなければならないのかも。

    あとは、冒頭の方にある、人間の土地利用は、土地の植生に決定的なダメージを与え、たとえ人間がその後その土地を放棄して

    0
    2013年03月13日
  • 平野が語る日本史

    Posted by ブクログ

     平野から日本が発展した社会学的な内容を期待していたら、地質地形から平野の成り立ちを解説する地理学の本だった。

     期待する内容とは全然違っていて申し訳ございませんでした。

    0
    2020年07月02日
  • 地形からみた歴史 古代景観を復原する

    Posted by ブクログ

    今みている景観が、記紀万葉の時代はどうであったか、またどのように変化して現在に至っているかを論述した書である。分野としては私の好きなところではあるものの、さすがに学術文庫に収まってるだけあって少々アカデミックでやや退屈な本でした。

    0
    2013年01月22日

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