【感想・ネタバレ】スガモプリズン 占領下の「異空間」のレビュー

あらすじ

敗戦直後,GHQ占領下に開所したスガモプリズン.外の世界が大きく移り変わるなか,戦犯たちは獄中で何を思い,何を見つめていたのか.戦争裁判の実態,刑務所管理の構造,戦犯の自治や言論活動,そして朝鮮人・台湾人戦犯の問題.十数年に及ぶスガモ運営の全体像を描き,塀の向こうに置きざりにされた戦争責任を問い直す.

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Posted by ブクログ

東京裁判A級戦犯の裁判は有名だが、BC級裁判についてはあまり知られていないだろう。
収容所での捕虜虐待など。上官の命に従っただけでも死刑判決を受け処刑された戦犯が多数。
本書はサンフランシスコ講和条約後も含めスガモプリズンに収容されていわゆる戦犯を追う作品。
特に朝鮮、台湾出身の戦犯が故国には戻れず日本国にも見捨てられた事実についてが圧巻。
戦争中という異常事態、戦勝国が裁くという正義。戦争そのものについても含め深く深く考えさせられた。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

日本は戦争責任を敗戦責任にすり替え、責任を国民に押し付け、国民はその責任を戦犯に押し付けた。そして戦後を終わったことにして、同じことを繰り返さんばかりである。日本人として日本について考え直さなければいけない。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

「スガモプリズン」のイメージは、かなり大雑把で訂正が必要だけど「大物戦犯の収容所」「逆コースによる釈放」「表の大物、黒幕の大物の接点」「戦前に鬼畜米英から、戦後はアメリカの犬へ」みたいなものだった。
でも、それだけじゃない。「戦犯」とされたからこその「平和」への希求がそこにはあった。先の大戦を語る上で、埋没してしまいそうだけど絶対に必要な視点。本書の重要な点はそこにある。

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2026年01月14日

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