プロフィール

  • 作者名:中沢けい(ナカザワケイ)

公式X

作品一覧

  • 楽隊のうさぎ
    3.7
    1巻572円 (税込)
    「君、吹奏楽部に入らないか?」「エ、スイソウガク!?」――学校にいる時間をなるべく短くしたい、引っ込み思案の中学生・克久は、入学後、ブラスバンドに入部する。先輩や友人、教師に囲まれ、全国大会を目指す毎日。少年期の多感な時期に、戸惑いながらも音楽に夢中になる克久。やがて大会の日を迎え……。忘れてませんか、伸び盛りの輝きを。親と子へエールを送る感動の物語。

    試し読み

    フォロー
  • うさぎとトランペット
    3.6
    1巻869円 (税込)
    宇佐子は、転校生のミキちゃんを仲間はずれにするクラスの雰囲気に傷ついて、学校へ行けなくなった。微熱が続く夜明け、宇佐子は公園から響いてくるトランペットの音色に心惹かれる。ミキちゃんに誘われて町のウィンド・オーケストラでトランペットを習うことになった宇佐子は、きらめく音、ブラスの楽しさ、演奏する喜びを知る。音楽に解き放たれて、伸びやかな心が育っていく……。
  • 麹町二婆二娘孫一人
    3.6
    1巻2,024円 (税込)
    東京麹町の古い屋敷に暮らす女ばかりの五人。昭和初め生まれのお嬢さん気質の抜けない家付き娘・富子さんも、ロリータファッションの孫娘・真由に振り回される平成の現在。富子さんと長年ともに暮らしてきた大正生まれのおきくさんが高齢出産で得た娘の紀美ちゃんもいて――世代様々、微妙な関係。変わりゆくもの、変わらないもの、それぞれの人生を温かくみつめる長編。
  • 動物園の王子
    3.4
    1巻1,232円 (税込)
    高校時代からの女ともだち三人も、堂々たる五十代。若い頃と同じではないけれど、元気でアクティブ。――夫に恋人? ふーん。娘は彼氏と旅行! あらま――動物園へ繰り出して語り合う、それぞれの人生。ほのかな恋にときめく心、孫の誕生がもたらす喜び……思いがけない感情を発見しながら生きる日々を、軽やかに綴る長編小説。
  • 海を感じる時・水平線上にて
    3.3
    1巻1,672円 (税込)
    《海は暗く深い女たちの血にみちている。私は身体の一部として海を感じている。……》 年上の男子生徒とのセックスの体験を鋭利な感覚で捉えて、身体の芯が震える程の鮮烈な感銘を与えた秀作。作家の出発を告げた群像新人賞受賞「海を感じる時」と、大学生となった、その後の性意識と体験を描き深めた野間文芸新人賞「水平線上にて」。力作2篇収録。
  • 女ともだち
    -
    1巻1,463円 (税込)
    二十歳前後の3人の女性たちが織りなす日常の風景――大学夜間部に通う主人公と、二人の女ともだち。私は、10代で書いた小説で賞を受け、嘘のような生活をしていたが、そこに高校の後輩・隆子が転がりこむ。若い女性たちの生々とした光と影を見事に描ききり、「海を感じる時」で衝撃的なデビューを飾った著者の豊かな感性が弾けた中篇小説。短篇「アジアンタム」も収録。
  • 野ぶどうを摘む
    値引きあり
    -
    1巻330円 (税込)
    20歳の愛と性を結晶させた独自の文学世界。愛の不安といらだち。少女から女へ変わる時、その愛も微妙に揺れはじめる! ――あなたにしてもらいたいことがあるのに、何なのか解らない。寝入ってしまった男の傍で、彼女は冷えた乳房を掌で暖める。闇に目を見開いたまま……。愛と反撥といわれのないいらだちの間で揺れ動く、女性の心理を鮮やかにとらえる、20歳のみずみずしい感性。話題作「海を感じる時」につづく3短編を収録。
  • ひとりでいるよ 一羽の鳥が
    -
    1巻660円 (税込)
    本当に愛することの困難になった若者……現代の若い女性のあやうい愛を描いた短篇集――亡くなった父への憧憬、同性としての母との確執、望まない形での妊娠、男友だちとの別れ……。大人への入り口にさしかかった若い女性の初々しくもあやうい愛の姿と、きらきらと輝く夏の光にも似た青春の内省の世界を、みずみずしい感性と研ぎすまされた文体で描く、著者2冊めの短編集。表題作ほか4編を収録。
  • 楽隊のうさぎ

    Posted by ブクログ

    中学生が主人公である。まもなく高齢者の私にとって、半世紀前のことである。でも、面白かったし、ワクワクした。運動系の部活しかやってない私には、音楽の部活の緊張感が新鮮でした。その緊張感が、しっかり読者に届く小説でした。

    0
    2024年10月16日
  • 楽隊のうさぎ

    Posted by ブクログ

    中学生の頃から何度か読んでいた本。
    今読むと、受ける印象が全然違って面白かったです!自分が中学生だったときには分からなかった、先生や母親の気持ちが少しは分かるようになった気がします。

    まだまだ未熟な中学生たちが成長していく様が生き生きと描かれていて、学生たちが主役の作品は数あれど、これは間違いなく名作のひとつだと思います(*^^*)

    0
    2024年01月27日
  • うさぎとトランペット

    Posted by ブクログ

    素直でかわいい、宇佐子ちゃんの心の揺れを、中学時代の吹奏楽部の思い出と共に感情移入しながら読みました。合奏場面をここまで言葉でリアルに描けるのは、素晴らしいと思います。

    いじめに関わる場面では、子供の頃感じた友達関係の難しさを思い出しました。

    読み終えて、とてもすがすがしい気分になりました。

    0
    2023年02月17日
  • 楽隊のうさぎ

    Posted by ブクログ

    自分も学生の頃から吹奏楽部で共感できるところがたくさんあり、中学生の頃から何度も読み返していて表紙がボロボロになるほどです。

    本番の緊張感や演奏の描写がわかりやすく、文面で音が聞こえなくても演奏を聴いているようでした!

    吹奏楽部経験者はぜひ読んでほしい!!
    あと、中学や高校の現代文の問題に使われるのをよく見ます。

    0
    2022年02月19日
  • 楽隊のうさぎ

    Posted by ブクログ

    中学吹奏楽部。
    今のメンバーで、
    その一瞬でしか出せない 音。

    今すぐ、音楽を
    始めたくなる一冊。

    0
    2019年08月30日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!