作品一覧

  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇
    3.4
    1巻924円 (税込)
    美の錬金術師ポオ(一八〇九―四九)。その美への情熱は精確無比な計算と設計にもとづいてあらゆる作品に発揮されており、読者を怪奇な幻想世界、異常心理の世界へと抗いがたく引きずり込む。ポオの作に傾倒した若きヴァレリはあの「数学的アヘン」を決して忘れることはできぬ、と言った。表題作のほかに「裏切る心臓」「盗まれた手紙」など。

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ユーザーレビュー

  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

    Posted by ブクログ

    「モルグ街の殺人」は推理小説のさきがけとして知られるが、「黒猫」での「私」の使い方はまるで叙述トリックの萌芽のようだった。
    それにもしても日本での化政文化(直後)期の作品とは思えないほど今読んでも前衛的。まだ推理小説というジャンルが確立する前の作品だからでしょうか、まるでアンチミステリの雰囲気がある。

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    2014年11月25日
  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『黒猫』
    妻が飼っていて黒猫の眼をえぐり殺害してしまった男。一度は後悔し似た黒猫を手に入れ再び飼い始めた夫婦。黒猫に恐怖を感じる男。猫を殺そうとし誤って妻を殺害してしまう。壁に塗りこまれた妻の死体。消えた黒猫。警察の捜査。

    『ウィリアム・ウィルソン』
    自分と同姓同名の「ウィリアム・ウィルソン」という男に悩まされる男。一度は追放することに成功するが・・・。「ウィリアム・ウィルソン」二暴かれたカードのいかさま。

    『裏切る心臓』
    老人の遺産を狙って老人を殺害した男。警察の捜査を受けるが・・・。聞こえてくる不思議な音。

    『天邪鬼』

    『モルグ街の殺人事件』
    オーギュスト・デュパン・シリーズ

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    2011年02月02日
  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

    Posted by ブクログ

    元祖推理小説といわれる本。
    動機や設定が若干弱いが、推理展開は論理的で説得力がある。
    前半の何篇かは怪奇小説。

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    2010年05月14日
  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

    Posted by ブクログ

    ほとんどの作品は別の本で読んだことがあるのですが、『天邪鬼』は初めてでした。
    やっちゃいけないけど、やりたくなるみたいなことって本当にありますよね。ただ、それが悪い方向に転がると…という作品でした。

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    2023年12月11日
  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇

    Posted by ブクログ

    数学的阿片という評が素敵。モチーフが好みだったのは「ウィリアム・ウィルソン」です。良心というか、スーパーエゴというか、ああいう存在は実体を持つと怖い。「黒猫」をはじめとする彼の作品には良心やら顕示欲やら怯えやらが良く描かれています。

    0
    2009年10月07日

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