作品一覧

  • 圓生の録音室
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    昭和の名人、六代目三遊亭圓生。名実ともに絶頂期にあった名人は己の芸を『三遊亭圓生人情噺集成』『圓生百席』として後世に残した。このレコードをプロデュースしたのが若き日の著者である。はじめての訪問、録音室の内外での濃密なやりとり、突然の別れれ……。愛惜をこめて描かれる“稀代の芸の鬼”の情熱と素顔。
  • 落語ことば・事柄辞典
    値引きあり
    4.0
    1巻748円 (税込)
    読んで腑に落ちる落語辞典の決定版! 落語を知るためのキーワード616項目を掲載。「時・所・風物」「金銭・暮らし・衣食住」「文化・芸能・娯楽」「男と女・遊里・風俗」「武家・制度・罪」「心・体・霊・異」の6ジャンルに分類し、観どころ聴きどころを楽しめるよう丁寧に解説。江戸文化に造詣が深く、豊富な知識と洒落心にあふれた名解説者ならではの蘊蓄が満載。巻末に主要演目掌解題、演目と項目の五十音順索引付き。 ※本書は二〇〇四年一〇月、岩波書店から刊行された『落語ことば辞典──江戸時代をよむ』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • こんな噺家は、もう出ませんな 落語[百年の名人]論
    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    平成十年代なかば――二十一世紀に入って四、五年の頃から落語ブームといわれる現象が起きた。古今亭志ん朝の早過ぎた死への嘆きの中に発生した現象というのは皮肉の極みだが、そのブームの中でしきりに「昭和の名人」の看板が目につく。さまざまな出版刊行物にとって重宝な看板には違いないが、そこに書かれた名前が三か五ならともかく、十、二十を超えるとなると、それは志ん朝が言った「名人」とは別物だと思わざるを得ない。正真正銘の名人と看板だけの名人は違うということなのか。名人とは観光ブームの中の名所旧跡のようなものなのか。名人が簡単に量産されて「名人ブーム」になっては見分けがつかない。「名人」とは誰のことなのだ――。〈本書より〉※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 【合本版】落語名作200席
    5.0
    演目別にストーリーと主な会話、噺のオチと結末、どの噺家の十八番かなどをコンパクトにまとめる。圓生、志ん朝、小三治など、名人の落語を世に送り出してきた名プロデューサーならではの蘊蓄が満載。 ※本書は角川ソフィア文庫「落語名作200席 上」「落語名作200席 下」の合本版です。
  • 古典落語 これが名演だ!
    5.0
    1巻968円 (税込)
    「CDで落語の名演を聴く」がコンセプトのシリーズ第二弾。名作七〇話について、志ん生、文楽、圓生、小さん、志ん朝などの名人の名演を、前作以上の厳選の姿勢で紹介する。
  • 古典落語CDの名盤
    4.0
    1巻968円 (税込)
    長年、圓生や志ん朝など、数多くの名人のLP、CD制作に携わってきた著者による体験的必聴盤ガイド。初心者から上級者まで、これ一冊あれば、一生「笑い」に困らない!
  • 落語名作200席 上
    -
    「子別れ」「紺屋高尾」「寿限無」「真景累ヶ淵」ほか、寄席や口演会で人気の噺を厳選収録。演目別に筋書や会話、噺のサゲ、噺家の十八番をコンパクトにまとめる極上のガイドブック。上巻演目【あ~さ行】。

ユーザーレビュー

  • 【合本版】落語名作200席

    購入済み

    落語好き 必携の一冊

    youtube等で落語を聞いて楽しんでいる初心者です。
    ディアゴスティーニの落語百選は持ってます。
    今まで 落語のネタを書きまとめた本を探していたのですが、見つからず ようやくこの本に出会いました。
    ネタを文字として見てから、落語を聴くと 愉しみが倍増する事間違いなしです。
    おすすめします。

    1
    2019年11月15日
  • 古典落語 これが名演だ!

    Posted by ブクログ

    CDになっている落語の名演を書き起こし、聞きどころも解説して下さっている本。

    聞いたことがあるお噺も多くありましたが、演者さんによって本当に個性が違うんですね。
    著者さまの解説を読んでいると、どれも聞きたくなってきました。

    0
    2009年10月04日
  • 落語ことば・事柄辞典

    Posted by ブクログ

    ・辞書、事典好きゆゑに見慣れないものを見るとすぐにほしくなる。文庫であれば中も見ずに買つてしまふ。その最新版が榎本滋民「落語ことば・事柄辞典」(角川文庫)である。著者の文章を京須偕充氏が一本にまとめた書である。落語辞典ではない。各話の粗筋等は、最後にごく短くまとめたのが、しかも本書に関係ある話のみが載る。落語の内容を知りたいと思つてもほとんど役に立たない。あくまでも落語に出てくる様々な言葉や事柄の解説、説明をした辞典、といふより事典であらう。たぶん江戸の雑学の書である。編者の「序」にかうある。TBSの落語研究会の「口演五演目の落語からそれぞれ一項目ずつ、簡潔明快に、また的確に解説された『落語掌

    0
    2017年10月09日
  • 古典落語CDの名盤

    Posted by ブクログ

    古典落語はジョギングのBGMに最適です。それなりにストーリーに集中できて、何回聞いても飽きなくて、一演目30分くらいあるわけで(個人の感想です)
    「ジャズの名盤100選」みたいな本は、たいてい「曲の紹介」→「代表的なアーティストの紹介」的な構成になっていますけど、本書も同じようなノリで古典落語のCDを紹介しています。
    古典落語に興味があるけと、特に好きな噺家さんがいるわけでもなく、なんとなくCDを聞きたい、という人向け。

    0
    2015年07月20日
  • こんな噺家は、もう出ませんな 落語[百年の名人]論

    Posted by ブクログ

    著者は、圓生や志ん朝の音源のCD化を手がけた名プロデューサー。題名の言葉はこの方が言ったのではなくて、4代目橘家圓喬が噺を終え講座を下りた後、見ず知らずの隣同士の人が誰彼と無くかわした言葉だそうです。 明治時代のこと。それから時代を経て、昭和の名人だとか言われるようになりましたが、はてさて名人という定義はどこにあるのか、誰が決めるのか。「えぇ、名人・・・なんという言葉がありまして・・・」と志ん朝もまくらで語っていますが、ものを作ったり、形に残るものに対しての名人はあるかもしれないが、落語となると・・・と言葉を濁しています。演じ終わった後、あまりのうまさに客席が静まりかえり、演者が引き揚げ際、ど

    0
    2012年01月17日

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