川戸貴史の作品一覧
「川戸貴史」の「貨幣の統合と多様性のダイナミズム」「学研まんが NEW日本の歴史(2021改訂版)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「川戸貴史」の「貨幣の統合と多様性のダイナミズム」「学研まんが NEW日本の歴史(2021改訂版)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
少年・青年マンガ
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
やはり経済から戦国時代を見るのはとても面白い。戦国時代の面白さがどこにあるのかというと、京都集中でなく地方に財源が移って地方で力を蓄えた武将が活躍したからということにも気付いた。
寺社との密接な繋がりで利権を有していた商人たちだが、中央権力が揺らぐ中で秩序が再編され新興商人も現れてきた。戦国大名による関所の撤廃などもその流れ。
兵庫や堺、博多などの商業活動と発展。大名による支配。港湾の荷揚げと倉庫管理に携わる問丸、商品の輸送や卸も兼ねた問屋。
復興や新規の町の振興のための楽市政策で、信長も旧来の構造を全て否定したわけではなかった。楽座は旧来の諸権門が持つ特権排除の意味合いがあった。
室町幕府と比叡山の関係も面白く、それぞれがそれぞれの出した判決にあまり関与せず問題を回避しようとしている姿が見えて面白い。当知行と文書主義の争い。
各大名の御用商人。石見銀山の開発や赤間関の支配、海賊の経済活動。長尾家が三条西家から奪った青苧の特権収入。金山開発。城下町の発展。遣明船をめぐる争いなど。
繰り返しになるが面白い、戦国時代の理解が深まった。
Posted by ブクログ
日本の歴史
教科書にまとめたものは綺麗に繕ったもの。
しかし纏まるまでには幾つもの見解と事実があった。
古すぎて調べようがないこともある。
こうだと決めつけてかかる人。こうだったら良いとばかりに美談にする人。
それで現在の歴史知識が出来上がっている。
この本には当時は調べきれなかったことや、新しく発見された事実などから、歴史的事項を再度検証している。
大化の改新辺りのところはなんとも古すぎて繋がるのは大変だったと思う。
サラッと過ぎていた歴史的な出来事の新しい発見とエピソードや裏話。
読みやすくまとまっている。
乃木将軍の二百三高地攻略は深い。
人柄だろう天皇からも愛され同期からも敬愛されたと思う。
Posted by ブクログ
戦国時代を俯瞰して理解をする為に、武将たちの合戦や政治史ではなく商人たちの経済活動という視点から読んで欲しい一冊
通常の戦国時代本とは違って、本書は中央権力が衰退した乱世の世の中で、旧来の特権商人(座)と新興商人たちが利権をめぐって争う様子、金融業や貿易を展開しながら自由に自己責任で生き抜いた姿を、豊富な史料に基づいて生き生きと再現している
改めて「楽市・楽座」の理解を深める事が出来た気がする
御用商人の暗躍、海外貿易への参入など、教科書では簡略化されがちなトピックを、具体的なエピソードとともに詳述されていて、商人たちが権力者(大名、寺社、朝廷)と結びつきながら、借金トラブルや縄張り争いを巧みに乗り越えていく様子は興味深い、戦国時代を世界史の文脈で捉え、石見銀山の銀が国際貿易に与えた影響なども触れてあり視野が広がる
戦国時代は単なる「戦乱の時代」ではなく、秩序の崩壊がもたらした自由と機会の時代でもあったことを学び、中世日本の経済史や社会史に興味がある人にとってはもちろん、戦国ファンにとっても新たな発見が多く、時代全体を俯瞰的に理解する上で大変役立つ一冊
史料を丁寧に読み解いた著者の筆致が信頼でき、読み応えのある内容ながら新書らしい読みやすさも兼ね備えていておすすめです!