富澤一誠の作品一覧
「富澤一誠」の「あの素晴しい曲をもう一度―フォークからJポップまで―」「音楽でメシが食えるか? 富澤一誠の根源的「音楽マーケティング論」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「富澤一誠」の「あの素晴しい曲をもう一度―フォークからJポップまで―」「音楽でメシが食えるか? 富澤一誠の根源的「音楽マーケティング論」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
誰もが口ずさむ名曲には、意外なドラマや秘話が詰まっている。
最初は三〇〇枚しかプレスされなかった「帰って来たヨッパライ」、原題は「王手」だった「関白宣言」。
軟弱者扱いされた井上陽水、奇異で異質な存在だったユーミン―。
フォークからJポップまで、現場で見つめ続けてきた筆者が綴る五十年史。
読むだけでメロディーが浮かぶ「名曲ガイド50」付き。
[ 目次 ]
一九六〇年代―フォークが日本を揺さぶった(最先端だったフォーク;加山雄三の革命 ほか)
一九七〇年代―ニューミュージック黄金時代(第三回全日本フォークジャンボリー;スターの交代 ほか)
一九八〇年代―歌謡曲の逆転勝ちとビートの浮上(シングル・ヒットの連発;CMソングの時代 ほか)
一九九〇年代―メガヒット方程式の確立(愛は勝つ;ミリオンセラーとCD ほか)
二〇〇〇年代―音楽界の迷走と新たな「名曲」(「TSUNAMI」の大ヒット;宇多田か浜崎か ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
【目次】
谷村新司 ふつうの人間がビッグになっていくことに大きな意味がある
井上陽水 気がつけば人生の真ん中。オレが歌って何が残るか
松山千春 この青春を人生の終りの日までオレは歌うだろう
五輪真弓 長距離ランナーの生き方を選んだ私。ちょっと臆病すぎた
さだまさし たった1曲でいい。その歌が作れたら死んでもいい
甲斐よしひろ 夢のない人生はクズだ。オレは歌って夢を見る
桑田佳祐 重いばかりが人生じゃない。カッコいい軽さが,オレは好き
財津和夫 裸一貫から身を立てる。歌はそのための手段だった
吉田拓郎 オレの生き方? めいっぱい熱くやります
中島みゆき 私って心の傷をみつめるために歌をうたってるみたい
南こうせつ みんな必死で孤独なんですよ。それがわからないと優しくはなれない
長淵剛 生きるってことはファッションじゃない。そんなに格好よくも,甘くもないだろ?
浜田省吾 10代で聞いたロックの響き。あの熱い感覚を取戻したい
山下久美子 陽気なだけじゃない。“もうひとりの私”がいる
山下達郎 男のやりきれなさ,それがオレのテーマだ
高中正義 “何とかなるさ”いつもそう信じてきた
上田正樹 『悲しい色やね』はオレの演歌や
鈴木康博 いままでのオレは“本当の俺”じゃなかった
松任谷由美 人がやらないことをやるのが好き
稲垣潤一 埋もれてたまるか,オレはスターになる
杏里 芸能人て呼ばれるの,今も抵抗ありますね
安全地帯 借金を返すためにプロになるしかなかった
中原めいこ アイドルになりたくて,でもなれなかったの
アルフィー あの“どん底”でオレたちがつかんだ歌
山本達彦 「オレは何も信じない」いつでもひとりで生きてきた!
麻倉未稀 自分を殺して生きるなんて,私には,絶対できません
チャゲ&飛鳥 バラバラの個性? アンバランスがオレ達の魅力ですから
白井貴子 “今”しかない。やりたいこと,みんなやってみなきゃ
杉山清貴 でも,きれい事いってちゃ生きていけない
飯島真理 夢がひとつしかない人生なんてつまんない
中村あゆみ 17歳の時の家出,そしてロックがあたしを変えた
高橋幸宏 明日は今日よりも,もっと楽しく生きたいね
Posted by ブクログ
数年前に、来生たかおさんがこの方のイベントに呼ばれてライブを行ったことがありますね。
若いころから音楽評論家として活躍し、
いまも大人のための音楽を広めるための活動を精力的に行っているそうだ。
文章だと自分が書きたくないことは避けてしまうため、
あえてタブー無しの聞き書きという形をとった。
CDが売れない、というよく聞く話にとどまらない、
音楽業界の内実と問題点、それをどう打開すべきか、が次々語られる。
タイアップありきで、目利きを育てる・素材を見出すことを怠っていた企業のツケ。
今も世に潜むであろう天才を拾い上げることができていない。
若い世代の音楽については若いものに任せつつ、自分のフィールドで、
今一度花を咲かせようと、目立たないけれど長く音楽を続けている大人世代を
掘り起こそうと動いている。
「トライアウト」という表現は少し刺激があるけれど、
確かな実力と円熟味をもつミュージシャンに目を向けるのはアリだと思った。
受け手となる側の世代も数が多く、CDのほうが馴染みがあるし。
J-POPでも歌謡曲でも演歌でもない、エイジフリーミュージックの可能性。
「好きなものはずっと変わらない」ので、
年を重ねたから演歌や童謡を聴くわけでもないだろう。
リスナーの気持や好みは当時のままで、
今もそれをブラッシュアップしたものを求めているはず。
一方で、音楽系の学校で若い人への教育を通じて、
音楽でメシを食っていける人材を育てるための活動も行っているとか。すごいな。
コロナ禍で浮き彫りになった数々の問題を、是正していく好機ととらえ、
音楽業界を再び元気づけようという強い思いがあふれる本。
今までの、惰性で続けていたやり方を見直すことができれば、
潜在的なマーケットはあるし、届くところはあるだろうと思える。