佐藤寛の作品一覧
「佐藤寛」の「イエメンを知るための63章」「サステナブル市場とフェアトレードの転換」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
目標
なぜSDGsが世界に求められているのかを知る。
→環境や人としての権利を尊重しないと、地球は壊れ、世界は成長できないのだ。
企業にとって環境への配慮や人権の尊重をすることはコストがかかり、企業の成長を妨げると考えてしまいがちだが、環境や人権を守ることは企業のイメージアップに繋がり、消費者や投資家から支持を得ることで業績が上がる。また、発展途上国を支援することはマーケットの拡大に繋がり、将来的な利益に繋がるのだ。そのことが分かっていない企業は市場から淘汰されこの先生き残れないだろう。
要約
持続可能な開発には経済開発と人権を尊重する社会、環境保護の調和が必要である。
私たちは人間が環境保護や人権を考慮せずに、利益を追求することを続ければ世界が立ち行かなくなることに気がつくべきである。
ひとつの組織がすべての目標を達成しろと言っているわけではない。1つの目標を達成することが、様々な目標クリアに繋がる。そして様々な目標を達成するためには様々な組織が協力しなければならない。また、個人が1人の人間としてできることを考えることも大切である。
組織の場合、まずは自分の会社に影響のある分野を見つめ直すことから始める。
SDGsの17の目標は5つのPに分類される。
People, Prosperity, Planet, Peace, Partnershipである。
それぞれの目標が環境という生物多様性を土台にしている。
それぞれの活動に携わるステークホルダー(利害関係者)がただちに行動を開始すべきなのだ。
そのスピードに付いてこれない企業は淘汰される。
SDGsに従わなければと考えるのではなく、SDGsの中に新しいビジネスを発見することを意識するのである。
SDGsは12兆ドルのビジネスチャンスであり、逆に取り組まないことが企業にとってリスクとなる。
将来的にはSDGsに取り組んでいることが取引の条件になるだろうし、消費者や投資家はSDGsの取り組みから投資先を選ぶようになるだろう。
現在でも環境や人権に対して十分に配慮された商品を買い求める動きがある。
企業のイメージも向上し、優秀な人材の確保ができ、イノベーションも生まれる。
例えば、貧困を放置することはそこで生まれる新たなビジネスチャンスを捨てていることに等しいのだ。
消費者側としては、企業の見せかけだけの取り組みに騙されないようにすべきだ。
SDGsを達成するために、企業は自身のサプライチェーン(子会社など)がやっていることを知ることが大事だ。子会社の問題は親会社の問題でもあるからだ。それがリスクマネジメントに繋がる。
また、自分たちの主活動とは別の、自身の活動に付随する支援活動にも注目するべきだ。
自分たちの活動を俯瞰することで、自分たちが利益を生み出すつながり(バリューチェーン)を把握でき、作る、売る、使うなどの視点から関連するSDGsを見つけることができる。
サプライチェーンを把握すると、関連する企業や地方自治体が分かり、協力してSDGsに取り組めるのだ。
投資家はどのような企業に投資したいと考えているのだろうか?
それはESG(Environment、Social、Governance)の視点を持っている企業である。
そのような視点を持っている企業がこれからの時代成長していくのだ。
ESG投資が高まることで、企業もESGに力を入れる。環境、経済、社会が良くなりSDGsの達成に近づきことで好循環が生まれる。
企業にはあるべき未来を想像して、それに向かって何をすべきかを考えるバックキャスティングの視点が求められている。
また自分たちが持っているものから何かを考えるのではなく、外部にある問題から自分たちにできることを考える視点が必要なのだ。
固定観念に囚われない多面的な視点が求められる。
企業がSDGsに取り組むためには、まずSDGsを知り、自社の優先課題を決定する。
目標を設定し、経営へ統合する。その際、SDGsに取り組むことが企業の価値を高めることを社内で共通理解し、当事者意識やモチベーションを上げるために報酬を整備することが大切である。
そして取り組みを外部に発信することで投資家や消費者のファンを増やすのである。
そのためにはまず会社のトップを動かさないといけない。
帯コメント
私たちにとってSDGsを達成することは、コストの増加ではなく、利益の増加である。
Posted by ブクログ
60分でわかる! SDGs 超入門
著:バウンド 監修: 功能 聡子他
SDGsは、持続可能な開発目標の略称で、2015年9月国連サミットで採択された、国連加盟193ケ国が達成を目指す2016年から2030年までの国際目標である。
地球規模の問題を解決するために、「誰ひとり取り残さない」という共通理念をもと、17の目標と、それを達成するための169のターゲットを設定している。
「持続可能な開発」を「将来の世代のニーズに応える能力を損ねることなく、現在の世代のニーズを満たす開発」と定義している。今だけはなく子ども、孫といった先の世代までのことを考えた開発がもとめられている。
言葉の意味から背景、目的と事例等、色々な角度からSDGsについて本書は以下の6章から成っている。
①なぜSDGsは注目されるのか?
②企業がSDGsに取り組むべき理由
③サプライチェーンからやるべきことが見えてくる
④SDGs達成のカギを握るESG投資とは?
⑤企業は経営とSDGsをどうリンクさせるのか?
⑥ビジネスとSDGsを両立させる企業の取り組みから学ぶ
虹色のカラフルの円状のシンボル。日常のあらゆるところで目にすることも多くなった。確実にその考えは世界のみならず日本のスタンダードとなりつつある。ならないといけない。
入り方は人それぞれ。善い行いと思われることが後付けでSDGsにも役立っていたり、SDGsを意識して個人レベルでやるのも良い。
小さな行いが大きな成果につながるのはSDGsも同じでもある。
しかし、多くの事前知識があれば、SDGsの目標達成に対しての効率という点では差がでる。
そしてそれは個人だけではなく、国・地域・企業・組織等大枠でルールとして理解のもと進めるのであれば、尚更良い。
目標をただ達成させるだけではなく、その過程で目標にはないが大切な課題を改善することでさらなる良い広がりが見えるかもしれない。
知識は知識として持ちながら、いろいろなことへのチャレンジを促し、自己満足では終わらないような、しかるべきプロセスで行動を行っていきたい。
楽しく、挑戦、成長、未来志向というように、地球だけではなく、自分たちにも都合よくプラスにつなげられるようしたたかな気持ちを持って継続していきたい。
Posted by ブクログ
SDGsに関し、イラストや事例を交えテンポよく簡潔にまとめた入門書。SDGsとは何か、なぜSDGsに取り組まなければならないか、どのように取り組向くかについて、よく理解できました。
SDGs(sustainable development goals)とは、国連加盟193カ国が達成を目指す2016-2030までの国際目標であり、17の大項目の下に169の具体的な小目標とその達成手段について定められている。
大きく3つの視点から構成される。
環境保護
海洋汚染、森林伐採、気候変動、生物多様性の担保
社会包摂的
ジェンダー平等、貧困、飢餓、教育、健康と福祉、エネルギー、平和
経済開発
経済格差、失業率、技術革新、製造/使用責任、パートナーシップ
SDGsにより年間1,320兆円の経済価値が創出され、以下の4つのメリットを得ることができる。
1.ステークスホルダーとの関係性改善と発展
2.SDGsを共通言語にさまざま主体との協働が実現
3.社会課題の解決が、大きなビジネスチャンス
4.資金調達に益するESG投資
資本の効率化だけに注力していた時代から、環境や社会課題の解決と経済活動を両立していく時代へと変化した。地球あっての社会であるし、社会あってのビジネスなので、SDGsはこれからマストな思考法かつ具体的な目標であると感じました。しっかり日々の業務に落とし込みたいと思います。