E・A・ポオの作品一覧
「E・A・ポオ」の「黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇」「古典アメリカ幽霊譚傑作集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「E・A・ポオ」の「黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇」「古典アメリカ幽霊譚傑作集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
『黒猫』
妻が飼っていて黒猫の眼をえぐり殺害してしまった男。一度は後悔し似た黒猫を手に入れ再び飼い始めた夫婦。黒猫に恐怖を感じる男。猫を殺そうとし誤って妻を殺害してしまう。壁に塗りこまれた妻の死体。消えた黒猫。警察の捜査。
『ウィリアム・ウィルソン』
自分と同姓同名の「ウィリアム・ウィルソン」という男に悩まされる男。一度は追放することに成功するが・・・。「ウィリアム・ウィルソン」二暴かれたカードのいかさま。
『裏切る心臓』
老人の遺産を狙って老人を殺害した男。警察の捜査を受けるが・・・。聞こえてくる不思議な音。
『天邪鬼』
『モルグ街の殺人事件』
オーギュスト・デュパン・シリーズ
準密室で殺害されたレスパネェ夫人親子。道に投げ出された夫人の死体。暖炉に押し込まれた娘の死体。証言者によって変わる口論の会話の謎。
『マリー・ロジェーの失踪』
オーギュスト・デュパン・シリーズ
マーリー・ロジェーの失踪。一度は姿を現すが一週間後再びの失踪。川に浮かんだ遺体。新聞による事件の解説。新聞の情報によるデュパンの推理。
『盗まれた手紙』
オーギュスト・デュパン・シリーズ
警視総監Gの依頼。大臣Dによって奪われたある婦人のスキャンダルに関する手紙。警察の捜査の行き詰まり。変装し大臣の家で議論を持ちかけるディパン。
Posted by ブクログ
英国ヴィクトリア朝と同時期のアメリカの幽霊譚アンソロジー。
本邦初訳の作品を中心に13篇を収録。
・アメリカ史と幽霊譚の年表
・19世紀後半のアメリカ(本書関連)
灰色の騎士 ナサニエル・ホーソーン
・・・力づくでニューイングランドの民を抑え込もうとする
植民地総督と民衆の間に現れた、白髪の古老の戦士とは?
首吊り島からの客 ワシントン・アーヴィング
・・・オランダ系移民の心の拠り所だった酒場は、店を継いだ
悪党と従者により、ならず者の溜まり場となった。だが、
首吊りになったかつての仲間の海賊たちの出現で、悲劇が。
悪魔に首を賭けるな――教訓のある物語 エドガー・アラン・ポオ
・・・“悪魔に首を賭けても良い”が常套句の男の運命とは。
これは総ての放蕩者への教訓?
訪れ ローズ・テリー・クック
・・・私は彼女を愛し裏切られる。彼は私を慈しんでくれた。
病で臥した私の前に<それ>は訪れ、姿を現してゆく。
女性同士の恋愛心情が繊細に綴られる。
無人の小屋――ある幽霊譚 ジェーン・グッドウィン・オースティン
・・・道に迷い森の中の廃屋に辿り着いた。彷徨う女性の
姿に導かれ、そこで見たのは、修羅場と悲劇の幻想。
太鼓叩きの幽霊 ジョン・ウィリアム・デ・フォレスト
・・・悪魔めいた太鼓の音に混乱する男。折しも南北戦争の
渦中。その音は、冷酷な男の家に死を招いた・・・のか?
水車小屋の幽霊――テキサスの逸話 クララ・レクラーク
・・・この家は幽霊に憑かれている。入居初日から響く
不可解な音。若妻キャリーに老嬢は幼い頃に目撃した
男女関係の怖ろしい出来事を語った。
灰色の男 サラ・オーン・ジューエット
・・・農場の廃墟に住みついた灰色の男。一度も笑顔を
見せたことのない。南部諸州の蜂起の始まりで去ったが
その姿は戦場にあったという。正体は如何に。
白い染み――ある絵の話
・・・失踪した画家が描いた風景画の朧気な染みは幽霊?
その地へ向かい、運命と悲恋の真相を知る。
ロムニー沼地の古屋敷 ヘゼカイア・バターワース
・・・煉瓦を中心に巡る怪異は、その地に遺る過去の
出来事が混ざりあっていた。苦悶する死者の霊魂。
老アップルジョイの幽霊 フランク・R・ストックトン
・・・老アップルジョイ氏はクリスマスの祝い復活のため、
曾孫のバーサとタッグを組む。幸福溢れるクリスマス幽霊譚。
吹雪の道 マリー・ヴァン・ヴォースト
・・・全米を襲った大豪雪の中、貧しい娘家族の元に
老夫婦は到着する。だが、エスターは何を見たのか。
カスバード尼僧の試練 エリザベス・ガーヴァー・ジョーダン
・・・かたや母、かたや父が死に瀕している。
カスバード尼僧は修道院に残り祈りを捧げる。
そして心は母の側へ。
・編者あとがき――幽霊譚から見るアメリカとその歴史
19~20世紀初頭に書かれた幽霊譚には、清教徒革命派、
英蘭戦争、海賊、植民地とイギリス本国との対立、
アメリカ合衆国建国、米墨戦争、南北戦争、未曽有の大豪雪
などの記憶が刻み込まれている。
また、地域主義文学や女流作家の出現などがあり、
その後のパルプ・マガジン勃興期のホラーとは異なる
味わいを感じさせてくれる。
アメリカ初期の歴史をも改めて振り返ることが出来たのも
良かったです。