柳澤桂子の作品一覧
「柳澤桂子」の「いのちと放射能」「いのちの設計図」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「柳澤桂子」の「いのちと放射能」「いのちの設計図」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「おなじ現象が一定の間隔をおいて繰り返し起こるときに、そこにリズムが生じる。心臓の鼓動のリズム、覚醒と睡眠のリズム、日の出と日没のリズムなどは私たちが日常に感じているリズムである」(本書 P.187-188より)
「われわれは行進に心躍らせ、太鼓の響きに陶酔する——」という帯文の文言に惹かれて読み始めたが、いわゆる「音楽的リズム」について言及されるのは、ほぼほぼ最終章の数十ページ。全体の10%にも満たない。著者が「音楽のリズム」に心を打たれた経験がベースに本書が書かれているにも関わらず、である。
平たく言えば、本書は「リズムの不思議」を天体の運行、細胞の仕組みなど、より非常にマクロな、ある
Posted by ブクログ
生物リズムについて調べていくつもりでいて、何気なく本屋さんで棚を眺めていると、まさにピッタリのタイトルを発見し、購入してみました。最近発売された本ですが、1994年に発売された『いのちとリズム』の改題です。
内容は、「リズム」という横糸を使って普通の教科書では別々の章に描かれる内容を前半で横断的にレビューし、ラストで著者の考えをエッセイ的に述べるという、ちょっと変わった構成です。流れるように理解できる洗練された文章で、サイエンス・ライターとして、読者のことをよくわかって書いておられるな、と自分で書くときの参考になりました。
基本的に、著者は実験家ではなく、これまでの知見をまとめているだけな