作品一覧

  • 猫でござる : 1
    4.0
    1~3巻517~550円 (税込)
    拙者は猫でござる。あちきはねこでありんす。あっしはネコでござんす――お江戸の猫は知っている。生きる喜び、生きる悲しみ、さだめの苛酷さ、この世の情け。映画『武士の家計簿』脚本家・柏田道夫が描く、心がモフッと温まる連作ねこ草紙。
  • 武士の料理帖
    3.0
    1巻628円 (税込)
    “江戸の食文化”をモチーフに書き下ろされた二十篇のショートストーリーと、歴史雑学がちりばめられたエッセイがクロスオーバー。映画「武士の家計簿」の脚本家が描く江戸の食風景。 ■CONTENTS 筍ごはん/鯉のあらい/鰻丼/稲荷鮨/みそ田楽/きんつば/どじょう鍋/文字焼き/瓜茄子漬け/鮎の塩焼き/時雨茶漬/大根飯/たまごかゆ/しじみ汁/てっちり/天ぷら/雪消飯/年越しそば/すき焼き/言問団子 ■著者 柏田道夫(カシワダミチオ) 小説家・劇作家・脚本家・シナリオセンター副所長。1995年「桃鬼城伝奇」で、第2回歴史群像大賞受賞。同年「二万三千日の幽霊」で、第34回オール讀物推理小説新人賞も受賞。脚本家として手掛けた「武士の家計簿」は、歴史ドキュメンタリーである原作をドラマとして仕立て直し、映画(フィクション)化。映画関係者のみならず高い評価を受けた。※著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
  • しぐれ茶漬~武士の料理帖~
    3.9
    1巻660円 (税込)
    病に伏せる命の恩人、切腹した父、生き別れた母、縁を切った妹、別れた亭主、憎き敵、いつも優しかった幼馴染……。人にはそれぞれに想いのある料理がある。鰻丼、天ぷら、鉄火巻きから大根飯、しじみ汁、きんつばまで、涙、怒り、笑いを江戸の味にのせて調理された「掌の小説」。『武士の家計簿』『武士の献立』の脚本家が描いた21の超短編集。
  • 矢立屋新平太版木帳
    4.0
    1巻693円 (税込)
    かわら版は江戸時代の新聞であり、その記者を当時は矢立屋と呼んだ。寺子屋師範にして矢立屋の顔も持つ柿谷新平太は、お上の許可を得ずに出版するもぐりのかわら版専門。ネタが大ネタであればあるほどよく売れるのだが、ネタに鼻が利く性分ゆえに、次々と事件に巻き込まれてしまい……。市井の人々との暖かな交流とともに、泥棒、殺人という江戸の闇までをも描く、新感覚時代ミステリー! 【ドラマ情報】BS朝日二夜連続放送・2015年12月4日(金)、5日(土)夜6時半~/出演:北村一輝・中村雅俊・中村橋之助・若村麻由美・南沢奈央
  • つむじ風お駒事件帖
    -
    1巻770円 (税込)
    名人と言われる四代目松井源水を父にもつ曲独楽(きょくごま)師「ひらがなげんすい」ことお駒は、おきゃんで一本気な十五歳。前髪を垂らし、茶筅形に束ねた総髪の男装で舞台に立つ。ある日お駒は、怪しい二人連れに後を尾けられる。折しも江戸では香具師(やし)殺しが立て続けに起きていた。狙いは母の形見の鬼の根付らしい。生前掏摸(すり)の名人だった母親譲りの鮮やかな手口で男から巾着を盗んだが……。(『疾風独楽 つむじ風お駒事件帖』改題)
  • 桃鬼城奇譚
    4.0
    時は戦国――。桃鬼城落城の折に生を受けた太郎丸は、城主であった父桃乃木道政によって一振りの太刀と文とともに川に流される。かつての道政の軍師片岡恫年のもとで修行を積み、立派な若者に育っていた太郎丸だが、平穏だった故郷が突如現れた鬼たちに蹂躙され、復讐の旅に出る。落城以来、鬼の住処となっていた桃鬼城を目指す太郎丸は、旅の途中で知り合った仲間たちと、怨念渦巻く敵地に乗り込むのだが――。第二回歴史群像大賞を受賞した圧巻の戦国伝奇ファンタジー、二十五年の時を経て待望の初文庫化。 本作品は1995年9月に学習研究社より刊行された作品を加筆修正し、改題したものです。(原題 『桃鬼城伝奇』)
  • 面影橋まで
    -
    1巻880円 (税込)
    江戸は水の都だった。そして、水際にはたくましく生きる市井の人々の暮らしがあった。夜鷹を運ぶ船頭、橋を渡ることを禁じられている質屋の息子、母を失い船宿で働く幼い娘、水茶屋に売られて船宿の主に囲われた女……。『武士の家計簿』『武士の献立』の脚本家で小説家でもある著者が水にまつわる人々の物語を描いた七編を収録した心を打つ一冊。
  • 【改訂版】小説・シナリオ二刀流 奥義 プロ仕様 エンタメが書けてしまう実践レッスン
    -
    類書にない特長 (1)シナリオを書く技術を小説に活かす方法を伝授 (2)シナリオと小説について添削指導……どこをどうすればいいか、身につく (3)創作のプロセスを13のレッスンで完全解説、創作の仕組みが丸裸に (4)特別講義 創作のために絶対必要な“盗む”読書術 を増補
  • ミステリーの書き方 シナリオから小説まで、いきなりコツがつかめる17のレッスン
    -
    1巻1,760円 (税込)
    シナリオを書く技術を小説に活かす方法を伝授。書くという視点からミステリーのジャンルを詳細に分類。小説&映画の実作品をお手本に解説するから、具体的に納得できる。
  • [超短編シナリオ]を書いて小説とシナリオをものにする本 【言視舎版】
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 話題となった映画『武士の家計簿』の脚本家が、小説にシナリオ技術を活用するノウハウを丁寧に解説! 600字書ければ小説もシナリオもOK! 「超短編シナリオ」実践添削レッスンで創作力がいっきに身につく。 本屋さん大賞『告白』ほか多数のベストセラーを書き続けている湊かなえさんは、「超短編シナリオ」を書いて修業していた!シナリオ技術を実際に小説に活かした湊かなえさんと著者との特別対談を収録。
  • 一億人の超短編シナリオ実践添削教室
    4.0
    600字書ければ、何でも書ける!手取り足取り添削指導した実践例でどこをどうすればいいのか、具体的にコツがつかめる。これをつかむと、どんなシナリオでもすらすら書けてしまうキーワードでの構成。長編ドラマも映画も小説もマンガもOKの汎用性。コンクール対策にも!
  • 劇的!小説術 上手くなるのが実感できる95のレッスン
    -
    1巻2,200円 (税込)
    創作のことはお任せください 『武士の家計簿』などの脚本、『島守の塔』の脚本・小説を書いた作家が丁寧に解説する。 特長…… ★映像表現、ドラマ性を重視するシナリオの技法を応用する、ほかにはない講座 ★ショートショート⇒短編⇒長編とステップアップする具体的なレッスン ★わかっていないとコンクールは絶対無理な→「小説の人称・視点」について詳説 ★向田邦子、村上春樹などの作品を徹底分析、テクニックを「盗む」方法を伝授

ユーザーレビュー

  • しぐれ茶漬~武士の料理帖~

    Posted by ブクログ

    短編集。
    1話ごとに著者の随筆が続く。
    表題の仇討ちの話である時雨茶漬も良かったが、古馴染の好敵手が追う者と追われる者に別たれた どじょう鍋の話が一番好き。

    0
    2022年04月08日
  • [超短編シナリオ]を書いて小説とシナリオをものにする本 【言視舎版】

    Posted by ブクログ

    公募ガイドで連載されていた「実践シナリオ教室」から編集されたもの。

    後半の「超短編シナリオで学ぶ徹底創作ノウハウ」が醍醐味。
    出されたお題に対して、原稿用紙3枚のショートシナリオを投稿、優秀作が選ばれる。

    お題に対して説明するのではなく、短いシーンで、登場人物たちに感情移入できるような表現ができているか。

    ト書きではなく、人物たちの動きや台詞で背景や表現したいことが書かれているか。

    など、シナリオって難しいなと実感する。

    前半の「シナリオの発想法」も面白い
    読者が、登場人物たちに「リアリティ」と「魅力」を感じ、感情移入して物語に引き込まれることが重要。

    どれだけ人間を描けているかが

    0
    2021年05月15日
  • しぐれ茶漬~武士の料理帖~

    Posted by ブクログ

    江戸時代の料理をテーマにした短編集。ひとつ10分あれば読めるお話が、「筍ごはん」や「鯉のあらい」「鰻丼」「鉄火巻き」など21編入ってます。

    しみじみとせつない話、泣けると思いきやニヤリと笑える話、意外なオチのある落語風のファンタジーなお話、ほろりとする人情話などなど。ぜんぶがまったく違う味わいなのがスゴイ!

    小説のあいまにはさまった随筆も、江戸の生活や暮らしの知識がえられて、とてもおトク。まるで板前さんが調理場を見せてくれるみたいに、作家さんが創作の舞台裏をあかしてくれています。

    一編が10ページくらいなので、ちょっとした時間や通勤電車のおともに、いい感じ。短い時間でもじんわり豊かな気分

    0
    2019年06月08日
  • しぐれ茶漬~武士の料理帖~

    Posted by ブクログ

    映画「武士の家計簿」「武士の献立」の脚本家が描く
    江戸情緒あふれる料理と市井の人々の短編情景集。

    1筍ご飯 2鯉のあらい 3鰻丼 4稲荷寿司 5みそ田楽
    6きんつば 7どじょう鍋 8文字焼き 9鮎の塩焼き
    10時雨茶漬け 11大根飯 12たまごがゆ 13しじみ汁
    14てっちり 15天ぷら 16雪消飯 17年越し蕎麦
    18すき焼き 19言問団子 20鉄火巻き

    脚本家らしく、その一本づつがドラマを見るような。
    ほろりとくるお話多数!!
    電車やバス待ち、病院の薬待ちなど、そんな時間を江戸の風情に一気に誘ってくれる素敵な短編集。
    1話1話に作者の解説あり!

    0
    2022年03月23日
  • 矢立屋新平太版木帳

    Posted by ブクログ

    初めは戯作を志していたが、才能が足りないことに気がつき、読売の文章を書く『矢立屋』家業を。
    貧乏人の子ばかりが集まる寺子屋もしているが、何しろ月謝はないに等しい。

    長屋の隣人の娘、お梅は、寺子屋の弟子でもあるが、代わりに子供達の面倒を見てもらっている。

    そして読売の絵を描いているのが、鶴八。
    二人で、事件が起これば、読売のネタ探しの毎日。

    居合抜きの名人でもある新平太は、事件の真相も捜査する毎日。岡っ引きの親分にも頼りにされている。

    0
    2021年09月30日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!