作品一覧

  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
    3.6
    カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。ヨーロッパに到来したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、一九世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが…。ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。
  • ミルクと日本人 近代社会の「元気の源」
    3.0
    1巻968円 (税込)
    「こんな強烈な匂いと味なのに、お茶に入れて飲むなんて!」牛乳を飲む英国人を見た日本人の言葉である。だが明治二年、築地で牛乳が売り出され、日本人はその味に慣れていった。芥川龍之介の実家も牧場を経営し、渋沢栄一はそこから牛乳を取っていた。大正期には牛乳を加工したキャラメルが大流行した。関東大震災で緊急配布が行われ、敗戦後に児童の栄養を案ずる人々により学校給食への導入が進む。飲み物が語る近代史。
  • 温泉リゾート・スタディーズ 箱根・熱海の癒し空間とサービスワーク
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 温泉旅館やホテルが建ち並ぶ温泉地は誰がどのように作り上げてきたのだろうか。また、温泉リゾートで働く人々、とくに女性たちは、「もてなし」と「癒し」を演出するためにどのようなサービスワークをおこなっているのか。箱根と熱海の歴史をたどり、フィールドワークをとおしていま働く人々の現実を明らかにして、現代社会の縮図として温泉リゾートの「オモテ」と「ウラ」とを学び尽くす。

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  • 世界史に学ぶ経済
    -
    1~3巻220円 (税込)
    リーマン・ショック後、日米欧の果敢な金融緩和や財政出動によって、世界経済は壊滅的な状況になるのを回避しました。しかし今後、金融緩和の縮小段階に入っていくなかで、各国の経済や市場に大きな影響を及ぼすことが予想されます。ただし、何が起きるのか、それがどれぐらいのマグニチュードで起きるのかは、誰にも正確な予測はできません。  同様に、中国の台頭で世界の覇権構造はどう変わるのか、動力革命・インターネット革命に続くイノベーションは何か----といったことは、誰もが最も知りたいところでありますが、予測も困難です。ただし、現在の世界は、過去の歴史の積み重ねでつくられています。世界経済のさまざまな歴史を知ることは、今の時代を読み解くカギになるでしょう。  本書は、「中国は経済発展を持続できるか」とか「シェール革命で何が変わる」など、現代人がいま気になっていることを、過去の類似の事象などと比較して考えてみました。社会制度や科学技術も異なる時代の事象との安易な比較は慎むべきとしても、思わぬ示唆が得られるはずです。  本書の主な内容は以下のとおりです。 Part1 歴史で今を読み解く 疑問1 米国の金融政策はなぜ市場を乱す? 疑問2 中国の「影の銀行」は破綻する? 疑問3 アルゼンチン危機はなぜ頻発? 疑問4 貿易自由化はなぜ始まった? 疑問5 シェール革命で何が変わる? 疑問6 中国は成長を持続できるか? 疑問7 日銀が異次元緩和をしたのはなぜ? 疑問8 ITは仕事を奪うか? 疑問9 超インフレ時の株価は? 評論1 現代中国史 毛沢東とトウ小平の改革は常に「政治優先」だった 評論2 成長の壁に直面する先進国「戦争経済の先」を古典に学ぶ Part2 これが世界史を変えた 砂糖と紅茶 「イギリス風朝食」成立の裏面史 気候変動 飢饉をもたらした小氷期 麻薬 植民地経営の資金源 新幹線 世界の交通史を変えたスピード、収益、運行方式 ファッション スーツの原型は下級貴族の日常着 人口と地政学 ユーラシア覇権巡る攻防 歴史を左右した人口動態 オリンピック 冬季開催に反対した北欧 エロスと交易 長崎貿易を支えた遊女のコスプレ 大作を読む1 E・H・カーの『歴史とは何か』 大作を読む2ウィリアム・H・マクニールの『世界史』 Part3第一次世界大戦から100年 1総力戦が結びつけた「デモクラシー」と「ナショナリズム」 2政治指導者たちの誤算を描く『八月の砲声』 3人口爆発、経済成長、軍拡 強大化で孤立したドイツ
  • もんじゃの社会史 東京・月島の近・現代の変容
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 月島を代表する文化=もんじゃを題材にして、下町とウォーターフロントの両面をもつ月島の発展の歴史を描き、いまの商店街の経営者たちのネットワークや働く女性たちのたくましさ、伝統に固執せずにしなやかに「時代」と向き合い進化する下町のローカル文化を照らす。

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ユーザーレビュー

  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

    Posted by ブクログ

    チョコレートの原料はカカオ豆です。
    中南米では昔から薬として摂取されていたそうです。
    それが、ココアとしてヨーロッパに伝わり、チョコレートができました。
    キットカットのロウントリー社の歴史が書かれていて、この会社は社員のための学校や住宅街などを作ったりととても誠実な経営をしていたようです。
    その誠実さの表れが、キットカットの包装紙に、今は戦時下なので、キットカット本来の原料では作れないけど、できるだけ近い味にしてあります、というような但し書きが書かれていたそうです。
    この話を読んで、前よりももっとキットカットが好きになりました。
    Have a Break, Have a KitKat!

    0
    2024年12月10日
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私達にも身近なチョコレートは近代化の産物です。特にイギリスの産業革命によってチョコレートはそれまでとは大きく違った意味を持ち始めます。その流れを知れる本書は非常に刺激的です。

    また、本記事のタイトルにも書きましたが私達もよく知るキットカットの歴史もこの本では知ることができます。

    本書を読めばこうしたチョコ菓子が人気になっていくのもまさに近代化の影響だったということがよくわかります。

    私達の身近な生活にも直結するチョコレートの成り立ちを知るのにこの本はとてもおすすめです。前回紹介した『チョコレートの歴史』とセットで読めばさらに理解が深まること間違いなしです。

    0
    2024年08月28日
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

    Posted by ブクログ

    イギリスにおけるチョコレート産業の成立と展開をロウントリー社のキットカットから見ていく一冊。

    中米のカカオ生産の歴史から始まりヨーロッパへの伝来の過程も追いかけているので、この一冊でカカオとチョコレートの世界的展開を概観できる。
    歴史や流通・経済・産業・労働者の話が中心になってくるけど、会社の名前も商品の名前も身近なものが多いので、内容も入ってきやすい。

    ロウントリー社の資料を使っているから当然とはいえ、労働者問題や販売戦略等々、卓越した企業であったことがよくわかった。

    0
    2021年07月01日
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

    Posted by ブクログ

    チョコレートというものが、アステカからマヤにかけて生まれ、ヨーロッパの植民地であったことから、スペイン、ポルトガルに広まり、フランスのルイ14世がスペインのハプスブルク家のマリーテレーズと結婚して、ココアがフランスに広まり、イギリス、オランダがやがて独占して、世界に広まっていったことが面白かったです。

    0
    2016年05月28日
  • チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

    Posted by ブクログ

    チョコレートの世界史というタイトルではあるが、読み終えた感想としては”キットカットの世界史”とも言えると感じた。

    確か”コーヒーが廻り 世界史が廻る”(臼井隆一郎著)にもあったが、世界中で航海されるようになり、植民地化やインディオや黒人の奴隷化などを経て、時代と共に様々なものが変容していくのは常なのだろう。

    貿易、労働環境、業界再編、そしてクエーカーなど宗教の視点も触れてあるため、読み応えのある一冊であった。

    0
    2025年12月28日

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