配信予定・最新刊

作品一覧

  • ホンのひととき 終わらない読書
    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    ああ、もっと読みたい。 偏読、雑読、併読、積ん読――楽しみ方いろいろあります。 年間300冊の本を読み、読書家で知られる女優の初エッセイ 子ども時代の読書体験、児玉清さんとの出会い――いつも、そこに「本」があった。 遠藤周作、東野圭吾、村上春樹、山本文緒など、大好きな「物語」の世界で想像の翼を広げ、ときに「今を生き抜く」ヒントが詰まった話題のノンフィクション、ビジネス書など、実用書の数々を手に取り、現実をかみしめる。 本書は毎日新聞本紙連載された読書エッセイと「週刊エコノミスト」に連載された3年半に及ぶ読書日記を中心に、選りすぐりの約100冊の本への想いを綴った。 女優であり、作家、脚本家として物語を紡ぐ、著者の感性と日常がみずみずしい。 「読書」という営みからあぶり出される女優の素顔が詰まった珠玉の初エッセイ。 不安な時ほど、その存在がしみる 大阪から上京して初のひとり暮らし。 休日は、朝起きてから夜寝るまで一人きりで「あれ、今日一言もしゃべらなかったな」という日もありました。ある日、さみしさにたえかねて、すがる思いで本屋へ行き、貪るように本を読みました。パリパリに乾いたふきんのような心が、文字の泉に浸り、徐々に柔らかくなっていくのを感じました。その時「本はわたしの心の友達」と確信しました。(まえがきより)
  • 水の月
    4.0
    1巻929円 (税込)
    全編、手紙とメールで紡ぐ、家族の物語―― 親の離婚によって離ればなれになった姉妹が 30年の時を経て心を通わせようとする。 途切れた時間は再びつながるのか。 「私たちは、ふと空を見上げればそこに在る月にでも 話しかけるようなつもりで、まるで鈍化された祈りのように、 言葉をつづるのかもしれない。あるいは最後にはそんな境地に 戻っていくために、人生はあるのかもしれない。 本書を読ん、そんなことを思った。」 (上田岳弘 解説より)
  • 残りものには、過去がある(新潮文庫)
    3.9
    1巻649円 (税込)
    「あの子さ、やっぱりお金目当てかな」まだ肌寒い春の日、清掃会社の2代目社長・友之と、同じ会社で契約社員として働く早紀の結婚式が始まった。18歳差のカップルを揶揄する声を耳にしつつ、栄子は披露宴の祝辞に臨む。今日初めて会った新婦の〈友人代表〉として――。列席した新郎の旧友、新婦の従姉、そして主役の二人も、人には言えない秘密を抱えていた。誰かの幸せを祈りたくなる6編!(解説・一木けい)
  • わたしの本棚
    3.8
    1巻1,500円 (税込)
    自分を成長させてくれた、大切な二十四冊。カズオ・イシグロ、北村薫、スティーヴン・キング……彼らの本はまさに“人生の写真アルバム”。女優、コメンテーター、作家として活躍し、芸能界きっての読書家として知られる著者の、感動の読書エッセイ。 わたしの仕事部屋には、壁一面の本棚がある。不思議と目に飛び込んでくる本は毎日変わる。本は日によって目には見えない光を放ち、わたしを惹きつける。どれもこれもわたしのこれまでを伴走してくれた本たちだ。中でも大切な転機を、あるいは危機を救ってくれた二十四冊について本書で綴っている。少し大げさに言うなら人生の本棚。この二十四冊は、自分の成長の瞬間が収められた写真アルバムと同様だ。そして自分のアルバムみたいな本棚は、きっと誰もが持っている。読み終えた本を、あるいはこれから読む本を並べた本棚は、持ち主の生きてきた軌跡であり、これからの人生の一部になっていくかもしれない。そんな本が放つささやかな光は、人生の行方を照らし、時に道しるべになってくれると思う。(「切実な読書」――あとがきにかえて より抜粋)
  • 万葉と沙羅
    3.7
    1巻800円 (税込)
    本は非常口。いつだって、逃げていいんだよ。 中学で友人関係に苦しみ不登校だった沙羅(さら)が選んだのは通信制高校。そこで再会した幼なじみの万葉(まんよう)は、古本屋でバイトする青年。「本という宝を探すにはコツがいる」と彼に教えられるうちに、沙羅も読書の奥深さに目覚めていって――。絵本や小説など著名な25冊の本が登場。大切な人と本でつながる瑞瑞(みずみず)しい青春小説。解説・若松英輔 ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • わたしの名店
    3.6
    1巻726円 (税込)
    三浦しをん、西加奈子、道尾秀介、ジェーン・スー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、森見登美彦――全28名が競演する「おいしい」エッセイ集。キラキラとした幸福感が染み入る「鴨ロースト」、憂鬱の原因が汗とともに流れ出ていく「ガパオ」など、自身にとっての「名店」と大好きな一皿をエピソードを交えて綴る。お腹も心も満たされる食エッセイ。エッセイに登場するお店の情報も掲載。
  • 恋愛仮免中
    3.6
    1巻580円 (税込)
    人の数だけ、恋の形はある。 奥田英朗、荻原浩、原田マハ、窪美澄という実力派の直木賞・山本賞作家に、新鋭の中江有里を加えた、豪華執筆陣によるアンソロジー。テーマは“恋愛”。 28歳の彩子は、付き合って3年の恋人が相談もなく会社を辞めたことにショックを受ける。女友達は条件のいい男を紹介してくれ、彩子は恋人との別れを考え始めるが……。(奥田英朗「あなたが大好き」) 16歳の僕は、夏を海で過ごすためにばあちゃんの家に来た。夕暮れの砂浜で、その人は子守歌を歌っていた。……とても悲しそうな声で。(窪美澄「銀紙色のアンタレス」) 1969年、中学生だった僕と彼女は50年後に一緒に宇宙に行く約束をした。その年まであと4年のいま、彼女は病院のベッドの上にいる。(荻原浩「アポロ11号はまだ飛んでいるか」) 生まれも育ちも京都の善田は、半年前に妻を亡くし、会社を追われ、タクシー運転手となった。ある日、ボストンから来た老婦人をタクシーに乗せ京都を案内することに……。 (原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」) 両親が離婚したミサトは、クラブを経営する母親行きつけの美容院のシャンプーボーイと、偶然海の家で会うが……。(中江有里「シャンプー」) 人の心が織り成す、甘くせつない物語を集めました。
  • 愛するということは
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    里美は、娘の汐里と2人で暮らしている。若い頃の前科が原因で家族からは疎遠になり、やがて生活に困窮した里美は罪を犯してしまう……。愛を夢見て、妬んだ里美と、愛を求めて諦め、姿を消した汐里。一度は訣別したふたりだが、再び巡りあい、そして……。あらゆる母娘に、愛は存在するのか。
  • みんなスーパーヒーロー
    3.0
    1巻1,232円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第49代アメリカ副大統領による自伝的絵本。家族や友だち、先生など周囲の人と支え合うことの大切さを描く。翻訳は女優の中江有里
  • 日々、タイガース、時々、本。 猛虎精読の記録
    NEW
    -
    中江有里がハマった「トラ」の沼は 想像以上に熱く深かった。 38年ぶり日本一の2023年から リーグ最速優勝の2025年までの 阪神タイガースを徹底観戦。 緊急入院でぶっ倒れながら 病床の夢の中からも応援にのめり込んだ。 選手たちの活躍を観ながら思い浮かぶのは 自分の新人時代、日常の出来事 そして、愛読書のこと――。 観戦記×日常×書評 タイガースに熱狂する気持ちを言語化したら これまでにないエッセイになりました! トラに学ぶ29冊 ~まえがきにかえて~ 2023年 18年ぶりリーグ優勝 /38年ぶり日本一 ミエセス選手の奮闘に贈る 児玉清自伝『負けるのは美しく』 でも勝負は諦めない 緊急入院。夢でも気になる試合結果に 『アルジャーノンに花束を』が重なった夜 阪神、38年ぶり日本一。 甲子園がしびれた湯浅京己投手の『夜間飛行』 …ほか 2024年 CS敗退! 「A.R.E. GOES ON」ならず… オープン戦最下位は、最高の結末への伏線。 『名探偵ポアロ』は予感させてくれる 自力優勝が消えても、私は星を追い続ける。 アウレーリウス『自省録』のように 代打職人も俳優も待つのが仕事。 『11人いる!』が教えてくれた使命 …ほか 2025年 圧倒的リーグ優勝、 そして……! ♪人生今がラッキーセブン 『大地の五億年』ふうに言ってみる   7連敗のあとに連勝、 人生にも野球にも特別な「花」が咲く。 世阿弥も多分そう言ってた セ・リーグ最速優勝も、薄れゆく記憶は 『博士の愛した数式』。あの歓喜をもう一度 …ほか 勝っても負けても、終わらない! ~あとがきにかえて~
  • わたしたちの秘密
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    1巻858円 (税込)
    村山由佳氏、おすすめ! 「作家・中江有里の真摯な声が聞こえてくる。人生からは逃げられない、けれど人は変われる、と」 30歳の大倉玉青は、人材派遣会社に登録し大手通信系企業の受付として働いている。大学時代は、演劇サークルに所属していた。愛読書の『走れメロス』をバッグに放り込み、苦行のような満員電車に乗り職場へ通うのは、ただ生活のためだけだ。その生活が空虚で、何のために生きているのかわからない。彼女は、5年前の自らの選択が生んだ「秘密」を抱え、それに関わる者の存在を「希望」と感じながら、ただ日々を過ごしていた。 そんなある日、劇的な邂逅から生活が急転。玉青は思う。この出会いを、わたしは信じていいのだろうか――。 女優・作家・歌手として多彩な才能を見せる著者が、二人の女性の交錯を軸に現代的テーマに迫った、温かでミステリアスな物語。 『トランスファー』改題。 【目次】 同じ夢 極夜 世界は広い 振り向かない男 話してくれて嬉しかった おやすみ 洋海 再びの夢 まだ、生きている まだ死ねない 痕跡  〈巻末対談〉松井五郎(作詞家)×中江有里         歌手活動の再開は、この小説がきっかけだった

ユーザーレビュー

  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    これはいいものを読ませていただきました!
    読んでいて幸せになれる本。

    やっぱりおいしい食べ物にまつわるエッセイが大好き。
    28人の著名人が実在する名店の思い入れのあるメニューを紹介してくれていて、すべての作品からその食べ物への愛が感じられて最高でした。

    初めて読む作家さんも何名かいらっしゃって、この方の文章好きだな、他の作品も読みたいなと思える作家さんに出会えるのがアンソロジーの好きなところです。

    同じくポプラ文庫さんから出版されている
    『3時のおやつ』も読みたくなりました!

    0
    2025年11月23日
  • 残りものには、過去がある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     
     よかった!!

     ひとつの(ふたりの)結婚式に係る
     6人の人生、とてもおもしろかった

     もう一度読みたいと思うような本だった


    0
    2025年10月18日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

    0
    2025年03月24日
  • 残りものには、過去がある(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ある夫婦の結婚式がさまざまな人たちの目線から描かれていて、読み進めるほど面白かった!初めは『大丈夫か?この夫婦』と思ってしまったけど、最後の章では主人公2人が大好きになっていて心温まるお話でした。

    0
    2025年03月04日
  • 万葉と沙羅

    Posted by ブクログ

    「ずっと、ふわふわプラプラしてる自分が悪いんだって思ってた。そのくせ、みんながどんどん前に進んでいくことに焦る自分もいた。
    でも、そんな自分も必要なんだなって思えた。」

    0
    2024年12月07日

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