プレゼンは「目線」で決まる
No.1プレゼン講師の 人を動かす全77メソッド
著:西脇 資哲
目の動きでプレゼンを考えるのが本書です。
行動を起こすためにプレゼンをするというのが直接的でよかった。
相手の目が見ていないものについて、伝えても、99.9%理解されない
何かを伝えたければ、まず、それ
...続きを読むを、「見てもらう」ことが大前提なのである
「自分が伝えたいこと」と「相手が見ていること」を一致させる ― 「視線誘導」ができているのです
すぐれたプレゼンターは、つねに聞き手の目線を確実につかんでいます
■概要
何のためにプレゼンするのか
ズバリ、「相手を動かす」ため、「相手を動かして、お金を頂くこと」です
スライドを見直すときには、「どう伝えれば相手が動いてくれるか」という視点を入れるべきなのです
相手を動かすという成果にフォーカスした場合、
プレゼンを決定づけるのは、「どう伝えるか」でなく、「何を伝えるか」
そのプレゼンを通じて相手にどんなアクションを取らせたいのか、をはっきりさせる
人間の頭は、「いま、目で見ている情報」だけを受け入れます
つまり、「見ていること⇒聞いていること⇒理解すること」
大衆の前に、プレゼンをするとき ⇒ 聞き手がはじめから聞く態度になっていることを期待しない
プレゼンがうまくなるためには、うまくない人のプレゼンをたくさん目にする
⇒減点主義でマイナスを減らす
プレゼンは開始1分前まで修正する、よくする
誤字脱字も集中力を削ぐ要因になる
レーザーポインターは使わない、当たっている先ではなく、レーザー光そのものをみる、うつった空気中のごみをみるから
テクニック ①スライド + ②シナリオ + ③トーク
■スライド
1つのスライドの情報量をへらす
1スライド 1ワード
言葉の重複をなくし、できるだけシンプルにする
聞いてみたい、タイトル、にする
スライドに、相手が起こすべき行動を入れる⇒つまり、動詞をいれる
ページ番号はいれない、入れ替えとかがあるので、番号がとんでいると聞き手はそこが気になる
フォントは、メイリオ
目線を向けてほしい部分の周辺に空白を作る
余白と空白は似て非なるもの
数字は全角より半角のほうが見やすい、カンマ区切りも入れる
赤は、重要なところという先入観がある
矢印、図形も、左⇒右、上⇒下 に配置する
スライドの上半分に重要なメッセージを入れる
表は加工が不可欠
グルーピングに不要な枠を取る
配置をそろえる
箇条書き、字下げ、空行 で分かりやすくする
■シナリオ
ストーリーラインは面白ければ、面白いほうがいい
本題に費やす時間は7割、のこりの3割で、課題提起に当てる
大きな話題から始めて、小さな話題に移っている
シナリオ序盤で聞き手の期待に応える
ほしいと思わせる3つのストーリ
①サクセスストーリー
②レアストーリー
③ホラーストーリー
5つのレアストーリー
①期間の希少性
②数量の希少性
③立場の希少性
④優位の希少性
⑤回数の希少性
プレゼンの骨格を「A1一枚」にまとめる
順序にこだわる
①トピックの順序
②紹介する順序
③箇条書きの順序
④表やグラフの順序
⑤イラストの順序
大事なのは、なぜその順序になっているか、「理由」を言えるか
シナリオの流れがきまったら、スライド間をなめらかにする
①一貫性のチェック
②ブリッジ挿入
相手のほしいを創り出す(デマンド創造)
⇒デマンドを満たす解決策を提示
⇒聞き手を動かすための具体的提案
シナリオをつくったら、簡易版のシナリオも合わせて用意する
聞き手はだれか、また、決定者はだれか
■トーク
最初の言葉をいいよどまないように注意する
自分の名前を2回伝える
終わるときのフレーズをきめておく
⇒「こちらがみなさまのお役に立てることを願って、プレゼンを終わりにします」とか
場を和ませるためにつかみを入れる 何気ない質問を投げかける
プレゼン冒頭で、終了時間について、触れておく
すぐれたプレゼンテーターは、自分目線ではなく、聞き手目線
業界用語、専門用語、社内用語はつかわない
聞き手の視線をうける 手をたたくよりも、間を上手につかう
プレゼンは、真正面に座らない、接続詞がでるたびに、身体の向きを変える、歩き回る
あなたのため、聞いてくれる人のために、全力で心をこめてプレゼンする
質疑応答のときに、聞き手に行動を起こしてもらう最大のチャンス
まずオピニオン(意見)をいく、それから、それを裏付ける、ファクト(事実)を説明する
Contents
Prologue「目線」をつかめば、「人」は動かせる
Chapter1 プレゼンは「目線」で決まる
Chapter2 西脇式プレゼン1―スライドで目線をリードする
Chapter3 西脇式プレゼン2―シナリオで目線をリードする
Chapter4 西脇式プレゼン3―トークで目線をリードする
Epilogue「伝えるものへの愛」はありますか?
ISBN:9784478065167
出版社:ダイヤモンド社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1500円(本体)
発売日:2015年06月18日第1刷
発売日:2017年05月22日第6刷