作品一覧

  • スガモプリズン 占領下の「異空間」
    5.0
    1巻1,034円 (税込)
    敗戦直後,GHQ占領下に開所したスガモプリズン.外の世界が大きく移り変わるなか,戦犯たちは獄中で何を思い,何を見つめていたのか.戦争裁判の実態,刑務所管理の構造,戦犯の自治や言論活動,そして朝鮮人・台湾人戦犯の問題.十数年に及ぶスガモ運営の全体像を描き,塀の向こうに置きざりにされた戦争責任を問い直す.

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  • 体験者「ゼロ」時代の戦争責任論
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    戦後八〇年,戦争体験者がほぼ亡くなるという新たな状況が生じつつある.体験者の声が遠くなるなか,いかに戦争責任を問う議論を継承し,発展させていくことができるだろうか.これまで議論を牽引してきた世代,そして現代的観点から批判的更新を図る若い世代による徹底討議を中心に,未来へ向けて戦争責任論の可能性を開く.

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  • ジャワで抑留されたオランダ人女性の記録
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1942年、ジャワに侵攻・占領した日本軍は、植民者オランダ人の軍人・民間人を抑留し、多数の死者を出した。その悲惨な抑留所生活を子どもとともに耐えぬいた一女性の体験記。
  • ジャワ・オランダ人少年抑留所
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1942年3月、ジャワで暮らしていた7万人のオランダ人は日本軍に収容され、少年たちは家族と引き離され収容所にいれられた。戦後50年余を経て、はじめて明らかになる事実。
  • 死刑台から見えた二つの国
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 植民地支配下の朝鮮から俘虜収容所の監視員として朝鮮人が動員された。敗戦後俘虜虐待の罪に問われた人のうち、朝鮮人で149人が有罪、23人が処刑された。何故かを問う。
  • ぼくらはアジアで戦争をした
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 5人の戦争体験者から聞く日本の軍隊の姿。日本は「アジアの光」ではなく、「闇」であり「絶望」であった。私たちが埋葬してきた歴史、強姦や「生体解剖」などの事実を明らかにする。
  • アジアからみた「大東亜共栄圏」
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本が踏み込んだアジア10カ国に今も残る侵略軍・日本の姿をクローズアップ。タイ、ビルマ、ベトナム等を追う。

ユーザーレビュー

  • スガモプリズン 占領下の「異空間」

    Posted by ブクログ

    東京裁判A級戦犯の裁判は有名だが、BC級裁判についてはあまり知られていないだろう。
    収容所での捕虜虐待など。上官の命に従っただけでも死刑判決を受け処刑された戦犯が多数。
    本書はサンフランシスコ講和条約後も含めスガモプリズンに収容されていわゆる戦犯を追う作品。
    特に朝鮮、台湾出身の戦犯が故国には戻れず日本国にも見捨てられた事実についてが圧巻。
    戦争中という異常事態、戦勝国が裁くという正義。戦争そのものについても含め深く深く考えさせられた。

    0
    2025年10月25日
  • スガモプリズン 占領下の「異空間」

    Posted by ブクログ

    日本は戦争責任を敗戦責任にすり替え、責任を国民に押し付け、国民はその責任を戦犯に押し付けた。そして戦後を終わったことにして、同じことを繰り返さんばかりである。日本人として日本について考え直さなければいけない。

    0
    2025年09月05日
  • 体験者「ゼロ」時代の戦争責任論

    Posted by ブクログ

    戦争体験者がいなくなった時に、如何なる戦争責任論を以て、戦争を防ぐか。碩学の論文・討論集。

    印象に残った点を二つ挙げる。
    一つは、従来日本で語られてきた戦争責任論は、個人の体験・証言に依存したものであるということだ。個人の戦争体験は、圧倒的な迫力を以て聞き手の感性に訴えかけるものだが、普遍性に乏しい。論理的に構築された、普遍性のある戦争責任論を打ち出していく必要があると感じた。

    もう一つは、「戦後責任」というワードは、韓国語に翻訳不可能であるという点だ。韓国では未だ朝鮮戦争が終結しておらず、戦後は訪れていない。世界を見渡せば、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、ウクライナ戦争など、1945

    0
    2025年10月22日

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