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「日下力」の「平治物語 現代語訳付き」「保元物語 現代語訳付き」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
以前、小学館の全集で読んだ時は断然『平治物語』の常盤のくだりが印象的だった。
女性の視点でこれほど紙幅を取るのは、『平家物語』の建礼門院(灌頂の巻)くらい?
改めて読んで思うのは、寵愛されても、信頼のような武才のない人物が台頭すると、この時勢では哀れな末路しか辿らないことへの不憫さ。
馬から落ちるわ、鼻怪我して鼻血出すわ、義朝に白い目で見られるわ。
ドラマではドランクドラゴンの塚っちゃんが演じていたようで、画像に吹いた。
に、憎めないわー。
(義朝は玉木宏なのか……)
さて。
『保元物語』の為朝ばりの剛の者には欠ける(まあ源氏最強って言ってたしなー)ぶん?、頼朝・義経の復讐譚までが収録されている。
詳しくは『平家物語』に記されるわけだが、頼朝が亡くなる所までが収められており、源氏の行く末がどうであったかに主眼を置いたストーリー構成となっている。
「忠致・景致を捕縛して、磔にしてしまった。通常の磔ではなく、為朝の墓の前に板を敷き、左右の足手を大きな釘で板に打ちつけ、足手の爪をはがし、顔の皮をはぎ、四、五日の間に、なぶり殺しに殺された。」
そう言えば常盤母も拷問されたくだりがあったな……。
ひとまず2017年も、これにて読みおさめ。
Posted by ブクログ
2017年の読みおさめを、『保元物語』と『平治物語』にしようと思い立つ。
どちらも日下力氏が訳注されていて、以前に二冊ほど読ませていただいていたので、ワクワク。
とりあえず現代語訳のみを読み終えた感想。
鳥羽院が崇徳天皇の後継者として、弟君である後白河天皇を立て、崇徳院(新院)の子が天皇とならなかったことを発端として、各々が武士を伴わせた乱に発展する。
源為義パパの子沢山ぶり(最終的に男子66人を夢見るって、どんな……)にも関わらず、生まれた子のやらかし具合。
六男為朝が強すぎる。色んな意味で。
戦では一番の見どころです。
この人が生き残ってたら、源氏の勢力図はきっと変わっていただろう。
為義パパの位が剥奪されるくらいのやらかしぶりは、最後まで衰えず。鬼ヶ島、無理やり改名。
しかし、『椿説弓張月』の為朝と同一人物とは思えない。。。
それから後白河院もよっぽどだが、崇徳院もやはり同じ血筋、怨霊化怖すぎる。
十善を積んだと言われど配流され、そのエネルギーを一気に悪に傾け注ぎ込む、凄まじさ……。
清盛と義朝も、それぞれ「らしい」立ち位置。
現代語訳、スルスル読めました。
「保元の乱にこそ、親の首を切りける子もあれ、叔父が首切る甥もあれ、兄を流す弟(おとと)もあれ、思ひに身を投ぐる女性(にょしょう)もあれ、これこそ日本の不思議なりし事どもなり。」