作品一覧

  • 動物たちのインターネット 生きものたちの知られざる知性と驚異のネットワーク
    3.0
    1巻2,420円 (税込)
    ネズミは地震の数日前に逃げ、渡り鳥は夜空で会話し、アシカの子どもは人間と動物の関係性を3年越しに記憶していた──。 本書は、最先端の動物追跡技術「ICARUS(宇宙を利用した動物研究のための国際協力)」プロジェクトを通じて明らかになった、動物たちの驚くべき知性と相互作用、そして人間との関係を描いたサイエンス・ノンフィクションだ。 著者のマックス・プランク研究所の生態学者マーティン・ヴィケルスキは、この研究のパイオニアであり、世界各地の研究仲間とともに20年もの人生をこのプロジェクトに費やしてきた。野生動物に超小型の無線タグを装着し、国際宇宙ステーションからその動きを追跡することで、鳥、アザラシ、キツネ、サメ、ゾウ、トンボに至るさまざまな生きものたちの生態をリアルタイムで「可視化」する壮大な構想として実現した。 そのビジョンが形になるまでの、現場で経験した笑いと涙のエピソードの数々。その結果導き出された深い洞察。自然災害の予測、感染症の拡大、気候変動への適応など、私たち人類の未来にかかわるテーマが語られている。 自然を愛する人、科学に心を躍らせる人、そして地球という奇跡の星に思いを馳せるすべての読者に。 【動物たちの目を通して見えてくる新しい世界】へようこそ。 ■内容 キース・ギャディスによる序文 序章:アシカのベビー・カルーソ 第1章 大草原から宇宙へ、そしてまた大草原へ 第2章 鳥の情報ハイウェイ 第3章 小さなカマドムシクイから教わったこと 第4章 初期の追跡調査 第5章 カウボーイのような歩き方になったわけ 第6章 私たちのスプートニク的瞬間 第7章 知っているようで知らないネズミたち 第8章 イカロスへ続く長い道のり 第9章 ヨーロッパへ戻って 第10章 誰が主体か? 第11章 ICARUSの設計が始まる 第12章 野外で動物にタグを付ける 第13章 打ち上げに近づく 第14章 待ちに待った打ち上げ 第15章 タグ開発の険しい道のり 第16章 システムの明暗 第17章 遊ぶ動物たち 第18章 プーチンのウクライナ侵攻 第19章 アリストテレスからフンボルトにいたる宇宙の概念 第20章 地震予知をするウシ、ベルタ 第21章 動物たちのインターネット 終章:さらに速く、さらに遠くまで飛ぶICARUS あとがき:明るい未来への展望 解説 佐藤克文
  • サボり上手な動物たち 海の中から新発見!
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    一生懸命だからこそ、サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで、予想も常識も覆す、驚きの新発見が続出。南極のペンギンやアザラシから、身近な日本のイルカ、ウミガメまで、謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする、新しい海洋動物学。[カラー版]

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  • 海の中のくらし 動物たちが教えてくれる
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    南極にすむウェッデルアザラシ、亜南極のキングペンギン、小笠原のマッコウクジラ。私たち人間が直接観察することのできない深い海の中を泳ぎまわる動物たちは、どうやって生きているのか? 彼らの生活はほとんど解明されていませんでした。長らく謎につつまれてきた海の動物たちの行動を、小型のカメラや速度計、深度計を動物の背中にとりつけて調査する「バイオロギング」があきらかにします。

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  • ぺんたと小春のどうぶつ魔法学校
    -
    1巻1,089円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【フルカラー、全ページイラスト入り!】 なぜ、ホタルはおしりが光るの? アメンボが水の上を歩けるのはどうして? チョウチョはどうやって、さなぎから変身するの? カメレオンの色はなぜ変わるの? 蚊に刺されるとかゆくなるのはどうして? みんなが知ってるいきものの 誰も知らない「カラダの魔法」に、 大人気のキャラクター「ぺんたと小春」が迫る! 【たのしく読めて、理科が自然と好きになる!】 東京大学教授の佐藤克文先生が監修! 「理科が苦手な子どもが、たのしく読んでいる」と評判! 【自由研究もこれ1冊でできる!】 この本の、気になる部分を書き写すだけで、 自由研究もラクラクできちゃう! 【人気のキャラクター「ぺんたと小春」が登場!】 ツイッターフォロワー6万人! 「かわいい」と大人気のキャラクター「ぺんたと小春」が、 どうぶつたちに素朴な疑問を聞きに行きます!
  • 巨大翼竜は飛べたのか
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ペンギンやマンボウは海中で、ミズナギドリや鵜は大海原で、どうやって餌を捕り、活動しているのだろうか?観察できない動物の行動を調べる-そんな研究が、記録装置「データロガー」を取り付けることで可能になった。動物自らがとってきたデータから、泳ぎ、羽ばたく野生の姿を、生き生きと再現する。現生動物から翼竜まで、動物たちの知られざる姿が明らかに。
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~
    -
    1巻924円 (税込)
    水生動物の生態は、直接観察できないため謎が多かった。だが、今や日本発のハイテク機器を動物に直接取り付ける手法によって、教科書を書き換えるような新発見が相次いでいる。
  • なぜ君たちはグルグル回るのか(たくさんのふしぎ2022年11月号)
    5.0
    1巻770円 (税込)
    ウミガメやアザラシ、ペンギンなど、海の動物は繁殖やエサとりのため、なんの目印もない海を数百キロから数千キロも迷わず移動できるというすごい能力をもっています。どうやって自分の位置と目的地の方向がわかるのか?  それを解く鍵になるかもしれない、海の動物がする謎のグルグル運動を最新科学で調査します。野生動物研究の現場をリアルに描いた作品です。 *電子版には、折り込み付録の「ふしぎ新聞」および年3回の一枚絵付録はつきません。

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  • フィールドワークという魔力
    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ――野外研究者はなぜ「クレイジー」なのか? マニアックな知識、希有な体験を魅力的に語ることで、私たちの好奇心を刺激してくれる研究者たちから、人としての生き方、働き方を学んでみよう。(『中央公論』8月号特集) カラーグラビア「バイオロギングサイエンスへの招待 『動物目線』で本当の姿を追え!」佐藤克文/対談「『ケータイ圏外』『極貧』の職場に集う猛者たち」佐藤克文(東京大学教授)×川端裕人(作家)/「『昆活マイスター』の昆虫人生論『地球の太古の匂い』を感じ取ろう」香川照之(作家)/「コウモリの洞窟から通勤電車まで いつでも、どこでもフィールドワークの術」小林朋道(公立鳥取環境大学教授)/「本と一緒に野に出よう! ――お薦め本10冊」鎌田浩毅(京都大学大学院教授)

ユーザーレビュー

  • なぜ君たちはグルグル回るのか(たくさんのふしぎ2022年11月号)

    Posted by ブクログ

    小中学生の教科書にこういうの欲しい!

    マンガを読むようで、まるで勉強感がないのに、疑問を持つところから始まり、調べる方法から推測、結論、そこから生まれる疑問などの流れが優しく丁寧に読めるのがよい!


    今はスマホでサクッと答えが得られてしまうので、こういうアナログなものの良さを改めて感じた。
    自由研究のやり方の参考にもなりそう。

    0
    2024年05月29日
  • なぜ君たちはグルグル回るのか(たくさんのふしぎ2022年11月号)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オオミズナギドリは帰る時間を逆算して出発できる
    バイオロギングによって生き物は数千キロを戻って来る際にぐるぐる廻って位置を調整していることがわかった地磁気説なのか興味は尽きない

    0
    2024年01月02日
  • サボり上手な動物たち 海の中から新発見!

    Posted by ブクログ

    動物にカメラやセンサを取り付けて生態を解析するバイオロギングという手法で、海洋生物の生態を探る研究者の方が書かれた本。こういった本こそ電子書籍で出版すると、面白さが増すように思います。

    0
    2013年04月06日
  • 巨大翼竜は飛べたのか

    Posted by ブクログ

    研究者魂が熱い。

    出版が2011年1月という、震災直前。そして著者の職場が大槌町。

    webで調べたところ、やはり東京大学大気海洋研究所附属国際沿岸海洋研究センターは津波に襲われて大被害を受けている。

    著者は無事かと心配されたが、研究室のページによると、柏に職場を移しているとのことでほっとした。

    とはいえ、研究施設の被害は甚大なもの。一日も早い復旧を願う。

    0
    2012年06月22日
  • 巨大翼竜は飛べたのか

    Posted by ブクログ

    野生生物に加速度や圧力のセンサーを取り付け、その生態を解き明かす学問をバイオロギングと呼ぶ。本書の著者、佐藤克文は、ウミガメ、ペンギン、ヨーロッパヒメウ、カワウ、アホウドリ等、種々の海洋生物にデータロガーを取り付け、その遊泳速度や飛行速度と体長、体重の関係を専門としている。フィールドワークをもとに定量的なスケーリング則を導くことを得意とする研究者のようだ。
    一般に、動物はコストを最小にするような移動方法を選択するとされるが、その経済的な移動方法(たとえば、海鳥の離水時の羽ばたきの周波数と飛行中の羽ばたきの周波数)は体の大きさに縛られる。そして、データロガーを用いることによって、そのような関係を

    0
    2011年01月23日

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