E・A・ポオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『黒猫』
妻が飼っていて黒猫の眼をえぐり殺害してしまった男。一度は後悔し似た黒猫を手に入れ再び飼い始めた夫婦。黒猫に恐怖を感じる男。猫を殺そうとし誤って妻を殺害してしまう。壁に塗りこまれた妻の死体。消えた黒猫。警察の捜査。
『ウィリアム・ウィルソン』
自分と同姓同名の「ウィリアム・ウィルソン」という男に悩まされる男。一度は追放することに成功するが・・・。「ウィリアム・ウィルソン」二暴かれたカードのいかさま。
『裏切る心臓』
老人の遺産を狙って老人を殺害した男。警察の捜査を受けるが・・・。聞こえてくる不思議な音。
『天邪鬼』
『モルグ街の殺人事件』
オーギュスト・デュパン・シリーズ
準密室で殺害されたレスパネェ夫人親子。道に投げ出された夫人の死体。暖炉に押し込まれた娘の死体。証言者によって変わる口論の会話の謎。
『マリー・ロジェーの失踪』
オーギュスト・デュパン・シリーズ
マーリー・ロジェーの失踪。一度は姿を現すが一週間後再びの失踪。川に浮かんだ遺体。新聞による事件の解説。新聞の情報によるデュパンの推理。
『盗まれた手紙』
オーギュスト・デュパン・シリーズ
警視総監Gの依頼。大臣Dによって奪われたある婦人のスキャンダルに関する手紙。警察の捜査の行き詰まり。変装し大臣の家で議論を持ちかけるディパン。 -
Posted by ブクログ
7篇の短編集
それぞれの短編の最初の発表年代が1839年〜1845年。
ということは、今から約180年前の作品ってことかぁ〜。
人間のどうしょうもない心理って変わらないものだなぁと感じた。
訳の古さで難解なところが多く、ギブアップしようかと思いながらも、四苦八苦しながら読み進めると、話の先が気になって、読みきってしまった。
うろ覚えですが、、、
昔読んだ本に、本を読むと、その題名を聞くだけで、その本を読んだ者同士は、本一冊分の内容をお互いが理解し、説明を省いて会話ができるという、濃密な共通言語が得られる。とあった。(気がする)
史上初の推理小説「モルグ街の殺人」という共通言語を手に入れたのが嬉しい。
そして話したい「犯人、まじかー」と。 -
Posted by ブクログ
なにぶんにも訳が古い。。。。特に漢字で表現されているものが実際何なのかさっぱり分からないものが一つや二つだけでない。
ただその古さが幸いにして、「黒猫」、「ウイリアム・ウィルソン」、「裏切る心臓」、「天邪鬼」において、つまり殺人の独白作品では、却ってその狂気が増幅されるというプラス面もある。
「モルグ街の殺人事件」、「マリ・ロジェエの迷宮事件」、「盗まれた手紙」はまさにシャーロックホームズそのもの。まさかパクったか?と思って調べてみると、ポオの方がコナン・ドイルよりも50年も前に生まれているのですね。。。。さて、コナン先生、ポオの作品から着想を得たのでしょうか?
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Posted by ブクログ
これはなかなかに面白かったですねぇ…古い作品だのに色褪せていないというか、現代人にも通じる精神世界?を描いているように思いました…。
作者もなんだか波乱万丈な人生を送られたようで…それは解説に書いてあるのですけれどもまあ、孤独な人生だったっぽいですねぇ…晩年にはすっかりアル中になってしまったようで…昔もこんな人が居たんですねぇ…という感じですかな。
ヽ(・ω・)/ズコー
ウィリアムウィルソン?とかいう短編が面白かったですかねぇ…単なるミステリではなく、人間の暗部やら深部やらに迫っている感じが良かったです。
ヽ(・ω・)/ズコー
他にも作品があるのなら読んでみたくなりましたねぇ…後はまあ、乱歩さんも影響を受けた作家さんであって、なんとなく乱歩が書きそうなお話だな、とも思いましたかねぇ…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
“「ところで、以上、僕の言ったことが、どんな印象を、君に与えたか、それは知らない。が、ただ僕として、躊躇なく言えることはね、これだけの証書——つまり、ダミ声と金切声とに関する、これら証言だけからしてもね、もしそれから、正しい演繹さえなされるならばだねえ、今後この事件の捜査の進行に、結構一つの方向を与える手掛りになるだろうことは、請合いなのだ。『正しい演繹』と、僕は言ったろう。だが、僕の言いたい意味は、それだけじゃ十分でない。つまり、僕が言いたいのはね、その演繹とは、唯一の正しい演繹であり、したがって、嫌疑の手掛りというものはね、否が応でも、そこから出て来る唯一の結果としてでなければいけないのだ。ところで、その嫌疑の手掛りが、なんがかは、いましばらく言うまい。が、ただぜひとも憶えていてもらいたいことはね、僕に関する限り、それは、あの部屋での僕の調査にね、ある一定の形、——あるいは、ある一定の傾向を与えるに足る、十分な説得力をもっていた、ということなんだ。”
ちょっと斜め読み。
デュパン君の口調がなかなか好き。
“「ほう?じゃ、なにか、特に中へ入れて置いたの?」
「なに、白紙にしておくのも、なんだろうかと思ってね、——だって、それじゃ、あんまり馬鹿にしてるってもんじゃないか。それにはね、D——の奴、いつかウィーンで、僕に、ひどいことをやったことがあるんだ。で、その時も、僕は、ニコニコ笑いながらだが、これは、きっといつかお返しするからね、と言ってやった。そこでだ、多分奴も、いったい誰に一ぱい食わされたか、さぞ犯人を知りたく思うだろう、と考えたもんだからね、せめて手掛りくらいは、与えてやらなければ、可哀相だと思ってさ、幸い僕の筆蹟は、よく知っているはずだし、白紙の真中に、ただ二行、
かくもむごこ企みも、
ティエストには、まこと応報なれ、アトレには当たらずとも。
とだけ書いておいた。なに、クレビヨンの『アトレ』の中の一節さ。」” -
Posted by ブクログ
ラオスの田舎町で足止めをくったので宿にあり、たまたま手に取った本。実は、さる尊敬する人が置いていっていたという面白い出会いの本。
「モルグ街の殺人」は世界初の推理小説といわれており、主人公デュパンのキャラクターが実にクール。著者が、一気に読み切れることで恐怖や面白さが増すと主張するだけあって読みやすい。
「何があったかというよりは、今までにない何があったかと考えるべきだ」C・オーギュルト・デュパン
推理小説というものを避けてきた自分が初めて読んだのが、世界初の推理小説とは奇異な出会い。書かれたのが、ペリー来航前だというのだから興味深い。
「猫を殺したから災難にあったというような因果律でものを考える弱い人間ではない」黒猫より